toxandoria:旧「toxandoriaの日記」

W,Ⅴ.O.クワインによれば、地理や歴史から物理学や数学、論理学までに至る知識や信念の総体は周縁部(フリンジ)でのみ経験と接する人工の構築物ないしは「境界条件が経験であるような力(持続的ダイナミズム)の場」とされ、この描像の下で理論(又はイデオローグ)と合致しない観察結果が得られたとき生ずるのは何らかの特定の仮説の撤回ではなく、信念体系内部の各命題に割り当てられていた真理値の再配分であり、そこには多くの選択の余地(つまり無限の可能性が絶えず拓ける状態)がある。中山康雄著『科学哲学』(人文書院)

「高級水で美しい国を厚化粧する安倍シミュラク−ル政治」の残響


ドイツ大聖堂(ベルリン) presented by (copyright)Igarashi Taro 「10+1Web Site」、http://tenplusone.inax.co.jp/archives/2001/11/10000000.html
・・・この画像は、当記事内容と直接の関係はありません。ただ、何となくドイツの空気が吸いたくなった気分なので掲げてみました。1893年〜1905年に建造されたイタリア・ルネサンス様式の傑作です。


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<プロローグ>


【「末は博士か大臣か」。こんな言葉が語られたのははるか昔のこと。博士はともかく、大臣、政治家の権威は著しく失墜した。「政治家」という言葉から多くの人が抱くイメージは、企業から裏金を受け取り、国家を利用して私服を肥やす悪人だろう。いつのまにか政治家は公に奉仕するものから、売国奴になってしまった。】


上の【文章】は【連想検索サイト[想・IMAGINEhttp://imagine.bookmap.info/imagine]の「新書マップテーマ:政治家http://shinshomap.info/theme/politician.html]】からの転載です。残念ながら、現在における日本の政治家についての我われの共通認識は、こんなところでしょう。しかし、この共通認識は未来永劫にわたり不変であるはずがなく、我われ自身が変われば、このような共通認識の中身、つまり売国奴まで身を落とした日本の政治家の中身は変わり得るのです。我われは、このように「単純明快な事実」を決して忘れるべきではないようです。


ところで、この連想検索サイト[想・IMAGINE、http://imagine.bookmap.info/imagine]は、国立情報学研究所の高野明彦・教授(http://www.nii.ac.jp/index.shtml)らが中心となって作った非常に野心的なサイトです。その特徴は、“複数の情報源からの“見え”を組み合わせることで、我われが電子情報空間の中での緩やかな位置を知り、その電子情報空間内でのアバウトな位置と我われの脳内にある潜在記憶とを緩やかに摺り合わせることで、これから我われがどの方向へ歩き出すべきかを自分で判断(決断)できるように工夫してある、という点にあります。


高野教授は、“いたずらにWeb2.0などという流行(はや)り言葉に踊らされた我われが、グーグルの絞り込みは全ての知識の結果だなどという軽薄な錯覚に嵌ることのないように”と警告を発しています。それは、そのグーグルの絞込みの結果が極めて狭く偏った知識であるかも知れないからです。そのことの喩えとして、高野教授は次のようなことを言っています。・・・指定したコトバの有無だけで探すウエブ検索は超強力なサーチライトのようなものであり、地球の裏側まで見通せるかも知れないが、その視野は非常に狭い。


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関連する三つの記事(下記■)へ頂いたTB・コメント&レスを纏めて再掲しておきます。いみじくも、ここで炙り出されたのは、冷酷にも無辜(むこ)の一般国民を人身御供としつつ、決して倦(う)まず弛(たゆ)まず懲(こ)りずに“世襲家産と私腹を肥やすこと”(=特権的な仮装行為)だけに専心する、『安倍シミュラク−ル政治』が演出する「美しい国」ニッポンの主役(政治権力者)たちの心底からイジ汚く脂ぎった「擬装右翼」としての正体です。


