toxandoria:旧「toxandoriaの日記」

W,Ⅴ.O.クワインによれば、地理や歴史から物理学や数学、論理学までに至る知識や信念の総体は周縁部(フリンジ)でのみ経験と接する人工の構築物ないしは「境界条件が経験であるような力(持続的ダイナミズム)の場」とされ、この描像の下で理論(又はイデオローグ)と合致しない観察結果が得られたとき生ずるのは何らかの特定の仮説の撤回ではなく、信念体系内部の各命題に割り当てられていた真理値の再配分であり、そこには多くの選択の余地(つまり無限の可能性が絶えず拓ける状態)がある。中山康雄著『科学哲学』(人文書院)

安倍・トランプ・ルペンら極右「オレオレ反知性主義」に代わる「民主主義Stage2」の土壌、エトノス、マイクロバイオーム、コンシリエンス、AI活用は、EUが苦闘する「新世界」へのプレゼンス!

toxandoria2017-03-20



(プロローグ)



Paul Gauguin「Where Do We Come From? What Are We? Where Are We Going?」1897–1898

・・・Oil on canvas、139 cm × 375 cm Museum of Fine Arts、 Boston・・・関連参照⇒後述の[3−目的論のジレンマ・・・]


【動画】The Sound of Music 新妻聖子


 
 


【動画】La La Land (2016)

・・・「民主主義Stage2/コンシリエンス的文化資本主義の時代」どころか<安倍・稲田・籠池“アブノーマル倒錯”政治>の触手が深くネットリ絡み合う<ディープ穴クロニズム>のお仲間たち!彼らの赤く爛れ腫れあがる二・三枚舌が舐めくり回しのたうつ日本の惨状!(ラ・ラ・ランドの米国(アンチ・トランプ派の)およびカナダ(J.トルドー・エトノス政策の)と対照的に!苦w)http://ur0.pw/Cj0J



1「国家神道」(教育勅語)クランケ(患者)、安倍晋三アナクロのルーツ


・・・明治維新期「廃仏毀釈神仏分離 ⇒ 国家神道の流れ」には、富国強兵「日本」で庶民層の内心(最奥部)を一元的に強制管理する強靭「監視社会」設計の意図(意味)があった・・・


1−1「国家神道」患者、安倍晋三アナクロのルーツ/明治維新期における廃仏毀釈神仏分離国家神道の流れ


(安倍政権の内奥に流れ込む『幕末〜維新期以降のオルト・ファクト(アナクロ社会リアリズム)観念』の核心とは?)


自らの政権(そもそも尊皇テロリスト派が主流の)が操縦し易いように“大衆・衆愚の内心の最深部を“国家”神道一色(虚構、狂信、妄想観念)で塗り込め洗脳するため維新政府が採った<明治憲法下でのエセ政教分離政策>のプロセスで無視できないのが、島地黙雷本願寺派総本山、西本願寺・参政)の近代西欧の宗教制度「政教分離」に基づく「治教」理論(島地黙雷の西欧視察の体験と知見に基づく啓蒙理論)であった。


しかし、維新政府のみならず爾後の日本政府が「国家神道」を支える理論としてそれは都合よく捻じ曲げられてきた、という恐るべき歴史が存在する。そして、その流れが今の安倍政権へも大きな影響を与えている現実を、一般日本国民は勇気を奮って明確に理解すべきだ(委細は省くが、関連で下記★を参照乞う)。また、この尊皇テロリスト式「国策洗脳」の遣り口は渦中の森友・加計両学園アベ・スキャンダル、フクシマ無視ムリクリ原発推進、アベ式軍事国家日本ら背任的「国策シナリオ」にも重なる。



★阪本是丸・国学院大学教授(歴史学者神道学者)の著書『近世・近代神道論考』(弘文堂)の中に、“廃仏毀釈は法難(やむを得ぬ歴史的必然の流れ)であるというのが、およそ20世紀末〜21世紀初め頃の仏教・神道系アカデミズム界の共通認識であった”という記述があるが、それは今でも全く同じ状況であるだろう。http://ur0.pw/Cj1D


因みに、阪本是丸は著書『近世・近代神道論考』(弘文堂)の中で、次のようにも述べている。
・・・『ともかくも、戦前〜戦中〜戦後〜と、連綿と続いてきた日本社会全体の意識の流れの延長線上に今の日本があると見るならば、当然ながら現在の政治状況にまで繋がる大きな影響力が「国家神道」から流出していると見るべきであり、その意味で「国家神道」(および、その基盤である教育勅語)は終戦で潰えたどころか、歴然として今も活性化していると見なすべきである。』


(戦前〜戦中期の錯誤リアリズム意識『国家神道』は、終戦で潰えたどころか今も国民の支持率が高い安倍政権下で活性化している)


・・・共謀罪にせよ 憲法改正にせよ、安倍内閣が採る遣り口は戦前における内務省・文部省ら権力手先機関の<開き直り詭弁>であり、それは一般国民層の内心へ「国家神道」(篤胤・顕幽論へ偏向したカルト狂信)を奥深く浸透させた大日本帝国(軍事国家主義)の手法と全く同じ!・・・


先に取り上げた阪本是丸氏の鋭い指摘を真逆の視座から凝視すると、次のような疑問が涌くはずだ。つまり、それは<古代〜中世〜近代に跨る非常に長い神仏習合の歴史がある一方で、「仏教」(見事な仏典(諸経典)を持つ唱導宗教!)あるいは日本文化の古層と重なる「伝統神道」自身が、主権者たる一般国民を十分に慮ることが出来る「中庸な政治イデオローグ」を自らの内側から結晶させることができなかったのは何故かという問題だ。


老婆心から加えておくが、宗教の視座から政治マターを考えること自体は善悪とは無関係である。それどころか、宗教が一切の政治マターを思考から排除すれば、それは意識ある生きた人間のための宗教とはなり得ないことになる。但し、そのような意味での宗教的思考が特定の宗教や宗派の利益だけのため片利的に利用されることになれば、それは悪となる。だから、欧州史の中で熟成された「政教分離」意識の根本にある、このような意味を理解するのも民主主義の基本である。


つまり、それは、この致命的な思考技術上の欠陥(庶民層の意識面から見れば、ごく普通の人々が夫々の分に応じて政治・経済・厚生・教育などの社会制度に関する理念的な部分をアレコレと考える習慣が不在だという重篤な欠点)を抱え込んだまま、幕末〜維新期〜戦前〜戦後期〜、そして今にまで至る過程を漫然と歩んできたため、我々は未だに直近の悲惨な敗戦経験ですら、それを正しく学び、それを新たな理念の創造に生かすことができないのではないか?ということだ。


1−2「国家神道」には、富国強兵「日本」で庶民層の内心(最深奥部)を強制的に一元管理し洗脳する強靭「監視社会」設計の意味があった


(近代日本の病理的オルト・ファクト(尊皇テロリストの錯誤リアリズム意識)、『“国家神道”支配がベスト&ファースト』の狂想に呪われたアベノミクス


・・・アベ「国家神道」復活の策動に潜む維新期アナクロ二ズムの病巣/幕末〜維新期の支配者らの深層意識には反知性的で愚昧な庶民層の内心を国家神道一色で塗り込めつつ近代国家に相応しい経済の実現を謀るべしとの自らの反知性を棚上げした真逆ベクトルの倒錯観念が憑りついていた・・・http://ur0.pw/Cj1x


維新期の廃仏毀釈神道分離(神仏混淆の習慣を排し、神社と寺院とをはっきり区別する考え方)の先行史と見ることも可能な水戸藩長州藩薩摩藩・津和野藩・富山藩・相良藩らの「寺院整理と廃仏毀釈」(仏教弾圧)の概観から予想外に理解できたことがある(因みに、維新期の廃仏毀釈神道分離令に至る幕末からのプロセスでmin.7〜8割の寺院・祠堂・仏像等が破毀されたが(小規模祠堂と仏像等の被害の占有が大きい)、その結果が今の神社数8.8万、寺院数8.6万)。


それは、これらの背景に江戸中〜後期の国学研究、特に古代中国の古典を読み解く方法論としての古文辞学の援用で「中華思想」を真っ向から倒置・逆転させ、そこから強引に創作した「中倭(日)思想」を前提とする考え方が、乱暴に言えば、中華思想のパクリ的な模倣(換骨奪胎)が荻生徂徠の著書『政談』であったことになる。


江戸中〜後期の国学研究の特徴は、先ず宗教と経世学を峻別すべしとすることであり、これは一種の“政教分離”風の考え方ながら、啓蒙思想が確立する流れの中の欧州で生まれ、遂にはライシテ(仏/公共空間における非常に厳しい政教分離原則)へ到達したものとはまったく似て非なる、それとは根本的に異質な、まことにご都合主義的な概念である。


換言すれば、それは<宗教(神道)の政治利用(国策神道原理で経済成長を謀る)>という、現代経済学の常識から見れば実に奇怪な経世論(経済論理)である。因みに、周知のとおり(必ず日本史教科書に書いてある!)、当書は将軍吉宗に献上されたが、吉宗が「享保の改革」でこれを参考にした形跡はない。


なお、この荻生徂徠の思想を引き継いだ太宰春台(江戸中期の儒学者)が“経済”というコトバを日本国内で定着させ、それが今の日本でも使われる、エコノミーの訳語となったという事実があることにも何故か非常に空恐ろしい空気を感じる。


