toxandoria:旧「toxandoriaの日記」

W,Ⅴ.O.クワインによれば、地理や歴史から物理学や数学、論理学までに至る知識や信念の総体は周縁部(フリンジ)でのみ経験と接する人工の構築物ないしは「境界条件が経験であるような力(持続的ダイナミズム)の場」とされ、この描像の下で理論(又はイデオローグ)と合致しない観察結果が得られたとき生ずるのは何らかの特定の仮説の撤回ではなく、信念体系内部の各命題に割り当てられていた真理値の再配分であり、そこには多くの選択の余地(つまり無限の可能性が絶えず拓ける状態)がある。中山康雄著『科学哲学』(人文書院)

これは『引かれ者の小唄』なのか?


佐藤優著『国家の罠』(新潮社、¥1.680.-)に次のような驚くべきこと((1)〜(3))が書いてある。
・・・著者の佐藤優氏は、元・外務省主任分析官で鈴木宗男代議士「疑惑」の関連で東京地検特捜部に「逮捕」された人物。逮捕の容疑は、ロシア支援委員会費用の流用関連の「背任」、及び三井物産北方領土へのディーゼル発電機・供与を巡る業者選定問題(官製談合)など。


(1)佐藤優氏の取調べを担当した西村尚芳検事が「これは時代に区切りをつけるための『国策捜査』だ」と言った。
・・・従って、政治的事情によって「法の適用と正義の基準」は変わるものらしい。また、西村検事は「法と正義の適用基準」が変わるもう一つの条件として「世論の変化」を挙げるが、これは「マスコミの情報操作の役割」が大きいということらしい。


(2)佐藤優氏は、今、日本の政治がケインズ型からハイエク型に向かっていると述べている。
・・・これは、日本が市場原理主義経済(新古典派自由主義)の国へ向かうということで、具体的にはアメリカ・ブッシュ政権の経済政策に隷属する小泉政権の経済政策のことであろう。


(3)捜査の手が前首相経験者にまで及ぶ雰囲気になると、突然、捜査の終了が宣言され、担当の西村尚芳検事が地方へ異動した。


●一方、4/8付で東京地検特捜部長に就任した大鶴基成氏は、記者会見で次のように述べている。・・・(2005.4.11、共同通信のNET配信記事)より部分転載/下記URL。


『国民がこういうことがまかり通っていいのか』と憤慨するような事案を摘発していきたい---途中、略---自分が担当した事件については「まじめな人が、そのポストにいたためかかわってしまったものが多い。家族もつらい思いをしている。自分から手柄話のようなことは言わない」とコメントしなかった。---後部分、略---』
http://flash24.kyodo.co.jp/?MID=RANDOM&PG=STORY&NGID=soci&NWID=2005040801002761