■2007-03-07[原理主義の罠]<妄想>世界同時株安と円高ドル安の観察、http://d.hatena.ne.jp/toxandoria/20070307
2007-03-08[民主主義の危機]“永遠のファシズム”への道を歩む「美しい国」ニッポン、http://d.hatena.ne.jp/toxandoria/20070308
■2007-03-12[暴政]高級な水で「美しい国」を作る安倍式・シミュラク−ル政治、http://d.hatena.ne.jp/toxandoria/20070312


<注記>


●シミュラク−ル(simulacre)


IT技術・バイオテクノロジーなどの発達によって、現代社会では本物の装置や事物がもたらす出来事やそれに関連する本物の血が通った生身の人間のサービスや行為よりも、仮装的・人工的な代替装置あるいは代替物等(例えば自動販売機、ジャンク・フード、仮想店舗など)によって便利で安直な満足感を得ることが可能となっている。このため、ジャン・ボードリヤールは<真実の存在>と<真実の価値>、別に言えば<真実の生>が滅亡の危機に瀕していることを指摘した。これは、人間社会が科学予測的な「シミュラシオン社会」よりも更にグロテスクな「シミュラク−ル社会」へ転化する可能性を暗示している。なお、シミュラク−ルは幻影、贋物なども意味する。
(用法例) Simulacre d'elections = 形だけの選挙 ← まさにニッポンの選挙!


●仮装行為


特に租税法で使われる法律用語で、故意に真実の事実関係や法律関係を隠ぺいして外形を偽装することを意味する。税負担を回避するために行われる「仮装行為」は脱税行為となり、重加算税の対象となる。広義では、違法な名義貸しや詐欺行為などのフレームを意味することもある。


●安倍シミュラク−ル政治


現代日本の“妙に脂ぎった異様な空気”を「仮装、偽証、厚化粧、擬装、偽善、偽者、贋物、偽愛国者」などとダジャレて名づけたもの。


・・・・・以下、TB・コメント&レスの再掲・・・・・


[ to [原理主義の罠]<妄想>世界同時株安と円高ドル安の観察、http://d.hatena.ne.jp/toxandoria/20070307]


(renshiさまのTB) = <妄想>世界同時株安と円高ドル安の観察、http://ameblo.jp/renshi/entry-10027482527.html


(toxandoriaのレス)


『renshiさま、TB&記事紹介ありがとうございます。Resの代わりに、この記事(下記)に(補足)を書きましたので、どうぞよろしくお願いします。http://d.hatena.ne.jp/toxandoria/20070307』(2007/03/09 23:41)


(補足)


紋章についての知識は殆んど無いに等しいのでこれは全くの想像ですが、ご指摘のような財政的繋がりと王室の血統などのイコノグラフィー・ファクター(要素図像)が複雑に融合している印象があります。


一般的な説明では、現在の英王室の紋章の始まりは「百年戦争」(1338-1453)の前哨戦となる英仏の抗争時代(13世紀頃)にまで遡るとされているようですが、果たして事実はどうだったのでしょうか・・・(イングランド王はフランス王の家臣ではなく、イングランド王が仕えるのは神のみだという意味?)。また、この時代のドーバーを挟んだ武力抗争は二つの国家、英vs仏の対立というよりも一種の内乱であったと見做すべきようです。


ロスチャイルドに先立つ、ドイツ(アウグスブルグ)のフッガー家ヤコブ・フッガー)がハプスブルグ家と神聖ローマ皇帝カール5世に財政的に肩入れしたことは周知のとおりです。そして、このフッガー家が16世紀末(1585)のスペイン軍の攻撃によるアントワープ陥落後に金融業廃業へ舵を切ったことにも興味がそそられます(17世紀半ば頃には完全に廃業)。ただ、その後もフッガー家の末裔は土地貴族として存続しているようです。


やがて、アントワープに代わって台頭したアムステルダムアントワープから多くのユダヤ人が移住)とロスチャイルド家の浅からぬ因縁の可能性についても興味が尽きません。アムステルダムの紋章の色はロスチャイルドの赤だという説もあるようです。ただ、アムステルダムが領主ホラント伯から都市の特許状を獲得したのが1275年であり、それはこの16〜17世紀の史実から遥かに遡ります。従って、仮に、その紋章がホラント伯が与えた特許状の頃から引き継がれたものであるとするなら、それはロスチャイルドとは関係がなくなり・・・、事実は闇の中に消えるようです。