 
だから、幕末〜明治維新期頃から定着した徂徠・春台流の“知性がない大衆の内心を国策の“国家”神道一色の虚構(妄想観念)で塗り固めて現実経済と社会厚生の効率化を実現するのが最善策だとするオルト・ファクト(今から見ればアナクロ社会リアリズム)を絶対視する、実に奇怪なゾンビ観念を、特に安倍晋三ら特権支配層が今も引きずっていると見ることができる。


(そもそも昭和天皇は「自らは人間である」と自覚されていた)


・・・また、時の権力によって「天皇は現人神である!」と一般国民は繰り返し洗脳されてきた。そして、その強制洗脳のピークは太平洋戦争の開戦前夜と戦中期であった。・・・


戦前の日本を「皇国史観」批判の眼で大きく一括りすることに慣れ切った向きは意外に思うかも知れぬが、幕末以前から存在する皇国史観、および明治期以降の国体論(近代国家日本の根本はどうあるべきかを問う議論)における主流派(多数派)は、「天皇の権威はその神格化の伝統よりも、天皇家の精神基盤であり続けてきた伊勢神道が代表する日本伝統文化(国風文化の伝統)に根差す個々の天皇の人間としての活動、すなわち個々の天皇の優れた人格と倫理性、いわば一般国民へのその思いの強さにこそ求められるべき」だとする、いわゆる良識派であった。


   
しかし、『三流の維新、一流の江戸』(ダイヤモンド社)の著者・原田伊織によれば、本居宣長が完成させた「皇国史観」の神話論理(ミソロジー/これは山崎闇斎平田篤胤・顕幽論らのルーツともなり、水戸学の水戸光圀、会沢正志斎らが更にそれを強烈な日本ファーストの方向へ濃縮する)は、が少数の<非主流派>であった維新政府(尊皇テロリスト)によって更に観念的に過激化され、やがてそこから軍国主義国家・日本の諸政策が誕生する。


つまり、「皇国史観」(国家神道の基盤)の神話論理は、自らが超然宗教であるという屁理屈(御用イデオローグ)を騙り始めることで、遂には八紘一宇天皇を世界の頂点と見立てた天の屋根の下で全の世界を一つの家の如く理解すること/現下の安倍晋三内閣と自民党の大勢が此の“ゾンビ奇想”に強く憧れているのは周知のとおり!)という、戦前〜戦中期における「侵略戦争」遂行の大スローガンとなり、間もなく、直接的な国民統制のための「教育勅語治安維持法」などが派生的に誕生した。


<補足>1889(明治22)年の勅令第12号で官立・私立の全学校での宗教教育が禁止となり、国策「非宗教」と定義された国家神道は宗教を超越する教育の基礎(超然宗教)とされ、翌1890年には「教育勅語」発布となり国民道徳の基本(愛国玉砕精神)が示され「国家神道」が宗教・政治・教育を包摂した。


・・・


但し、近年の諸研究によって、国家神道の宗家とされる本居宣長のミソロジーは伝統文化に関わる美学的ないしは文学的に高度に洗練された観念であったにもかかわらず、それを後継者達がご都合主義の天皇の政治利用で曲解してしまったため、広く一般の人々もその誤解を素直に信じてきた節のあることが明らかとなりつつある(宣長神話論理の誤解に関する詳細は下記◆を参照乞う)。


◆2013-05-07toxandoriaの日記/日本会議&神政連の『伝統神道本居宣長』曲解が安倍自民の主権制限「改憲」と戦前型「国民モルモット化」なる暴政の元凶、http://ur0.pw/Cj1G


<参考>安倍政権、日本会議らが大いに好むヤマト民族の誇りとヤマト魂の根源とされる「国家神道ミソロジー」が、実は、半島系文化の中核であった朱子学に淵源することも日本では殆ど意識されていない!これも、武士階層(幕府体制イデオローグ支持基盤)の意識の深層からスピン派生した、安倍晋三らが崇める「国家神道原理主義がカルト・ナルシズム以外の何物でもないことの傍証となっている。
・・・そもそも江戸幕府・御用学問(官学)の中枢に根づいていたのは、統治技術の基盤として高度に洗練された半島系の朱子学であった。そして、朱子学は李退渓(又は李滉とも/16世紀中期・李氏朝鮮儒学者、二大儒者の一人)の創始だが、これは林羅山山崎闇斎or吉田松陰(松陰の武士道はこの半島朱子学系と葉隠系の折衷と言える)らのルートで、特に江戸期の日本へ大きな影響を与え、それは江戸幕府の御用学問(官学)の中枢となった。
・・・また、朱子学は日本極右の一つの源流でもある尊皇攘夷論の元祖(水戸藩水戸光圀大日本史など)へも影響を与えており、果ては、驚くべきことに最も日本的でピュアな精神の現れとされる武士道(山鹿素行らによる国風文化と朝鮮朱子学の高度な臨界的融合)へも大きな影響を及ぼしてきたことは、実に興味深い「近親憎悪感情が絡む文化と歴史の共鳴現象」である。


・・・


  
因みに、「国家神道」が支えた「国体論」に関わる思潮の流れのポイントを列記すると、凡そ、それは<明治22(大日本帝国憲法公布)〜明治末期頃/国家神道(神社非宗教論なる一種のカルト的超然宗教の観念)に因る天皇現人神論の時代>⇒<大正初期〜昭和10年頃/大正デモクラシー(外来民主主義思想)と天皇機関説の影響に因る人間天皇が意識された時代>⇒<昭和12年〜戦中期〜終戦期/文部省謹製の強弁『国体の本義』による天皇現人神観が絶対強制された時代>という流れになる。



昆野伸幸著『近代日本の皇国史観再考、国体論』(ぺりかん社)によれば、そもそも即位直後(昭和元年)〜文部省が『国体の本義/天皇現人神論を正統化するため文部省が作った屁理屈!』(昭和12)を発表する頃までの昭和天皇は<ご自身が人間であること>を明確に自覚されていた。


無論、それ以前の天皇の多くも、自らが神であるとは本気で思ってはいなかったが、江戸中〜後期の国学研究、特に古代中国の古典を読み解く方法論としての古文辞学の援用で「中華思想」を真っ向から倒置・逆転させ(漢民族の国家『明』の滅亡(1644)が契機となった)、そこから創作した「中倭(日)思想」を前提としたものが、荻生徂徠の著書『政談』である(幕府へ献上されたが、将軍・吉宗は享保の改革で此の考え方を採用していない)。


だから、終戦直後の昭和天皇の『人間宣言詔書、19460101(S21))/新年ニ當リ誓ヲ新ニシテ國運ヲ開カント欲ス國民ハ朕ト心ヲ一ニシテ此ノ大業ヲ成就センコトヲ庶幾フ・・・』は、アベ様のお友達一派らが強弁する如く、なにもムリくりにGHQから言わされたのではなく、敗戦までのプロセスの中から自ら誤謬を学び取り、昭和天皇が再び我に返られた(皇国史観のカルト洗脳が解けた)と見なすべきである


別に言えば、“そもそも明治末期頃〜昭和初期にかけて(これも現代では多くの人々が誤解しているが)、実は「天皇機関説」こそが国家公認の憲法学説であった(1900(明治33)〜1935(昭和10)頃)ので「昭和天皇ご自身も天皇機関説を当然のものとして受け入れていた」ことに基づくと思われる。


しかし、『国体の本義(昭和12)』と、それに併行する『軍部の台頭』で活発化した『国体明徴運動』が<国策強化のための論理(安倍首相の憲法ムリくり解釈“詭弁”とソックリ!)>として公認され、更に、軍事国家権力側が一方的にその洗脳工作と広報を強化する中で、今度は天皇機関説が国体に反する学説だとして集中的な排撃を被ることになった。

天皇機関説大日本帝国憲法下で確立された憲法学説で、「統治権は法人たる国家にあり、天皇はその最高機関として統治権を行使する」と説いたもの、つまり国家法人説に基づき憲法学者美濃部達吉らが主張した学説で「天皇主権説」(穂積八束上杉慎吉らが主張)と対立した。


(大正期以降の「皇国史観(国体論)」の大混乱/「人間である」と自覚する昭和天皇は、如何にしてリアル「現人神」へ“再び”祭り上げられたか?)


