toxandoria:旧「toxandoriaの日記」

W,Ⅴ.O.クワインによれば、地理や歴史から物理学や数学、論理学までに至る知識や信念の総体は周縁部(フリンジ)でのみ経験と接する人工の構築物ないしは「境界条件が経験であるような力(持続的ダイナミズム)の場」とされ、この描像の下で理論(又はイデオローグ)と合致しない観察結果が得られたとき生ずるのは何らかの特定の仮説の撤回ではなく、信念体系内部の各命題に割り当てられていた真理値の再配分であり、そこには多くの選択の余地(つまり無限の可能性が絶えず拓ける状態)がある。中山康雄著『科学哲学』(人文書院)

再度「共謀罪・審議入り」が決定したことで、新たに見えてきた問題点

●ブログ記事[再度『共謀罪・審議入り』が決定=「凶暴化する権力」に無関心の日本国民](http://d.hatena.ne.jp/toxandoria/20060421)について複数のブロガーからTBを頂いたことで、隠れていた問題点が新たに見えてきました。いずれにしても、殆んどのマスメディアによって無視され、一般国民も他人事のように無関心な中で、日本の近・現代史に汚点を残すことになる「治安法・案」(“旧治安維持法”以上に危険な代物)が、4月28日に与党によって強行採決される見通しです。

●以下に、TBを頂いたブロガーのURL及びそれに対するレスを再録しておきます。

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■miyauさまの記事 → 日替わりコラム-今週のテーマは「愛」だぜ!、http://miyau.cocolog-nifty.com/sozoro/2006/04/post_f2a4.html

# toxandoria 『miyauさま、TBありがとうございます。

共謀罪ができた暁には、談合も、愛国論も、恋愛論も、ビジネス版井戸端会議も摘発の対象となるでしょう。

社会的役割意識と目的意識が明確なアソシエーション型のNPO(フランス型のNPO)も一網打尽ということでしょうね。

談合はともかくとして、これでは恐るべきゲシュタポ国家です。フランスなら、とうに大統領府が巨大デモに囲まれるところです。』


■tokyodoさまの記事 → 民主党,組織犯罪集団に限定した対案を!〜共謀罪のポイント、http://blog.goo.ne.jp/tokyodo-2005/e/b143d78281b64c7d663bae4e5ed40d8a

# toxandoria 『tokyodoさま、TBありがとうございます。

民主党など野党には是非ふんばってもらいたいのですが、自分の身に振りかかる深刻な問題であるのに肝心の一般国民が無関心であることに危機感を覚えます。

この問題の実像は、日本国民に対する“国家的ドメスティック・バイオレンス”だと思います。』


■exodusさまの記事 → 日本はもはや国家の呈をなしていない.出入国管理システムをバミューダ籍の幽霊会社に10万円で丸投げ!、http://exodus.exblog.jp/3279245

# toxandoria 『exodusさま、TB&“目から鱗の情報”ありがとうございます。

我われ一般国民が何も知らぬ間に「日本政府(JAPAN-VISIT)−アクセンチュア社(得たいが知れぬ無国籍コンサル企業/エンロン・スキャンダルで事実上倒産した監査法人アーサー・アンダーセンの1部門であった)−米国政府(US-VISIT)」の腐れ縁がここまで深化していたんですね。これを繋ぐのが小泉政権の仕事だったのでしょうか? これが“共謀罪”を押す外圧の正体だったのでしょうか?

そして、その証拠が「低入札価格調査の概要」(http://www.moj.go.jp/CHOTATSU/KOBETSUJYOHO/rakusatsu097-02.html)が釈明するところの法務省大臣官房会計課における“アクセンチュアの10万円落札事件”なのでしょうか?

ともかくも、入管、司法・検察、警察が根こそぎアクセンチュアの掛けた罠に嵌りつつあり、日本国民がブロイラーのように見立てられているようで不気味であり、不安を感じます。どう考えても、日本のメディアが悉くこの種の問題を避けていることも不自然です。

皮肉なことに岡崎久彦氏(http://www.kantei.go.jp/jp/m-magazine/backnumber/2003/okazaki.html)が、かつて防衛関係かどこかで慨嘆して吐いた“今の日本はアマチュア国家だ!”というコトバが真実味を帯びてきました。まことに恐るべきことです。