それから、紋章の中にある“獅子の図像”はヨーロッパ中の紋章に散らばっているようです。“英王室の紋章にある獅子の図像”も、12 世紀頃のノルマン王朝時代まで遡ることができるようです。


(参考図像)


英王室の紋章

アムステルダムの旗(紋章から作成されている)

フランドル伯の紋章

ブラバント伯の紋章

エノー伯の紋章

ベネルクス諸国の紋章、http://homepage.mac.com/linstedt/linische/bnl.html
entee memo(ヨーロッパ諸国の紋章ほか)、http://blog.archivelago.com/index.php?blogid=1490&archive=2006-04&catid=10029


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[ to ■[民主主義の危機]“永遠のファシズム”への道を歩む「美しい国」ニッポン、http://d.hatena.ne.jp/toxandoria/20070308 ]


(renshiさまのTB)


特異点とメディア・ポイントMP:一般形式の虚偽と特異性の普遍的イデア性、http://d.hatena.ne.jp/sophiologist/20070312


(toxandoriaのレス)


『renshiさま、TBありがとうございます。


一読させていただき、大いに感ずるところがありました。当然ながら、まったくの一致ではないと思うのですが、根本的な思考のアーキテクチャ−が相似しているようです。


特 に、「〜虚偽の俗世間である。これは、PS理論的には、連続的同一性=一般性と言えよう。ここには、差異の否定・排除・隠匿隠蔽があるのである〜」の部分 は(renshiさまが、後段でご指摘のとおりですが)、まさに阿部欣也氏の「世間」に通じると思われます。また、「言語一般形式と個別性・特異性」は 「論理と因果律」の問題に対応するのではないかと思います。


「アローの不可能性原理」が“単純な多数決による民主主義”の破綻を明らかに した以上は、下記の原則(●)に従うしか「客観的真理」を保証する手立てはないと思われます(参照/http: //plaza.umin.ac.jp/~kodama/ethics/wordbook/arrow.html)。
(民主主義政治において「客観的な真理」を保証するために必要な二つの観点/参照/http://d.hatena.ne.jp/toxandoria/20070226


●究極的に民主主義において選択される政策(一般的には多数決で決まる)の「客観的な真理」の保証は、そのことに関する将来の議論が少数派(その多数決時点での異論・異端)の敗者復活の可能性を十分に担保できるという点にある→ 観点(1)


●この「将来の議論が少数派の敗者復活の可能性を担保する仕組み」を提供するのが、いつでも客観的な民主的議論を可能とするアーカイブ(中立的・客観的な文書館制度)による「権力の可視化」ということである→ 観点(2)


(以下は、以前の記事でも述べたことですが・・・)


日 本では、司法の場面ですら、この(1)と(2)についての認識が根本的にスルーされている(軽く見過ごされている)ように思われます。それは、数多の冤罪 事件などの発生が傍証しています。まして、一般国民レベルにはこの認識が殆んど存在しないようです。それどころか、これこそが日本人の単純な「親方日の丸 意識」(=長いモノには巻かれろという“世間一般”の意識)を強固に支えているのだと思われます。


また、表面的には無関係のように見える かも知れませんが、まさに、この3月6日に亡くなったジャン・ボードリヤールの著書『シミュラク−ルとシミュラシオン(Simulacre et simulation)』は、この“「言語一般形式と個別性・特異性」または「論理と因果律」の異質性”を“未だ直感できる人間の感性”までもが、ネット 時代の仮想現実空間(ヴァーチャルリアリティ)の中で溶解してしまう危機を予見していたのではないか、と思っています。』 (2007/03/11 22:39)


#toxandoria 『renshiさま、補足があります。


今、グローバリズム化した資本主義の最先端では“企業の生き残りに対する過剰な危機感”、言い換えれば“巨大な疑心暗鬼の感情のマグマ”が、それを先へ先へと前進させる大きなエネルギー源となっているように見えます。そして、その具体的な原因は三つあると思っています。