 


NHK推奨のTV放映?稲田朋美・防衛相(夫・龍示氏が詐欺集団の森友学園の顧問弁護士!):教育勅語の精神、取戻すべきと思う!http://ur0.pw/Cj1Z )この儘では全国民が安倍様バンザ〜イ!を言わされるぞ!!只のオッサン@shinkaikaba ⇒ 全国民が「安倍首相バンザイ」と言うのか!308ブ・半歩前へ?  2017年3月9日http://ur0.pw/Cj25


・・・


大日本帝国憲法(1889公布、1890施行)」では、文面に“信教の自由“が明記されていた(条文、下記*)が、それは「国家神道は宗教ならず宗教を超えたものである」(神社非宗教論=国家神道は超然宗教であるとする一種の屁理屈(本気ならカルト観念w)という超然権力による強権的法解釈に立脚しており、<神道・神社を他宗教の上位に置くのは憲法の「信教の自由」と矛盾しないとの公式見解>に基づくものであった。


大日本帝国憲法第28条の条文=「日本臣民ハ安寧秩序ヲ妨ケス及臣民タルノ義務ニ背カサル限ニ於テ信教ノ自由ヲ有ス」


1889年の「勅令第12号」(大日本帝国憲法公布・皇室典範公布と同年)によって官立・私立の全学校における宗教教育が禁止され、<「宗教ではない」とムリくり解釈された「国家神道」は一般宗教を超越したものとして、いわば超然的に理解される(実は、強制された!)>ことになる。翌1890年には、「教育勅語」が発布され、軍国主義一色で洗脳するため国民教化の基本が示され、日本は「国家神道」が<宗教・政治・道徳・教育・科学(科学技術)>の上に超然と君臨する異常政体と化した。


このように、<明治憲法大日本帝国憲法)の“政教分離の原則(信教の自由)”は明治政府の強権憲法解釈によって“国家神道”と矛盾しないとされたことが、今に至る迄の日本の近・現代史における全ての誤りの発端となった>ことは間違いがない。


つまり、この明治期における初期条件の根本的誤り(というより明治政府による国民への嘘(明治憲法のムリくり解釈)の押付け)こそ、その後の日本(戦前〜戦中〜戦後)へ連鎖的悪影響をもたらすという意味で、諸悪の根源になったと考えられる。そして、いま安倍政権が取り戻そうと必死になっているのは、この「明治政府による国民への嘘(明治憲法のムリくり解釈)の押付け」であった「国家神道」再現へのプロセスに他ならない。


やがて、帝国主義の更なる深化は、昭和10年代に入ると「徹底した天皇の政治利用を伴うネオ国体論(皇国史観ルネッサンス)」を求めるようになる。一方、帝国主義の更なる深化と併行して、大正デモクラシーで開花した“新しい社会(国民主権自由主義政教分離など民主主義に関わる基本的諸観念)の発見”という新たな外来ファクター(本格的な民主主義思想)の流入が、伝統的「皇国史観」の存立基盤そのものを脅かすようになり、当時の日本は<民主主義VS伝統的「皇国史観」>の対決構図を孕む危機的状況に陥った。


つまり、『伝統神道本居宣長』の曲解というアキレス腱(現人神の国(古代的祭政一致の国)が此の世界に君臨し得るという尊大な皇国史観)を抱えながら“そもそも皇国史観の尊厳の元は何に由来するか?”という最も基本的な疑問を解かず、それを放置したまま遣り過ごしてきたため、「皇国史観(国体論)が、愈々“拡大する植民地”と“新しい社会の発見”の挟撃を受けることとなり、日本は昭和10年代に国家自身と日本国民のアイデンティティー危機というクライマックスを迎えたことになる。


しかも、そのため、当時の国体論の内側は、この根本問題の解釈をめぐる様々な流派が生まれて深刻な衝突と分裂を繰り返す大混乱に陥っていたのだが、終戦直後から現在に至るまで行われてきた“皇国史観(戦前)批判」の主流的方法(論)”は、この「皇国史観」内部での国体論をめぐる“アイデンティティーの混乱”を殆ど見過ごしてきており、それは「戦前の誤った皇国史観」だとして、一派一括りでバッサリと言及されることが多かった。



そして、このため正統保守の芽も摘み取られてしまい、逆に、安倍晋三日本会議神社本庁らの悪玉菌(偽装極右派)が異常繁殖し、多数派国民層も悪玉(偽装極右)と善玉(正統・中道保守)の見極めがつかぬ不幸な状況へ追い込まれたのである。


(右傾化現象に共通するレイシズム日本会議にその典型が見られるヤマト民族『系譜』の狂信)は、多数派の庶民層をアナクロ・ゾンビ国家観へ誘い込む陥穽となる)


・・・関連で、後述の<3−(2)−(・・・DNA観察から見える『 “民族主義レイシズム=非合理”の発見』>を参照乞う・・・



安倍様バンザイ!若者のダントツ支持拡大は“無知&不勉強”による「国家神道」派アベ極右と正統保守の同一視が主因! ⇒ 日経2.24〜26世調で「2021.9マデ安倍首相で行く!」賛成63%が反対28%に大差!18〜39歳の若者層の支持がダントツに大きい!36日経 20170308只のオッサン(脱原発への急転向者) @shinkaikaba http://ur0.pw/Cj28

・・・わが日本の喫緊の課題、それは日本のアキレス腱、「国家神道」(≒日本会議)マターを超克すること!そして、『国家神道』患者集団、安倍政権へのベスト対抗策は正統保守の意義をあらゆる機会に掲げ直し、それを国民一般(多数派層)と共有することである。・・・


そのためには、戦前を一括りの悪徳(又は誤謬)と見立て、一本調子でバッサリと「国家神道」(皇国史観の核心イデオローグ)を糾弾し批判する傾向が強かった戦後の歴史学の視座を転換することが先ず肝要であり、いまこそ真正(正統)保守の意義(民主主義Stage2の入り口となり得る!こと)を再認識し、それを国民一般と共有できるようにするのが『国家神道』患者集団(日本会議 一派)、稀代の一強政権と見なされている安倍政権へのベストの対抗策になるだろう。


そして、戦後歴史学の視座というある意味で解像度が著しく劣化したオペラグラス映像の中で以下に示す「二つの点」の差異を軽視することとなってきたため、我々は特に「(2)の意義(正統保守)の重要性」を見落してきたのではないかと思われる。


(1)皇統一系と純粋大和民族を頑なまでの基本原理とする皇国史観ナショナリズム
・・・それは、既述の片山杜秀・島薗 進/共著「近代天皇論」(集英社新書)によれば、近代国家づくりの精神的エネルギーとして維新政府が担ぎ出した古代律令制における祭政一致のためのミソロジー神話論理)であり、「神としての天皇と臣民ナショナリズム」の表裏一体化であった。


(2)同じ皇国史観(国体論)の中に潜んでいた純日本型の「冷静な正統保守思想」創出の可能性(伊勢神宮軍国主義の象徴ではなく、「天皇家と伝統日本文化」が共有する精神性の象徴と見立てる、象徴天皇制の下での国民主権デモクラシー国家、または国民主権ナショナリズム国家


結果的に、例えば大雑把な視点で単純に一括りで批判する人々からは、今でもそれは典型的な極右だと誤解されている三井甲之(参照http://ur0.pw/Cj2b )の思潮変遷のプロセスに「正統保守の可能性」の芽生えが観察されることなどは見落されてしまう。


 

しかも、そのことが悪循環的な意味で災いの元となっており、今の日本では<正統保守(国民主権を最重視する正統保守的な“ものの考え方”)と偽装極右(安倍政権の背後霊となっている日本会議らの、靖国顕幽論にかぶれた国民主権否定派の妄想(似非)イデオロギー)>の区別が一筋縄ではつけ難い袋小路に嵌っている。渦中の『森友学園安倍晋三記念小学校』スキャンダル、あるいはそれに続き露呈しつつある大疑獄?『アッキード2こと今治加計学園アベ・ルート』スキャンダル(http://ur0.pw/Cj2k )などが、この悪循環的な政治文化、悪しき日本型「構造災」の伝統の上で起こっていることは言うまでもない。






(正統保守ならぬ幕末〜維新期・尊皇テロリズムを継ぐ偽装極右、『安倍政権、日本会議』こと国策強盗一派の強靭<監視体制>に仕切られる日本の悲惨!)


・・・テロ&右傾化で混迷するEUで重要な役割が期待される『ポーランド伝統の中道政治意識(19世紀ポジティビズムの伝統を継ぐ中道右派)』と余りにも対照的!なお、ポーランド伝統の中道政治意識については、「2−(2)、(3)」で後述する・・・



◆『スノーデン』(超監視社会)が警告すること/オリバー・ストーン監督、批判と皮肉の矛先はトランプ政権にまで… http://eiga.com/movie/81862/interview/ 
・・・米国家安全保障局NSA)、CIAの職員だったスノーデンは、一般に米国では国家機密を暴露した人物とされているが欧州では高く評価。米トランプ大統領はその意義(AI同然化のネット空間に自由が存在しないという恐るべき現実!)に気づくか?が試されている。『スノーデン』(オリバー・ストーン
・・・これは「日常コミュニケーションの犯罪化」に止まらず、例えば安倍政権が強行成立を図る「共謀罪テロ等準備罪)」のごとく内心最深部(前意識)の監視を謀る暴走権力の極みだ!⇒ 共謀罪の狙いはテロ対策ではない!スノーデンの警告に耳を傾けよ 合法化される政府の国民監視20170223 小笠原みどり 現代ビジネス 20170223@shinkaikaba
・・・共謀罪の狙いはテロ対策ではない! スノーデンの警告に耳を傾けよ/合法化される政府の国民監視 @小笠原みどり20170223現代ビジネス・講談社 http://gendai.ismedia.jp/articles/-/50957 


・・・


日本経済新聞世論調査(2.24〜2.26実施)によると、安倍晋三が2021年9月まで首相を続けることに「賛成」が63%で、同「反対」28%を大きく上回ったとされる。同じく、次の政権の首相にふさわしい人を聞いたところ「安倍晋三」と答えた人が21%で最多であり、2位と3位の小泉進次郎自民党農林部会長、小池百合子都知事がいずれも16%で追う、となっている。


