toxandoria:旧「toxandoriaの日記」

W,Ⅴ.O.クワインによれば、地理や歴史から物理学や数学、論理学までに至る知識や信念の総体は周縁部(フリンジ)でのみ経験と接する人工の構築物ないしは「境界条件が経験であるような力(持続的ダイナミズム)の場」とされ、この描像の下で理論(又はイデオローグ)と合致しない観察結果が得られたとき生ずるのは何らかの特定の仮説の撤回ではなく、信念体系内部の各命題に割り当てられていた真理値の再配分であり、そこには多くの選択の余地(つまり無限の可能性が絶えず拓ける状態)がある。中山康雄著『科学哲学』(人文書院)

 I wish you a Happy New Year !

あけましておめでとうございます。

昨夜から今朝にかけて岩城広之氏のベートーベン・マラソン(10時間で第一〜第九まで全曲指揮)のネット放送
http://www.ivig.jp/live.html)を聴きましたが、今朝になってから岩城氏がガンと闘いながらの全曲指揮であったことを知り驚きました。

健康で五体満足で生きられることの意味を真剣に考えさせられる新年となりました。

また、新年早々に、いささかドギツイ表現ですが欧米に『(政治権力者は)ジャーナリストを高級売春婦より安い値段で買うことができる』というホットな俚諺(?)があるらしいことを知り、これにも驚きました。そして、この言葉は欧米よりも、今の日本の状況にこそ相応しいのではないか、と思いました。

それは、かつて小泉首相が4人の新聞記者たち(読売1人、朝日1人、毎日2人)と会食していたとき、偶然に『イラクで3人の人質事件が発生したという情報』が官邸に伝えられましたが、「その後も彼らは(平然として?)約2時間にわたり会食を続けた」という事実があること、そして、「この稀少で重要な歴史的瞬間に遭遇した日本の首相がその時どのような判断をしたかについて目撃し直接知る立場にあった、これら日本のマスコミのトップ記者たちが、その後、一切このことについて沈黙を守り続けている」という事実を思い出したからです。

本年もどうぞよろしくお願いします。