関連キーワード検索をしていたら、アクセンチュアNHKの給与システムのコンサルティングにもかかわっていたらしいことが分かりました(http://chiebukuro.yahoo.co.jp/service/question_detail.php?queId=7814949)。他のメディアへの浸透も推して知るべしなのでしょうか?』


■kaisetsuさまの記事 → 買春問題と日本人男性の非近代的意識、http://blog.kaisetsu.org/?eid=367626

# toxandoria 『kaisetsuさま、TBありがとうございます。

権力者の売春等のスキャンダルを揉み消そうとする行為は日本政府や法務当局だけでなく、例えば、下記のブログ記事(★)の事例のように地方自治体レベルでも横行しています。タレこみや密告で犯罪をデッチ上げようとする共謀罪は、この種の目的のためにも悪用される恐れがあると思います。

★〝政治のポルノクラシー化〟埼玉県議会2代続けて「買春疑惑」議長!(権力とマイノリティ)
http://ameblo.jp/t-garasu/theme-10000983800.html


■beatniksさまの記事 → 共謀罪法案の審議が始まった、http://beatniks.cocolog-nifty.com/cruising/2006/04/post_c32f.html

# toxandoria 『beatniksさま、TBありがとうございます。

>与党側は、4月28日の共謀罪法案の採決を本気で考えているとも言える。

この法案が治安立法であることは明白だと思います。しかし、exodusさまの記事(http://exodus.exblog.jp/3279245)で詳しく分析されているように、そのアクセルを踏んでいるのがアクセンチュアhttp://www.accenture.com/)であるとすれば、日本政府はトンでもない過ちを犯しつつあることになります。

小泉首相は、またもや国民を犠牲にしてブッシュへ最後の忠義立てをするつもりかも知れませんが、「世界トップの電子政府の実現」を名目にしながら、内実は強欲なアクセンチュアへ日本国民の生命と財産をソックリ売り飛ばすことになります。このことに気がつかない日本の法務省は余にもレベルが低すぎると思います。

売り飛ばすどころか、未来永劫に日本国民を無法な守銭奴企業アクセンチュアの奴隷にするつもりかも知れません。

防衛次元の問題についてですが、このような日本政府の甘チャンぶりについては、国際的な視点で日本の危機管理について研究している(財)DRC(http://www.drc-jpn.org/)の玉真哲雄研究員ら(http://www.drc-jpn.org/AR-5J/tamama-j.htm)が、彼らの研究論文上で辛辣に批判しています(玉真氏は違いますが、DRCの研究員の多くは防衛大学出身者のようです)。』

<追記>

●exodusさまから重要なレスを頂いたので、以下にそのまま転載します。

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Commented by exod-US at 2006-04-23 22:54
toxandoriaさん:お役に立てたとしたらとてもうれしいです.

アクセンチュアというのはほんの1事例に過ぎませんが,こうして「化けの皮」が剥がされると,結晶作用のようなことが起きてバラバラだったものが一挙につながって目に見えてきます.

解説では触れませんでしたが,どこどこ日記には「 次期登記情報システム開発に係るプロジェクト統合管理支援業務(法務省民事局)」 「検察総合情報管理システムのシステムテスト,導入等作業(法務省刑事局)」とありますね.おっしゃる通り「入管、司法・検察、警察が根こそぎアクセンチュアの掛けた罠に嵌りつつある」という状況になっているようです.もちろんNHKの場合も単なるコンサルテーションというレベルの話ではありません.基幹中の基幹とも言うべきところが軒並み侵食されています.

アメリカ国内にはアクセンチュア社に対する根強い批判があります.これはまったく横断的なもので,支持政党や思想・信条を越えた幅広いものです.脱税してるような会社になんで税金を注ぎ込むんだという直感的な反発ですが,当局がその共犯になっているところにことの本質があると思います.(パートナーシップとか言ってますけどね)

Commented by exod-US at 2006-04-23 23:03
実態は分かりませんが,民族系企業が完全に入札から弾き出されているような感じですね.

かつて関税外障壁とか騒いでいた頃とは様変わりしてしまったようで...日立がIBMの軍門に下る(下請け化?)なんて話さえ聞こえてきます.

この巨大な共謀・共犯関係をtoxandoriaさんならなんて名付けますか?過去にももちろんこのようなことはあったとしてもそれがある種の完成に近づきつつあるという意味で,これは「世界史的な事象」と見てよいような気がするのですが...