toxandoria:旧「toxandoriaの日記」

W,Ⅴ.O.クワインによれば、地理や歴史から物理学や数学、論理学までに至る知識や信念の総体は周縁部(フリンジ)でのみ経験と接する人工の構築物ないしは「境界条件が経験であるような力(持続的ダイナミズム)の場」とされ、この描像の下で理論(又はイデオローグ)と合致しない観察結果が得られたとき生ずるのは何らかの特定の仮説の撤回ではなく、信念体系内部の各命題に割り当てられていた真理値の再配分であり、そこには多くの選択の余地(つまり無限の可能性が絶えず拓ける状態)がある。中山康雄著『科学哲学』(人文書院)

社会保障の個人勘定化、本格的ホームレス時代の到来

ブッシュ大統領は、高齢化の進展がもたらす財政破綻に言及するにあたって、社会保険社会保障)の民営化(Privatization)を巧妙にも「社会保険社会保障)の個人勘定化(Personal Accaunts)」と言い換えています。ナンデモ・アメリカのニッポンは、やがて「社会保険の個人勘定化」を言い出すでしょう。小泉政権がなかなか年金改革に着手せず郵政改革の紙芝居でお茶を濁す理由はこの辺にあるようです。つまり、アメリカの動向(2009年度が施策開始目標)とタイミングを伺っている訳です。それは“今からでも入れます!”を唄う保険会社にビッグ・ビジネスチャンスをもたらし、日本国民には一層の窮乏化のチャンスをもたらすことでしょう。

[参考]海外労働情報、アメリカ合衆国
http://www.jil.go.jp/foreign/jihou/2005_3/america_01.htm

●これで、日本も愈々『本格的な生存権放棄時代』(究極の自己責任時代)の幕開けという訳です。ここに一括改憲論(平和&生存権条項の削除)が絡んできます。もはや日本国憲法第25条(国民の生存権規定)など屁の河童という次第です。故に、善良なる日本国民は須らく人権排除政策の受け皿となるホームレス(路上生活者)についてのノウハウを学ぶべきだということになります。なお、路上生活者には「住民票ありタイプ」と「住所不定タイプ」の二種があることを念頭に置くべきです。当然、後者の場合は選挙権も放棄することになり、いわゆる“憲法25条以下”の人権が無視される『非人間』です。目出度くも、ザイニチに次ぐ新たな「内的国境」の創設ということになります。そして、このような政策に臆することなく取り組むニッポンの政治権力者たちは世界に名だたる『人非人』と目され、混迷のEUからは『人非人先進国』へ視察の群れが大挙することになるでしょう。

[参考]ホームレス入門
http://www.interq.or.jp/pacific/getjapan/ueno/ueno.htm

[参考]ホームレスってどんなひと?(憲法関連裁判情報)
http://www.jicl.jp/now/saiban/backnumber/homeless.html

[参考]ホームレスの実態に関する全国調査報告書
http://www.mhlw.go.jp/houdou/2003/03/h0326-5.html

[参考]増え続ける東京都のホームレス/東京新聞・特報記事(6/20)
http://www.tokyo-np.co.jp/00/tokuho/20050620/mng_____tokuho__000.shtml