toxandoria:旧「toxandoriaの日記」

W,Ⅴ.O.クワインによれば、地理や歴史から物理学や数学、論理学までに至る知識や信念の総体は周縁部(フリンジ)でのみ経験と接する人工の構築物ないしは「境界条件が経験であるような力(持続的ダイナミズム)の場」とされ、この描像の下で理論(又はイデオローグ)と合致しない観察結果が得られたとき生ずるのは何らかの特定の仮説の撤回ではなく、信念体系内部の各命題に割り当てられていた真理値の再配分であり、そこには多くの選択の余地(つまり無限の可能性が絶えず拓ける状態)がある。中山康雄著『科学哲学』(人文書院)

2006年、夏のフランドル(オランダ・ベルギー)旅行の印象/Appendix2

●その後の、当シリーズ記事へのコメント&レスをまとめて「Appendix2」としてUPしておきます。


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# 谷口硝子 『toxandoriaさま


とても美しいステキなヨーロッパの風景(…オランダ・ベルギー旅行のお写真ですが、不案内なために、とりあえずそういう言い方お許しくださいませ)、いいですねぇ(m…m)。わたしは街の景観は気に入っているし、異文化に対するあこがれは、かなりあります。


ただ、わたしの趣味的な印象ですが、「クロネコさま、キャァ(ツ?)! お美しや!」「ベルギービールは、酵母によるアルコール濃度の高いのが美味! もともと薬として使われていた」…なるへそー。昔は薬として使われていたビールなど、かつて「ハレの日に飲まれていたものが、いまや、そうした『薬物を日常的』に、飲用するようになった」そうしたありようを現代的に、どう考えるのか、いろいろ想いをめぐらしちゃいますね。


ご存じのように、小泉政権より「最悪な」次期・安部政権の誕生を目の当たりにしながら・・・。このところ「障害者自立支援法」関連の取材・調査をしているのですが、この国には「社会福祉」という概念が、近いうちに消滅する予感があります。「社会的弱者」に対する権力の「分断」が、進行している現実に接していると「世も末だよな!」と、怒りと過労が相まって、ひたすらため息(?!)ゆえの、密かな「逃亡願望」が・・・。』


# toxandoria 『谷口硝子さま、コメントありがとうございます。


このクロネコさまは、お美しいですか? toxandoriaは“ネコを見る目”があまりない(イヌを見る目はあります)ので分からないのですが・・・。ただ、本当に驚くほど真っ黒で、馴れ馴れしいネコチャンでした。


グルート(gruto)は“薬物”に近いといっても強烈なものではないので大丈夫だと思います。是非、一度ベルギービールをお試しください。下記の種類であれば、おそらく酒類専門店(輸入洋酒も扱う)の片隅に眠っているはずです(未だ一般的ではないので、店頭では売れ残る傾向があるようです)。いずれも小壜ですが、アルコール度が高いのでこれで十分です。ラガーのように咽でキレを味わうものではなく、ワイン又は日本酒のように少しずつ飲みながら、香りと深い味わいをジックリ楽しむもののようです(実は、toxandoriaも初心者なので、よく分からないのです)。


シメイ(Chimay)・・・有名な修道院ビールですが、ブルー、レッド、トリプルの三種類あります。330ml入り小壜が、350〜450円位で買えます。アルコール9.0%位です。


ベルビー・クリュック(自然発酵正統派のランビックビール)・・・ブラックチェリー入り、375mlの小壜が600〜650円位で買えます。アルコール5%強のものが多いようです。


イギリスでは、ブッシュにシッポを振りすぎたブレアが大多数の国民から厳しい批判を浴びて、近々に漸く退陣することになったようです。そして、次期首相の有力候補とされるブラウン財務省は、EUと一線を画しながらも、富の公正な分配や弱者対策重視などで、やや左へ舵を切るのではないかと見られています。この点で日本の現状はお寒い限りですね。


