toxandoria:旧「toxandoriaの日記」

W,Ⅴ.O.クワインによれば、地理や歴史から物理学や数学、論理学までに至る知識や信念の総体は周縁部(フリンジ)でのみ経験と接する人工の構築物ないしは「境界条件が経験であるような力(持続的ダイナミズム)の場」とされ、この描像の下で理論(又はイデオローグ)と合致しない観察結果が得られたとき生ずるのは何らかの特定の仮説の撤回ではなく、信念体系内部の各命題に割り当てられていた真理値の再配分であり、そこには多くの選択の余地(つまり無限の可能性が絶えず拓ける状態)がある。中山康雄著『科学哲学』(人文書院)

「総選挙」(亡国の美人コンテスト?)の影に隠れる「巨額の国民負担増」、4.8兆円



●現時点における小泉改革の成果を具体的数字で検証するため、小泉政権下の4年間で決まった「巨額の国民負担増」の概要を推計してみました。その結果、下記のデータで分かるとおり、その概要は約4.8兆円という巨額になっています。4年間の「小泉構造改革」なるものの成果を数字で把握すると、このような恐るべきものとなります。どうやら「国民への痛みの分配(押し付け?)」という公約は見事に達成したようです。

●これに、もう一つの恐るべきデータである「4年間の国債発行額=約200兆円」が加わります。これは、“国債発行額の30兆円枠の突破”(こんな小さな公約破り)なんか大したことではない!”の世迷言を吐いた結果なのです。このため、今や日本の財政赤字額の累計額は1,000兆円(地方債、利払い込み)を突破しています。これは明らかな“公約破り”です。しかし、国民の過半は、今や『郵政のデーモンと化した・小泉首相』の“そんなことは大したことではない!”というワンフレーズ・ポリテクス(詭弁)にコロリと騙されているようです。大方のマスコミもしかりです。

●ハッキリ言って、「小泉構造改革」なるものの実像は、このように惨憺たるモノ(国家的リフォーム詐欺?)です。しかし、この先において、更なる苦しみを選択するのも「国民自身の自己責任」です。「総選挙」をメディア総動員で「美人コンテスト化」する「小泉劇場」は、今日も“大入り満員御礼”のようです。

[小泉内閣による増税等による国民負担増のプラン]

(実施/確定A)
雇用保険料引き上げ   02年10月〜   (1,500億円)
医療保険の患者負担増  02年10月〜   (4,800億円)
介護保険料引き上げ   03年4月〜    (1,100億円)
医療保険料率引き下げ  03年4月〜    (5,200億円)
・酒税の引き上げ     03年5月〜    ( 800億円)
・タバコ税の引き上げ   03年7月〜    (2,200億円)
・厚生年金保険料の負担増 04年10月〜   (3,200億円)
配偶者特別控除の廃止  04年12月〜   (4,800億円) 
・個人住民税の引き上げ  04年〜      ( 500億円)
公的年金保険控除縮小  05年1月〜    (1,200億円)
・老年者控除の廃止    05年1月〜    (1,200億円)
国民年金保険料の値上げ 05年4月〜    ( 400億円)
雇用保険料引き上げ   05年4月〜    (1,500億円)
・住民税のアップ     05年6月〜    (1,800億円)
介護施設の居住費の徴収 05年10〜    (1,000億円)
▲1 以上が国民負担増の確定金額の概要。総計=3兆1千2百億円

(実施/予定B)
・厚生年金保険料引き上げ 05年10〜    (3,200億円)
定率減税の圧縮・廃止  06年〜      (12,500億円)
・療養病床費の自己負担  06年〜      (1,000億円)
▲2 以上が国民負担増の予定金額の概要。総計=1兆6千7百億円

▲3 現時点(2005.8.17現在)における小泉改革の成果=国民負担増額の推計
(概算)                 4兆7千9百億円

(その他/予定)
・年金課税による高齢者負担増
生活保護老齢加算廃止
・高齢者控除縮小・廃止
・住宅ローン減税の縮小
・フリーターの課税強化  & others to follow.(近日公開、乞う御期待!)

(注1)下記の関連するBlog記事(■)も、ご参照ください。

■[民主主義の危機]高すぎる日本の「民主主義のコスト」
http://d.hatena.ne.jp/toxandoria/20050315

(注2)下記の関連するBlog記事(★)も、ご参照ください。

★エッ!、郵政改革PRは、老人、女性など、“ちょっとIQの低い人々中心
http://d.hatena.ne.jp/toxandoria/20050816

★既存メディアが「郵政民営化」を客観的に報道できない理由?
http://d.hatena.ne.jp/toxandoria/20050817