しかし、何よりも驚かされるのは、年代別で見た場合の安倍首相への期待度(支持)の異常なほどの高さである。つまり、同調査によると、既に森友学園関連の逆風、「安倍晋三記念小学校」スキャンダルが明るみへ引き出されつつあった時の調査にもかかわらず、この異様なほどの支持率の高さである(日経の調査が捏造では?の議論は置いておくとして、w)。


同調査によると[年代別で見た場合の安倍首相は若年層に人気だ。18〜39歳で安倍首相を選んだ人は40%に達し、12%の小池氏と橋下徹大阪市長らを大きく引き離す]となっており、文字通り、これからの日本を背負う若年層に限れば、安倍晋三の支持率は他の追随を許さぬほど絶大で、恰もそれはヒトラー・ユーゲントならぬ「安倍晋三・ユーゲント」の観を呈している。


おそらく、この若年層のアベ支持率の異常な高さの背景は、彼らに「正統保守と偽装極右の違いを判断する知識(と歴史センス)が欠けている/だから、安倍晋三稲田朋美らが持ち出す穴クロ教育勅語への批判力も皆無!」ということだと考えられる。一方、安倍首相(同会議の幹部メンバー)自身も含む日本会議派の人々は、自らこそ日本の伝統文化と正統な愛国心を持つ本物の日本人であると意識しているらしいが、実は彼ら自身が日本の歴史と伝統文化を正しく理解しているか?は甚だ疑わしく、むしろ彼らはトンデモ歴史観の信者であるに過ぎぬ!例えば今村雅弘・復興大臣( #日本会議)の低劣な、フクシマ自主避難者らへの404“暴言”はその現れだ。


つまり、彼らは正統保守主義者などではなく、幕末〜維新期における「尊皇テロリズム」狂信(天皇密教(御利益)的政治利用派/自己利益ないしはお仲間利益のために多数派国民層を食物としてもかまわぬという考え方の国策強盗団を志向する名ナバカリ似非愛国政党派、又はゴロツキ徒党集団)に嵌った輩である、というべきだ。



因みに、「江戸時代の身分別人口比」(明治3年(1870)、太政官調査/http://ur0.pw/Cj1N
)で、江戸末期〜維新初期ころの身分別人口比を見ると、華族・士族・卒(下級武士等)4.14%、神官・僧尼1.25%、平民(農・工・商)90.6%で、しかもこのうち農民が約80%の圧倒的な大きさ占めると推測される。


従って、「尊皇テロリズム」狂信派(密教天皇利用派)が、これら絶対多数派の農民層を大いに怖れ、一気に軍事「皆兵国家」の基盤として取り込んでしまうべく、彼らを「国家神道」の最優先すべき洗脳ターゲットと見立てたのは当然のことであった。つまり、これは恰も戦国期の織田信長豊臣秀吉徳川家康らが常に最も恐れた<農民層に重なる「一向宗浄土真宗)」門徒へ残虐な弾圧政策を仕掛けたこと>とほぼ同じ意味を持っていたことになる。


また、この構図を現代日本に当て嵌めれば、安倍政権、日本会議神社本庁ら尊皇テロリズム(偽装極右)派の後裔を自負する彼らは、自らの<日本史とグローバル世界のリアリズムに関する無知と思い違い>を棚上げにして、彼らが上から目線で見下す国民多数派層(しかし、同時に内心ではその多数派からの反発を最も怖れている!)を、再び、「教育勅語国家神道」で体よく洗脳してしまうことができると思っている節がある。なんというアナクロニズムの発想か!


今や日本は、下◆の如く最悪の国難に直面しているが、上のような意味での偽装極右派である安倍政権は、この喫緊の課題への真剣な取り組みを先送りしつつ相変わらず「フクシマ&東芝が象徴する疾うにデッドロックと化した原発政策」と「『北&中国』を出汁に使うアナクロ軍国主義」へ突き進むバカリとなっており、[2−(2)、(3)]で後述する、EU(民主&資本主義ステージ2)型の血が滲むような奮闘へ取り組む意思が微塵も見られない。真に悲惨な状況である。



◆安倍政権&日銀はアベノミクスの“三”番煎じ?シムズ理論(ヘリコプタ・マネーならぬミサイル・マネーで異次元世界へ飛翔?)などに色目を使わず、多数派国民層への正統な目線を回復させ、井手英策氏らの新自由主義(似非イデオローグ/“相互扶助・分配・共助”蔑視)批判を受け入れ、一刻も早く難局の打開へ挑戦せよ!http://ur0.pw/Cj1R


2「テロ・右傾化・新自由主義」のアナクロ洗脳、「リリース&恫喝(飴と鞭)」のループを解き「コンシリエンス&AI」で共生の新世界を拓くには何が必要か?


・・・いまEUが苦悶し模索する「民主主義Stage2」の根幹/それはポピュリズムと癒着し易いアナクロニズム(極右)の致命的欠陥への気付き・・・


(1)トランプorルペンら極右の欺瞞(反知性主義の正体)を見据えるEUネクスト、それは左右派の垣根を超える「民主主義Stage2」への挑戦


・・・今こそ、左右派の垣根を超えた「民主主義Stage2」を本気で模索する時!・・・



社会学者の大澤真幸が、20170312朝日(下記★1)で、<トランプが勝利した米大統領選の過程ではクリントン派のリベラルが一貫して正しいことを主張していたにも関わらず、彼らは絶えずツボを外していたという興味深い視点>を主張している。


が、そのツボとは何か?それは、ネオリベラリズム新自由主義)の暴走で貧困層へ堕ちた人々の苦痛を知性主義に宿命的に付き纏う上から目線の傲慢さ(殆どのリベラルにその意図はないとしても、負け組の貧困層の目線からすればそのように見えてしまうことは十分に頷ける!)ということだ。言い換えれば、それこそ地政学的な意味でのヨーロッパではなく、一つの世界観としての欧州啓蒙主義、知性主義、理想主義に由来するリベラリズム自由主義)のことだ。


また、大澤は、<同じ欧州と米国の亀裂について、仏のE・トッド(歴史人口学者・家族人類学者)は2002年の著書『帝国以後』(2003/文春新書)で既に見抜いており、更にトッドは2016年に“米国のラストベルトが象徴する低学歴・中年白人層の死亡率が異常に高いことから今回の大統領選では新たな階級闘争意識が雌雄を決する”と見通していた。だからクリントンの敗北は米国でのヨーロッパ的知性主義(リベラル派)の敗北を意味するのだ>とも指摘している(関連参照/下記★2)。


しかし、既にEU(その関係者ら)も当記事で大澤が指摘していること(リベラル・中道派が攻撃されたツボ、彼らリベラル派が傲慢に見えてしまう知性主義の欠陥について)は理解しており、そのための対応策も十分に練られつつあると思われる。そして、直近に起きた、その象徴的な出来事が後述する、「EUがポーランド出身のトゥスク大統領(常任議長)を再任」したことである(トゥスクの出身国ポーランド(今は、嘗てトゥスク政権を批判していた『法と正義』の極右政権)は反対したが)。


★1(ひもとく)トランプが立つ世界 リベラルな多文化主義の敗北 大澤真幸
20170312朝日、http://ur0.pw/Cj2s 


★2 トランプ勝利を支えたと見るべき「米国・宗教右派」(プア―・ ラストベルト にほぼ重なる バイブル・ベルト の人々)と「日本会議」の決定的差異とは?http://ur0.pw/Cj2x
・・・その決定的差異は、やはり <古代〜中世〜近代まで非常に長く続いた神仏習合の歴史の中で、立派な仏典(諸経典)を持つれっきとした唱導宗教であるはずの仏教の奔流から市民・庶民層の人権を重視する中庸な政治的イデオロギー(古代の仏教鎮護国家論は全く異質!)を結晶させることが叶わなかったとの意味で、一種の思想史上の欠陥を日本が抱え込んだまま名バカりの現代民主主義国家を標榜してきた>という点にあり、そこに維新期〜安倍政権に迄およぶ国家神道派がしぶとくつけ入るという構図である。


 
因みに、トランプ(“化石燃料原子力”エネ政策、古典的保護主義、暴走新自由主義、の三政策(リーマン再来を呼びかねない愚策?)を掲げ、環境・AI・バイオ等新世界への希望に盲目なアナクロ・ジレンマに嵌っている!/関連参照↓★3)がリベラル派のツボ(一見、上から目線に見える弱点)を攻撃するために使った「超格差から生まれた欲求不満を外敵(移民、テロ等)へ転嫁しつつ非道徳的な正当性を欠く激烈なフレーズと妄想観念をぶちかますこと」で扇動する手法は(しかも、そのアンチ・リベラルの具体的代替策は相変わらず空白のまま!)、ラストベルトの白人層と共和党で一定の勢力を持つ宗教右派層(キリスト教原理主義派)が主体の約40%台のトランプ固定支持層が支えているものの、これがいつまで続くかは見通せない(関連参照⇒Gallup Daily Trump Job Approval Gallup http://ur0.work/CeIl )。


★3【動画】BS11 寺島実郎の未来先見塾〜時代認識の副読本〜3月10日(金)「トランプ政権経済政策の死角」(真壁昭夫(信州大学 経法学部教授)との対談)http://ur0.pw/Cj2z


また、これは右傾化しつつある欧州諸国にも共通することだが、ルペンにせよ、その他諸国の極右派にせよ、彼らが採る手法に米トランプと大差がある訳ではない。乱暴に言えば、これら極右ないしは極右モドキに共通するのは<狭い範囲の仲間内でしか通用しない妄想の尺度(物差し)で作ったリアル感を如何にも分かり易く扇動口調で語りかけ、人々の不満を解消しつつ味方へ誘い込む>という、いかさま師、手品師、幻影師らが使うソレである。


そして、特に問題なのは、同様に見えるがこれらと全く異質なわが日本、安倍政権の文字通り古色蒼然たる国家主義と戦前期のカミカゼ神国に激しく憧れる復古主義だ。それは、<正統保守ならぬ幕末〜維新期・尊皇テロ派の狂想を引継ぐ偽装極右、国策強盗団である『安倍政権、日本会議』一派に仕切られる日本の悲惨!/テロ&右傾化で混迷するEUで重要な役割が期待される『ポーランド伝統の中道政治意識(中道右派)』と余りにも対照的>という、我われ普通の感覚を持つ日本人が全世界に向けて顔向けができないほど恥ずべき“深刻なアナクロ二ズム病”に嵌っているからだ。


(2)左右派の垣根を超える「民主(&資本)主義Stage2」とは?