このように世界の潮流と対照的な傾向(=右傾化傾向)が顕著となりつつある日本では、一般的な意味での国民の意識(及び、肝心の政治家らの意識)がますます劣化し、ヒビ割れ状態に入ってきたと思われます。


これからの日本は“期待の星の王子様の下で、上辺だけ美しいテーマパークづくり”を目指すのでしょうか?』


# 谷口硝子 『toxandoriaさま


>シメイ(Chimay)・・・有名な修道院ビールですが、ブルー、レッド、トリプルの三種類あります。330ml入り小壜が、350〜450円位で買えます。アルコール9.0%位です。


シメイビールは、わりとよく飲んでます。これが酵母の味なのかぁ…と、なかなか味わい深いです。(バドワイザーとシメイが、同じビールなんでしょうか?!)アルコール分、そんなに高かった? オッと、シメイ・レッドの空き瓶を発見! その瓶の表示によれば、アルコール分約7%。


近所の酒屋さんが、ワインやビール、日本酒、焼酎など、いろいろ美味なお酒を各地から仕入れてくるので、懇意にしてます(単なる呑んべゆえ…)。銘柄は覚えていないけど、陶器の瓶に入ったベルギービールも飲んだことあります。


シメイ・レッドは1年もの、ブルーが2年もの、ラベル的にいえばホワイトは3年もの、ではなかったでしょうか。レッドは日本でもわりと出回っていますが、ブルーやホワイトは、単価が高くなるので、あまり見かけませんね。小瓶だけじゃなくて中瓶もあります。クリスマスの時期でしたが、その酒屋さんに一升瓶ぐらいのシメイビールがありました。これって、パーティーに持っていったら、みんなに喜ばれそうじゃーん! って思いました。


あと、日本では「発泡酒」に分類されてしまうのだけれど、ベリーなどの果実と一緒に醸造したベルギービールもあります。ほとんど、ジュース感覚、フルーティーで美味! これは、ご近所の小さな自然食レストランで、たまに飲みます。


小さな街のわたしのご近所付き合いは、主に「食と酒」に関係する、個性的にがんばっている個人商店の人たちです。食材の調達はスパーマーケットも大いに利用していますが・・・。「安くて美味しいラーメンと餃子」食べるなら、このお店とか、お酒は「安くて美味しいのは、どれ?」とか、わがまま言いいながら、情報も一緒にゲットしてます。
そういうささやかなコミュニケーションって、ヤッパ、大切だってつくづく思ってます。』


to → 「2006年、夏のフランドル(オランダ・ベルギー)旅行の印象/ブルージュ・総集編」


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# 一元 『西欧の芸術を実見することで、新しい「何か」を発見されておられるように感じています。


私は、アジアを骨董の中に見出す旅に出ています。


(参照)茶房 『一元』 視線のシンフォニー


プラトニック・シナジー理論の実践的探求でもある。
http://curios.ichigenchabo.com/


# toxandoria 『一元さま、コメントありがとうございます。


任那の茶碗から、いにしえの“交流の時代の闊達な空気”を連想しました。


それはゲントにあるヤン・ファン・アイクの『神秘の子羊』の背景に描かれたフランドル都市の自由な空気にも繋がるような気がします。』


# とむ丸 『 うっとりするような美しい町並みですね。


昨年春、私はパリ、ボルドー、レンヌという3つの都市を訪れたのですが、レンヌという北フランスの街は、パリやボルドーといった石造りの街とちょっと違った印象を持ちました。レンガを使った建物など、ちょっとイギリス風かな、と思いました。そんなレンヌはブルージュと似ている感じがします。海峡を挟んでイギリスとも関係の深かった北フランスからフランドル一帯は似ているのかな、とも思いました。住んでいる人もアングロサクソンぽい人が多いですよね。