・・・それは、多数派国民層の極右アナクロニズム没入を回避するため「ランゲ・モデル的理念の再認識」を、「AI活用等の地平で発見・着想されたコンシリエンス(委細、後述)」の知見で再開示・再表現しつつ、より分かり易い啓発のための努力を継続すること・・・



異常な高給取りのスーパー経営者もなく、「ある程度の社会的モビリティも 備わっている全員中流化」をめざしていた、かつての日本の行き方は、格差を前提とする「ネオリベ・エリート(エスタブリッシュメント)資本主義」(過剰な市場原理主義に吞み込まれたリベラル民主主義社会を土壌とする)とは異質のはずであった(以上は、上掲書『EU騒乱』より部分転載)。


無論、イデオロギー的にそれを全否定する立場や考え方もあるだろうが、市場における勝者or敗者が一方的に一人勝ちする資本主義(orいずれにせよ市場機能を媒介する経済へ移行せざるを得ない宿命にあった共産主義/現在の中国の姿に、この矛盾が如実に現れている!苦w)などあり得ないのだ。そして、このことはポーランドの偉大な経済学者、オスカル・ランゲが理論的に証明していることだ(ランゲ・モデル/関連参照↓*1)


*1【欧州連合EU)の根本にあるランゲ・モデル的理念の再認識】安倍晋三らの如き“擬装アナクロ保守”ならぬ、『正統保守』とはどのような立場と考えるべきか?/ポーランドが生んだ経済学者オスカル・ランゲの市場社会主義欧州連合EUの根本理念)が一つのヒントになる(以下・・・   ・・・は、20130923toxandoriaの日記、http://ur0.pw/Cj2F より部分転載)


・・・「元々がヤヌス的な意味での合わせ鏡的存在であった極左と極右の対決と論争(資本主義VS共産・社会主義、ごく平たく言えば『未だにネット上などで延々と続けられている“お前はウヨだ!お前はサヨだ!”の類の不毛な論争』が愚の骨頂であるコト(それは、「フクシマ3.11原発過酷事故」等由来の過酷な放射線を平等に浴び続ける現下の日本国民の“茹でガエル”状態と殆ど同義であり、このことを見過ごすならば、結局は“皆が同じ穴のムジナ”と化す!こと)の意味については、ポーランドが生んだ大経済学者オスカル・ランゲの市場社会主義欧州連合EUの根本理念)に関する数理経済学上の業績(ランゲ・モデル)!が見事に説明している。


・・・周知のとおり、欧州連合(EU)の根本理念は<富の独占・偏在による格差がもたらす不平等と社会全体の非効率のトレードオフ>への危機感を最大限に重視する公正な社会機能、ソシアル(憲法によって正当な自由が保障された国民の一人ひとりが“社会貢献と相互扶助の役割、および社会的義務の意義”を心底から自律的に自覚できる民主主義社会)を理想とするということだった。そして、当然ながら、そこで市場経済を捨てるということは意味しておらず、別に言えば、それはランゲ・モデルが理念化されたものであるといえよう。


・・・無論、現実の欧州各国には左派・右派あるいは宗教系政党などが存在するが、いわば、それらはEU(欧州連合)のメタ次元の理念ともいえる「市場社会主義」と「政教分離の原則(フランスのライシテ(laicite)など/その核心的意味は、個人的信仰の自由と他宗教への十分な配慮・尊重・寛容が鉄則とされていること)」の下でこそ存在意義があるということだ。


・・・<未だに、戦前型・軍国ファシズムを信条とする偽装極右派への回帰を隠然と画策する勢力が大きな顔をし続ける日本(Ex.安倍政権なる“追憶のカルト”政治/本居宣長国学についての誤解(詳細、後述)に基づく軍神・靖国英霊信仰と原発カルト・アニミズム信仰の国策融合を謀る”という意味での“聖なる破廉恥”化)、および相変わらず超市場原理主義の呪縛に嵌ったままの米国トランプ政権>と<EU(欧州連合)>の根本的違いは此の点にある。


・・・そして、アカデミズム・レベルでの厳密な用語(術語)の定義はともかくとすれば、各国で多数派を占める一般国民層のレベルにおいて、このようなメタ次元の理念である「市場社会主義」と「政教分離の原則」についての理解の深まり、つまり<些かでもその保全努力を怠ればたちまち崩壊する恐れがあるフラジャイルな、民主主義の共有観念(間主観性としてのソシアル空間)>を更に改良しようと努力するEU(欧州連合)の政治のあり方こそ、まさに新しい「正統保守」の一つの姿であると見るべきかもしれない(関連参照/後述の『3−“AIとヒト”の意識の差異』)。


このような欧州連合(EU)の根本理念と比べてみても、様々な欠点があったとはいえ戦後70年の日本も「ソシアル」への一つのモデル・プロセスであった。しかし、残念ながら今や日本は、その反対の意味での「市場原理主義に呑み込まれたネオリベ・エリートが支配する思い違いのリベラル(安倍自民も民主党も、この意味で同じアナクロに嵌っている!)」の帝国、および多数国民層がノホホ〜ンの空気の中で選んでしまった「偽装極右」権力(日本会議が仕切り、三権分立のバランスを喪失したという自覚も消え失せたアベ・カルト・アナクロ極右政治)に呑み込まれている。



・・・しかし、今なら未だ日本は、薄皮一枚の苛烈な意識変革の鬩ぎ合いの戦場に呑み込まれてしまったEU欧州連合)と共に21世紀型へ改良・再生された民主主義と経済社会の、いわば「民主主義・資本主義Stage2」のリーダーになる可能性は残っている、と考えるべきだろう(関連参照↓*2)。もう、ほとんどのこされた時間は少ないかも知れぬが。そして、此処で気づくべきなのが後述する<エトノス、マイクロバイオーム、コンシリエンス、AI活用>こそ、我われを新世界(古典的な資源浪費&環境破壊型のそれではない無限の成長可能性に満ちたニューワールド)へ導くプロセスであり、土壌であるということだ。


*2 今や「テロと右傾化の次は何か?」を考えるべき時だから、これを邪魔する錯誤の復古主義者たち、#日本会議、#安倍晋三・記念「国家神道小学校」(#森友学園)ら、アナクロ&野合カルト一派は早々に白旗を掲げて日本の表舞台から退場せよ!Cf.広岡裕児『EU騒乱―テロと右傾化の次に来るもの―』(新潮社)只のオッサン(脱原発への急転向者)‏@shinkaikaba 2017年2月25日


・・・


上掲の『EU騒乱―テロと右傾化の次に来るもの―』によれば、上で見たとおり、広義のアナクロニズムの呪縛に深くはまり込んだままの米トランプ政権、あるいは日本の安倍政権と異なり、薄皮一枚の過酷なアナクロニズムへの揺り戻しの誘惑(テロと右傾化の大波)の飛沫を全身に浴びながらも、いまEUは果敢に未来世界、「民主&資本主義Stage2」へ挑戦しており、その中核理念は「戦争の建設」(民主主義のための戦争)ならぬ「平和の建設」(戦争を回避する平和の実現)への新たな決意である。


それを経済面から見た場合、確実にその視野に入っているのが<エトノス(エトノス環境)、マイクロバイオーム、コンシリエンス、AI活用>の概念に因る新世界(人類のためのニューワールドの開拓)ということである。委細は次章に譲るが、その一例として「EUにおけるロボット・AI技術におけるコンシリエンス的な考え方の先行性」の核心部分を以下◆に紹介しておく(出典:『欧米における AI ネットワーク化に関連する政策・市場動向』平成28年4 月/一般財団法人マルチメディア振興センター提供資料http://ur0.pw/Cj2J )。


◆「文化>科学(AI等先端技術)」と見立てる、人間知の位置づけ・・・これはコンシリエンス(人文知と科学(科学技術)知の友好的融合)のベースとなる重要な観点である。新興技術の規制における倫理・哲学の役割は、その技術に社会的意味付けを与えることであり、その使用法に関する「文化」を規定することである。そして、そのポイントは次の二つ。


(1)欧州では、忘れられる権利やデータ保護等の規則導入等、社会と人間への影響を想定した具体的(で、かつコンシリエンス的/補足、toxandoria)な制度整備や、論点整理等が進展している点が、今後の日本における議論や対応策の検討のうえで、参考になると思われる。


(2)(6the Future of Intelligence:LCFI)がケンブリッジ大学に設立され、人類に利益をもたらすための AI の在り方について、コンピュータ科学、認知学、哲学、社会科学などの多分野にわたる学際研究を進めるとしている(Brexitにも拘らず、必然的にアカデミズム界の英=EUの結びつきは強い)


(米トランプor仏ルペンら極右の欺瞞(目的論の囚人こと反知性主義が共有するゾンビ性の正体)に気づいたEUの苦闘が更に続く!)


・・・苦悩のEUを象徴する劇的な出来事! ⇒「EUがポーランド出身のトゥスク大統領(常任議長)を再任(トゥスクの国ポーランド(今はゾンビ的な極右『法と正義』が独裁政権を司る/感情の反転とも見える幽霊はヒトのため有益な側面もあるが、一切無感動なゾンビは機械的冷酷さが正体!)は反対したが・・・)・・・



・・・以下、[20170310朝日、http://ur0.pw/Cj2Z ]より、部分転載・・・


・・・欧州連合(EU)は9日、ブリュッセルで首脳会議を開き、5月末で2年半の任期が切れるトゥスク常任議長(大統領に相当)の再任を決めた。任期は2019年11月末まで。同氏の出身国ポーランド(与党の『法と正義』政権)が反対し、異例の多数決となったが、他の国々が賛成した。

・・・『法と正義』はトゥスク氏が首相(当時の与党、中道右派の『市民プラットフォーム(PO)』は西欧的な民主主義の価値観の政党)だった時の野党で、司法の権限や報道の自由を制限しかねない法改正を実施しているが、これは法の支配の原則に違反する可能性があるとして、EUが調査を続けている(『法と正義』(PIS)の暴走を批判する市民からの批判デモが活発化している!/補足、toxandoria)。Cf. 「欧州委員会ポーランドの最新情勢を討議し、補足的勧告を発出」EU News http://ur0.pw/Cj35 


・・・トゥスク氏は、難民危機への対応など加盟国の意見が割れる場面で、手堅い交渉手腕を発揮しており、ドイツのメルケル首相ら大半の首脳が首脳会議を前に再任への賛成を表明していた。トゥスク氏は会見で「より良い欧州、さらなる統合のために働く」と抱負を述べた。


【補足】


・・・PO(市民プラットフォーム)政権は都会に住む高学歴、高所得者に支持者が多かった。そこで、前政権は低所得者の支持を得ようと富裕層に保持者が多かった任意の個人年金を基礎年金に統合し、積立額の一部の財源化を図ったため、PO支持者が見せしめにPIS(法と正義)に投票、もしくは無投票という行動に出たが、これが主な原因となり極右『法と正義』への政権交代となった。


・・・その後、極右『法と正義』政権は、恰も日本の安倍政権の如く<ポピュリズム政策に加えて、憲法裁判所の人事権への過剰介入、恐怖政治を思わせる反テロ法(政府による個人メール閲覧等を可とする)等の可決、国営放送人事(キャスター)への介入>などを強行しているため国民の反発が強まっているが、米トランプ政権と同様に一定の強固な支持層の壁が崩れていない。
・・・以上は、[2017-01-24/NATOの対ロシア戦略の要ポーランドの民主主義逸脱 必ずしもロシア脅威論だけではない欧州http://ameblo.jp/azianokaze/entry-12241215452.html]より、部分転載・・・


・・・しかし、スラブ圏(特にロシア)と西欧圏(特に独・仏)に跨る文化交流的、地政学的な意味で「欧州の心臓」とも呼ばれるポーランド政治の<国民主権と寛容の価値を勝ち取るための紙一重の闘いに持続的に耐え抜く強かさ>が発揮されるのはこれからだ、と思われる。因みに、トゥスク氏はポーランド伝統のシュラフタ系(規範的精神(積極的な生活態度)の生き方を率先すべきと自覚し、その意識を自負するポーランド独特の伝統貴族社会に存在する文化/19世紀以降の『ポジティビズム運動』(強制分割された領土の回復、義務教育の普及などによるポーランド国家の回復を志向する正統保守型の中道政治活動をリードしてきた/その受け皿が『市民プラットフォーム(PO)』))の人物(関連参照/シュラフタ文化の委細はコチラ⇒ http://d.hatena.ne.jp/toxandoria/20101111 )。


(関連情報)


 

 
◆オランダの総選挙にトランプ勝利のツボ(知性主義の敗北)がストレートに伝染(うつ)らなかった要因は複雑だが、一つ言えるのは欧州が既に自身の“逆ツボ”(知性主義の敗北を乗り越えるためのヒント/民主(&資本)主義Stage2)にマジで気づいた可能性があること!矢張り、アベ・アナクロ(幽霊ならぬカルト・ゾンビ)菌が過酷汚染した『アベ独裁の大日本帝国とは雲泥の差! ⇒  オランダ下院選、与党自民党が第1党維持 極右は第2党に2017 03 16 JST http://jp.reuters.com/article/netherlands-election-exit-poll-idJPKBN16M2ZM 
・・・[補足/20170316日経]「批判票」の極右への集中を防いだのが、多党乱立というオランダの選挙制度左派の躍進も目立つ。特に若者の支持を集めたのが環境政党グリーン・レフト。支持者の約35%を18〜34歳の若年層が占める(←この点が日本(若年層=アベ・穴黒カルト汚染)の現状と対照的!)。http://www.nikkei.com/article/DGXLASGM16H6E_W7A310C1EA2000/ 
・・・[関連情報]英BBCが詳報!森友スキャンダル!“アベ・ネーミング”幼稚園児が軍歌に合わせて行進!/A scandal over schools, land and nationalism in Japan、
http://www.bbc.com/news/world-asia-39252192 


3 エトノス、コンシリエンス、マイクロバイオーム、AIの<協働知>が拓く「目的論のジレンマ」から脱出する道、そして「新世界発見」の展望


・・・それは、一般国民のための新大陸の発見/本格化する民主主義Stage2へのアプローチ・プロセス・・・


(カルト妄想的な目的論への過剰な拘りがアナクロニズム・ゾンビの病巣)


しばしば存在論に対置されることが多い「目的論」は、人間を含む森羅万象が究極的に何を目指しつつ何処へ向かっており、何を実現しようとしているのか?を考察する立場であり、素直に言えば、これは哲学命題というよりも自意識を持つ人間共通の思い(健全な人間の意識)でもある。


冒頭に掲げた、ゴーギャン(ビジネスマン(株式仲買人)→都会・田園を往還する画家→自殺未遂(ゴッホと共同生活)→原始自然の画家(タヒチ他)→原始自然を侵す植民地経済(暴走資本主義と癒着した権力)との確執生活・・・、の波乱に富む生き方を貫いた)の絵画「Where Do We Come From?・・・」は、まさにこの意識をイメージ化した傑作といえる。



ところが、科学に埋め込まれたレイシズムをテーマとする分子人類学者ジョナサン・マークスの著書『元サルの物語』(青土社)は、特に生物進化を扱うサイエンス分野の研究プロセスで、その目的論が「科学(進化論的な考え方)と神学(創造論)の致命的衝突を回避するための便法(科学と神学の安易な野合・癒着)として、一定の狡猾な政治意思の下で巧みに利用されてきた」ことを冷静に抉り出している。


それによれば、創造論(我われの意識に潜在する)の原点に巣食う妄想原理主義、カルト情念的(その癌病巣化の典型が安倍晋三らの「国家神道アナクロニズム、あるいは欧米に潜伏するA.C.ゴビノー(ナチズムの源流/http://qq1q.biz/Cnuy)の貴族主義的レイシズム、あるいはマディソン・グラント(http://qq1q.biz/Cnzr)の進化論的優生学レイシズムの一種)らの如きゾンビ的なものが広く一般的に再評価されつつある。


つまり、自らの始原的妄想の掘り起こしこそが外来テロ等への安全保障となり、それこそが最も有効な方策だと理解されかねない危機的な社会情勢となっている。そして、特にアナクロ極右らの政治的異常観念に高い関心が集まることで、極右派のポピュリズム扇動がヒトならぬゾンビが潜む陥穽の中へ多数派層を一気に誘い込む恐れが高まっている。


(“AIとヒト”の意識の差異)


・・・洗脳に嵌ったケース等を除けばヒトは基本的にアナクロ二ズム(ゾンビ意識的なもの)のリスクに対する客観的・自律的な認識力と評価能力が高いが、非エトノス・マシン(後述するマイクロバイオームなど内外生命環境との持続的共鳴で刻々変化する文脈的理解から超然とした)であるAIにはそれがあり得ない。・・・・



憲法学者・木村草太が、記事『あすを語る/憲法・社会:“批判中毒”脱するヒント/20170217朝日』の中で、AIの妄想的報酬(リワード・デリュージョン/Reward Delusion /AIが偽の報酬体験のインプットで、容易に誤ったor悪意ある目的を持つようになること)とヒトの批判中毒を同列視すると理解し得る小論を書いていたが、これには根本的な誤解があると思われる。