それはそうと、こうしたヨーロッパの自由都市の話しを聞くたびに、私はかつての数少ない日本の自由都市、堺を思い起こします。


信長がこの自由都市を滅ぼしたと思うと手放しで英雄信長を称賛できない気分で、自由都市が歴史の流れにのみこまれてしまったことが惜しくもあります。と同時に、「わわしい」といわれた室町の女たちの姿がいつのまにか見えなくなったことに、多少いらだちを覚えます。歴史書に残ることがなかった庶民階級、とりわけ女たちについて、アナール的手法であぶり出して欲しいものだ、等と考えています(あっ、ちょっと脱線)。


「主権者意識に目ざめた市民層が、平和主義と寛容(トレランス)の理念の下で歴史の知恵に学びつつ内発的な意味での美しい国を地道に創り上げて行くことは出来るのです」というtoxandoriaさんの言葉。これを今、私たちは試されているのかもしれません。』


# toxandoria 『とむ丸さま、懇切なコメントありがとうございます。


未だ行ってないのでボルドーとレンヌはとても憧れの都市です。パリ・ボルドー・レンヌ・ブルージュブルゴーニュ文化の全盛時代)に共通するのは「百年戦争」ですね。近年、あまり「英仏百年戦争」と呼ばなくなったのは国民国家時代以前の一種の内乱的性格の戦争であったからのようです。


特にレンヌは今でもケルト文化の影響が感じられるそうですが、ゲルマンの一派とされるブルージュ(この辺りがローマ時代のtoxandria地方です)の人々の古層にもケルト的なものがあるかも知れません。


おっしゃるとおり、信長には疑問を持ち続けています。「わわしい女」たちがいた室町時代は日本文化の個性が創られた時代だと思います。


言ってしまえば、信長がやったことはこの「日本文化の貴重な個性」を根絶やしにする手法で日本をリフォームしたのではないか、と思っています。


今風に言えばそれは「悪徳リフォーム業者」の遣り口であり、詐欺的で野蛮な文化の殲滅(ジェノサイド)です。


これから「オランダ編」にとりかかりますが、九州の「オランダ村」のことを思い出し複雑な感慨に囚われています。


実は、いささかその頃の仕事の関係があって、出来たばかりの「オランダ村」(ハイス・テンボス/Huis ten Bosch Palaceは「森の家」の意味でオランダの王宮を指す)を見学に行ったのですが、その“あまりの美しさ(ケバケバシサ?)に驚くと共に得たいの知れぬグロテスクな感情”に襲われたからです。


今日の全国紙の広告欄では、「小泉政権を継承する安倍新政権と、昨日、急に議員辞職を表明した竹中大臣に関わるスキャンダルの見出し」(週刊誌二誌の巨大な広告)が大きく踊っています。


つまり、このような悪徳に満ちた疑惑の遺産を残した「小泉構造改革」の本質はまさに「悪徳リフォーム業者」の遣り口そのものだ、と思われます。


今また、懲りずに日本ハムの新庄選手や大物タレント藤原紀香さんを自民党の新しい広告塔になれと口説いているようですが、このセンス(見栄えだけで国民を再び騙そうとする)も、まさに「悪徳リフォーム業者」そのものです。


toxandoriaは、今、“どこかの自治体かゼネコンあたりが地域活性化の名目でブルージュ姉妹都市提携を働きかけ、更に「テーマパーク・日本ブルージュ村」を造る構想をぶち上げるのではないか”と密かに恐れています。


去る9月9日のことですが、フィンランド世界遺産スオメンリンナ要塞」を視察した小泉首相が、個人的な趣味だと称して、そこの「世界遺産の石」を持ち帰りました(同日付、共同通信・報道)。



この小泉首相の行為は些細なこととして一般国民から殆んど看過されていますが、この重責を負うべき日本国・宰相の余りにも軽すぎる行為には、まさに「悪徳リフォーム業者的な独善的妄想」のようなものが感じられます。』


# ichigen 『信長と堺の物語は、形を変えて現在も進行しています。


現在、地方の素封家が壊滅しつつあります。


これに先立っても、同じようなことが何度も起きています。


この部分を