つまり、言い換えれば、これは「成功or失敗体験の褒めすかしで妄想(誤った価値判断の基準)を与え続けると、ディープ・ラーニングで自ら学習するAIは容易に妄想判断の中毒回路(中毒症状)に嵌ることが明らかとなっている!」という、AI研究における最先端の知見に関わる言及である。しかし、同じAIの先端研究フィールドでは、派生的に「AIの深層学習(ディープ・ラーニング)」から、AIの意識(未だ“AIの意識の可能性”、というべきであるが!)と人間の意識の根本的な(これは、むしろ決定的というべきかもしれない)差異が明らかとなりつつある。


 
端的に言うなら、それは<AI(厳密に言えば“予測される”AIの意識)とヒトの意識の決定的差異は「内心最深部(前意識)⇔エトノス環境(後述)」の共鳴の有無ということであり、子孫への継承生命体ならぬAIにはこれができない!他方、ヒトはその意味での共鳴学習の文脈意識化が可能である。その結果、間主観性の豊かな果実である民主主義の観念が共有されるようになり、それを未来へ繋ぐ理念固定の装置として憲法が着想された!>ということになる。因みに、その委細は後述の[未来へのカギはAI活用の土壌・・・]で触れるが、アナクロやカルトに侵された政治権力(Ex.今の安倍政権)は、この「ヒトの最内奥(最深部意識、前意識)の洗脳」を謀る政策へ猪突猛進しており、それがテロ防止を騙る「共謀罪」(合法化される政府の国民監視)である。



しかし、しょせん機械の一種であるAIに限らず、他の動物一般とも異なる、そのような意味でのヒト(人間)の意識の特性(特異性)については、今までも人文・社会系の研究過程における局面で様々な先見的気付きの事例が散見される。その中から、最も重要と思われる非常に興味深いものを一つ取り上げておく。それは、思想史学者・互盛央(講談社勤務、元岩波書店『思想』編集長)の「二つのエス」(互盛央著:エスの系譜/沈黙の西洋思想史‐講談社)の指摘である。下のブログ記事(★4)を手掛かりに、そのポイントを簡単に紹介しておく(更に詳しくは、当ブログ記事を参照乞う)。


★4 20101210toxandoriaの日記/『ゾンビ(新自由主義)vs幽霊(人間のための自由原理)』間に横たわるバカの壁http://ur0.pw/Cj3c (以下・・・   ・・・は、二つのエスについての抽出&部分転載)


【それ(エス/das es≒間主観性)には次の二つの流れがある】


(1) リヒテンベルク→フィヒテシェリングビスマルクヒトラー→(リバタリアニズム)、という『“政治権力の暴走へ従属し易い”という意味での脆弱性(弱点)が伴う前意識の系譜』
・・・これは一種の政治的狂気であり、ファシズム一党独裁コミュニズムランディアン・カルト(米国型自由原理の源流/徹底利己&差別主義/近代史を否定したAyn Randの客観主義哲学(Objectivism)に因る)らに共通する内容となっている。


(2) リヒテンベルク→フォイエルバッハニーチェフロイト、という『エトノス環境(委細、後述)と繋がり共鳴する、(1)より深い無意識の系譜』
・・・これは(1)「前意識の系譜」と異なり脆弱性どころか非常に強靭な安定を「人間社会」へもたらす一種のバランサー能力(オートポエーシス的な不均衡解消作用=DNAのエトノス環境内での自己複製プロセスで見られるアーキテクチャにも似た根源的な生命力!?/参照⇒http://u0u0.net/Cgm1 )を秘めており、AI意識研究との関連で重要な課題になると思われる。


アナクロ極右へ誘う“目的論の陥穽”を克服しつつ近未来の“民主(&資本)主義Stage2”へ我々を力強く導くカギは何か?)


・・・それは、AI活用の土壌でもあり触媒でもあるエトノスとコンシリエンス・・・


(1)人間など個々の生命体を内外から包摂するカオス環境としてのエトノス


エトノス(ethnos)は、端的に言えば「人間等の個々の生命体を内外から包摂する広義の環境」(詳しく言えば、下記『・・・』の定義となる)を意味するが、そもそもは「先住民とその文化の尊厳性を十分に理解する立場/語源の古代ギリシア語でのそれは、村や都市に集住する「民衆」(デモス/demos)の周辺に住み、その「民衆」以外の部族集団」の意味であった(参照⇒http://d.hatena.ne.jp/toxandoria/20160301 )。
・・・『人間の生命と社会生活の維持に必須となる一定のローカル地域の自然・歴史・文化と深く共鳴して“人間性と社会性(ソシアル)を未生(未来)の発展のための揺り籠”となし得る開放系の共有観念と風土、または過去〜現在〜未来に渡り生存環境の微小馴化を常に受け入れつつも、その伝統的な全体の“持続性”を最重視する寛容で広範なカオス的集合意識、およびその受け皿となる自然風土と精神環境』の意味である(関連で下記▼参照乞う)。


▼政治的ネクロフィリア安倍内閣のオフィーリア・コンプレックス/バシュラール・エトノス、「水のイマージュ」による批判/2016-05-04toxandoriaの日記http://ur0.pw/Cj3k


・・・


因みに、カナダでは中道左派政党「自由党」の若き党首ジャスティン・トルドー首相が、歴史・文化・社会的伝統に見合う国民協調型ミドルパワー国家をめざす変革への新しい取り組みを進めている。そして、このポスト・グローバリズム時代における民主主義再生への新たな希望のエネルギーとなったのが、カナダの伝統である多元文化主義の奥に潜む「寛容のホスピタリティ≒エトノス観念」の重要な意義に関わる若者層の覚醒であった。


なお、 宿命的に先住民問題を抱えるカナダの歴史では先住多層文化エトノスの気付きへのプロセス (歴史・文化・環境・科学についてのシニフィエ(文脈上の意味)的な理解に基づくレイシズムの否定) が前提となってきたが、2015年の政権就任にあたり、ジャスティン・トルドー首相は、「これら先住民に対する人権上の対応に関わる法的整備が今まで遅れてきたという事実を率直に認めた」ことが、カナダ国民から広く支持されている。


(2)目指すべきは人文・科学知の融和的統合(コンシリエンス/consilience)による啓蒙主義ルネサンス


(“人間のAIと異なる高度な読解力(エトノス&歴史意識)”についての気付きこそが「民主主義ネクスト(Stage2)」への最短コース)


そもそも、自然・生命意識としての「情念」自体には、いわゆる倫理的ないしは社会契約論的な意味での善と悪の区別は未だなく(ルネ・デカルトと共に17世紀・近世哲学の創始者の一人で、社会契約論による政治哲学の嚆矢でもあるトマス・ホッブスの“万人の万人に対する闘争”状態に相当)、それが一定の社会意識の下で「理念」へ昇華されたレベルで、その新たな「善と悪を区別する明確なエトノス的意識(冷静・客観的な自然観)と社会的意識」が“生まれ”た(歴史的に見れば“啓蒙思想の誕生”!)と考えられる。


そして、ヒューバート・ドレイファス(人工知能に対して鋭い哲学的批判を続ける米国の哲学者、チャールズテイラー(同じ立場、カナダの政治・分析哲学者)、ツヴェタン・トドロフ(仏の文芸批評家・記号学者・社会思想家)、E.O.ウイルソン(米国の昆虫学者、社会生物学者)、あるいは『文化進化論/ダ―ウイン進化論は文化を説明できるか』の著者アレックス・メス−ディ(英国の文化進化論学者)、ハーバート・ギンタス(米国の行動心理・経済学者)らが共有する最も重要な認識は、人間の意識の特徴である「因果(連続するリアル)と論理(法則抽象化の能力)」を峻別(自覚的に区別)するということだ。


人間の意識の主軸は自由意思(感情と表裏一体の)であるが、それは絶えず“原因の空間(因果/究極的には人間の力が及ばぬリアル現象の連鎖である現実の流れ)”と“理由の空間(神ならぬ人間の最小限の自由意思を支える論理)”を区別して観察している、ということだ。但し、この両者は対立するもの、との理解で止まるのも決定的な誤りと思われる。それは、この両者が合わせ鏡の如く密接に結びつき、恰も量子世界の素粒子の如きもつれた(entangleした)状態であることが人間の意識の正体(それが、生きる意味でもある!)と見るべきだからである。


因みに、E.O.ウイルソンは著書『ヒトはどこまで進化するのか』(亜紀書房)の中で、前者(原因の空間)について「連続性(人文・社会的な由来と目的)の視点から究極的説明が理解できる能力/なぜ、その機能(例えば、手・足・指など)があるのか?」、後者(理由の空間)について「機能的(科学的・中立的で)な視点から最も直截的に説明できる能力/その機能をどのように使うのか?」であると述べている。


そして、その先に見据えるのが両能力を更に生かせる“より高度で多元的な意識”の誕生、つまり新たな人文・科学知の融和的統合(コンシリエンス)による啓蒙主義ルネサンスである。このような観点からすれば、いかにフラジャイルな民主主義といえども、コンシリエンスによって更なる改良と進化が可能であることは自ずから明らかだとさえ言えるだろう。


(マイクロバイオームが拓く新世界への希望/DNA観察から見える「“民族主義レイシズム=非合理”の発見」)


 
R.デサール&S.L.パーキンズ著『マイクロバイオームの世界』(紀伊國屋書店/2015原著・刊)によると、我々の体内に棲む膨大な数の細菌類がマイクロバイオーム(Microbiome)という宇宙的な規模の纏まり(ウイルスまで入れると、それは超100兆個の新世界、宇宙規模!の発見を意味する!)であり、彼らの全て(そのDNAも含む)が刻々とヒトの細胞やDNA、およびエトノス環境と直接的な遣り取り(水平移動・交換・交流・共感・妥協)をしつつ我われの身体の生理機能を調整し持続させている(2nd.オーダー・サイバネティクスで言うobserver情報を取り込みつつ?)ことが、ここ数年来の研究で急速に解明されつつある。



他方、両義的な意味での「テロと右傾化」(主因は、グレー・ゾーンのリアル生活で絶望し絶対的な孤立地獄に堕ちた、つまり“現実的人生への絶望感”に憑りつかれた若者らの同リアルに対する神憑りのリベンジ意識/その感染・拡大・洗脳汚染/参照、ジェイソン・バーク著『21世紀のイスラム過激主義』―白水社―)トレンドの脅威を目前にしているとおり、AIシンギュラリティ到来が喧伝される現代でも、我われは「科学の仮面を被ったカルトor宗教原理主義的な創造論(アンチ進化論、アンチ・ラマルキズム/唯一絶対者への完全隷属で安心感を得る固着妄想)に回収されるリスクに曝されている。


しかし、冷静に考えれば理解できるはずだが、カルトや宗教原理主義が科学を支配下に置こうとして一向にめげずに挑戦し続ける背景にあるものは、これらマイクロバイオーム的なビッグ・データ(この場合は、超ミクロ世界におけるビッグデータ)および巨大タイムスケール(宇宙地質学と人文的歴史学を十分視野に入れた長大な時間意識/これもビッグデータのジャンル!)に関わる意識の欠損(無関心・不勉強・理解不足)に因る視野狭窄ということだ。


例えば、ごく新しい知見によれば、ヒトの個性(アイデンティティ)の規定に関わるDNAが全体に占めるシェアは0.1%、同じく人種間の差異(黒人か白人か日本人か中国人か…?など)は僅か0.2%のDNAで決まっていることが明らかとなっており、この点からも、カルト諸派や宗教原理主義創造論あるいは日本のヤマト民族覇権主義、美的ナルシス・神国的皇統一系論(安倍政権、日本会議神社本庁らの妄執)などが如何に視野狭窄であるかが理解できる。


また、今でも先端科学知の典型と見なされているものの疾うに2003年に全DNA解読が完了した「ヒトゲノム・プロジェクト」では、従来型の科学観の範疇のままではその更なる医学的・社会的応用の側面で限界が見えている。そのため、愈々、DNA研究でも、これからは「エトノス(マイクロバイオームの新世界を視野に加えた新たな自然主義の視点)、コンシリエンス、AI活用」によるビッグデータ解析型への脱皮が求められている。


 
因みに、一般的には殆ど関心が向けられていないが、ビルゲイツ財団ら民間の協力も得て2016年5月に前オバマ政権下で決定した「国家マイクロバイオーム・イニシアティブ」(プロジェクト)をトランプ新政権が何処まで本気で取り扱うかが懸念されている。


それは、このイニシアティブは「普通は可視化できない宇宙規模の莫大なマイクロバイオーム・コミュニティーがDNAも含む実に多種多様な混生体の微小パーツを我われヒトとの間で遣り取りしているという事実を発見したからには、更に人体や人間社会をより良く理解するには人口・政治・経済・思想・文化・人種・宗教らの要素の他に、今度はマイクロバイオームがヒトの多様なエトノス・コミュニティーに及ぼす影響についても、あらためて内外環境的な視座から観察する必要がある」という理解を前提にしているからだ。


また、そのためマイクロバイオーム世界が示唆する「全生命現象の根本に見られる一種の寛容と妥協の論理」を最重視しつつ「AI活用によるビッグデータ分析等の新たな研究手法」に取り組むことが必須であることも前提されており、この根本的な思考方法が排外的で独善的なトランプ政権の発想と真逆であるからだ(関連参照⇒May 13, 2016 National Microbiome Initiative Launched http://urx.mobi/ClI0 )。


(『クオラムセンシングの有意性』の発見/新たな生命観の発見とAI活用による、『民主主義stage2』&『ソシアル時代』への挑戦) 


 
国会での安倍晋三首相の言動で特に目立つのが、自らの“疑惑”追及の場面などで必ず出てくる「そのように私を追及するレッテル貼り、あるいはネーミングによる悪意の印象付けはやめて欲しい!」という言葉だが、その特異な用語の繰り返しは、恰も健全な血液を嫌うゾンビ体が健常な血液の注入で次第に自らが浄化され健常化することを恐れているかの如き異様な光景である。


ところで、上掲書によると近年のマイクロバイオーム研究で多くの細菌がクオラムセンシング(定足数感知/quorum sensing)のシステムを進化させてきたことが分かりつつある。クオラムセンシングとは、「未だ正体が知れぬ相手に対し仮の名づけ(見立て上のネーミング、名詞化)を行い、その見立て上のネーミングに応じて自らのシグナル伝達分子、あるいは自由誘導因子(オートインデューサー)などの分泌をコントロールするシステムのことだ。


つまり、このクオラムセンシングで、ヒトの体内にある細胞と、あるいはそこに棲む細菌類と他の内外細菌ら異分子・異端・外来種との間で、基本的には寛容な共鳴・共振・交流・交換・結合が絶えず行われており、そのプロセスで自己細胞の側でのバイオフィルム(ヌメリらの構造体)形成や、あるいは真逆に有害病原性の侵入許容の機序が生成されたりしていることになる。


従って、近年では病原体の感染も従来考えられていたほどストレートなものではなく、より複雑で多面的なクオラムセンシングと免疫系の絡み合いの帰結であることが分かりつつある(単純に、“病原菌感染=病状発現”になるとは限らぬということ!)。


因みに、人体構成物の約90%は無害化した微生物由来のもので、同構成物の内max.3%が比較的新しい侵入微生物由来、そして残余7%が自己創出の細胞(正味のオリジナル自己は7%だけ!苦w)である。従って、我われヒトの体内エトノス空間と外界である自然エトノス環境との仕切りにも、これまで考えられてきたほど明確で強靭な壁が築かれている訳ではないことが明らかとなりつつある。むしろ、それは強靭・強固よりも<強かなしなやかさ>と言うべきであろう。


まことに驚くべきことだが、このような最新のマイクロバイオーム研究の知見が明らかにしつつあるのは「ヒトを含むあらゆる生命(生命体)における生命維持に必須の秩序の根本原理が、実は全生命(真正細菌(Bacteria)、古細菌(Archea)、真核生物(動植物・菌類・原生生物ほか)の個体周辺に分厚い壁を築き他者や異分子を排除することではなく、強固なアイデンティティ(民主主義のネクスト・ステージを保証する個別的正統保守性)を未来に繋ぐのはエンドレスの寛容と妥協に因る円滑なコミュニケーションの持続ではないか?」という予見知(未だ暗黙知レベルと見なすべきなので)である。


いずれにせよ、これら先見的な分野に関わる研究では、そのような新しい構想への端緒となり得るマイクロバイオームの世界やクオラムセンシング・システムに止まらず、文化トータルの視覚から自然科学と人文・社会科学を融和的に統合(コンシリエンス)しつつ、マクロ・ミクロのビッグデータと巨視的タイムスケールを視野に入れることが必須条件と考えられるので、それこそ、絶えざる改良の過程で日々にソフィスティケートされる柔軟な生命観に足場を置く、そのような意味で<人間のために十分役立つAI活用型の新しいソシアル活動(自然現象と異なり何故に人間社会では自由(実存)が最重視されるべきなのか?という生命論の根本的な疑問への解の発見のための協働作業)が求められることになるだろう(Cf.下記ブログ記事▼)。


▼2017-01-04toxandoriaの日記/[希望のトポス]客観「知」を心底で憎む追憶のカルト、その靖国『顕幽論』是非の意識が日本の命運を分ける/希望は量子論・AI・脳科学らの最先端で必然の流れ「自然・人文科学」融合(コンシリエンス)が生まれつつあること!
http://d.hatena.ne.jp/toxandoria/20170104


 
最後に、AI活用で忘れてならい倫理の問題について付記しておく。それは、ベンチャー、Araya Brain Imagingで脳科学者の立場からAI「人工意識」の開発に取り組む金井良太(脳神経科学者/英サセックス大学准教授、アラヤ・ブレイン・イメージングCEO)の著書『脳に刻まれたモラルの起源/人はなぜ善を求めるのか』(岩波書店)によれば、人間の脳の構造には「本能的な感覚としての倫理観を司る部位」(おそらく進化論的プロセスで蓄積!)があることなど極めて重要な事実が確かめられつつある、ということだ。


金井良太の研究に関わる委細は、同じくコチラ(⇒ http://d.hatena.ne.jp/toxandoria/20170104 )を参照していただくこととして、目下、日本でも危険性の拡大が懸念されるのが、軍事大国家化を急ぐ安倍政権下でサイエンス(科学、科学技術)が「軍事研究」へ急傾斜させられる恐れがあることだ。それは、今まで見たとおり文明・文化・経済と地球上の全ての生命を持続させ保全する観点からすれば、軍事強化に名を借りたサイエンスとAIの軍事フィールドへの傾斜利用は、人類にとって殆ど自殺行為に等しい愚行であることが明らかだからである。 完