(1) (上のResで述べたとおりですが・・・)この“「言語一般形式と個別性・特異性」または「論理と因果律」の異質性”を“未だ直感できる人間の感性”まで もが、ネット時代の仮想現実空間(ヴァーチャルリアリティ)の中で溶解してしまうという危機感の自覚が広がっていること。 ← これはネット技術がますま す先鋭・深化し、Web2.0時代に入りつつあることと関係している。別に言えば、ネットの“倫理的な意味で良い道具、悪い道具”としての両義性が深化し つつあるということ。


(2)本格的な地球環境の劣化・崩壊(温暖化などによる)に対する過剰な恐怖心。


(3)本格的な少子高齢化時代への過剰な恐怖心。 ← 特に、少子化は日本に特有な問題と言える。イスラム圏などを中心に世界人口は増加傾向が続く。


こ のような“危機感”の共有化の中で繰り返されるのが、例えば、イーオングループとダイエーが検討開始したことに象徴されるような「巨大経営統合の動向」で あり、あるいは数日前に収まったばかりの「世界同時株安と円高ドル安による壮大な益出し演出」のような、ある意味で異常な経済現象だと思います。これに よって、ますます格差拡大が深耕されて行きます。


いずれにせよ、我われのリアリズム感覚を現実世界に繋ぎとめるための唯一の拠り所と見做 すことができる「アーカイブ」と「ネット世界(仮想現実空間の拡大技術)における倫理観の確保の工夫」こそが、このような“生き残りに対する過剰な危機 感”による弊害の拡大に対するブレーキ役を担うのではないかと想像しています。』 (2007/03/12 07:46)


(kaisetsuさまのTB)


特異点と偶然性、メディア・ポイント、http://blog.kaisetsu.org/?eid=526502
不道徳の体系、http://blog.kaisetsu.org/?eid=525671


(toxandoriaのレス)


『kaisetsuさま、記事紹介&TBありがとうございます。


renshiさまとkaisetsuさまの論に触発され、ここ暫くの内面の淀みが流れに変わり始めたような気がしております。


特に「量的多数が「真理」を示すのではなく、小数の見解への配慮が「真理」への到達への鍵であることの例証」として、拙い記事を紹介していただき恐縮しております。


ま た、“相対性理論という「言葉」に踊らされて、漫画やマニュアル本で、分かった気分になり、知識人気取りで、「事実の相対性」を説いて歴史を歪曲する輩が 出てきた”というご指摘には全く同感です。現代社会の“レモンたち”の内面的な混迷が広がる根本的原因は、まさにこの点にあると思います。


いろいろと触発された内面の波動が収まりしだい、新しい記事を書いてみたいと思っております。』 (2007/03/12 10:18)


(kaisetsuさまのレス)


#kaisetsu 『toxandoriaさま


コメント、ありがとうご ざいます。結果的には当然のこととも言えますが、海舌にとっては、新しい発見でした。発見とは、そういうものだと思います。もっと、掘り下げられるべき事 柄が充満している、と直感しています。toxandoria氏の、「内面の波動が収まりしだい、新しい記事を書いてみたい」に、勿論、非常に期待していま す。』 (2007/03/13 01:36)


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[ to ■[暴政]高級な水で「美しい国」を作る安倍式・シミュラク−ル政治、 http://d.hatena.ne.jp/toxandoria/20070312]


(pfaelzerweinさまのコメント)


「Wein、Weib und Gesang」、http://blog.goo.ne.jp/pfaelzerwein/e/12dc7a2b072e8230b770086935e06e6d
#pfaelzerwein 『toxandoriaさま 2007/03/13 16:27:25「平衡と均衡の破れ」


TB有難うございました。既に、補足を除く、一部リンクを含めて拝読させて頂いておりました。終にコメント欄解放かと思いましたら、やはり難しそうですね。


ジャン・ボードリヤールの価値は十分に判りませんが、氏の死をきっかけに俎上に乗って欲しい課題は幾つもありそうです。私自身の日常の省察としましても、消費生活と経済システム並びに商業主義と経済価値、また政治とジャーナリズムなどなど、虚構化されたシステムとそれへの無批判からの覚醒として重なっております。


そこに、非構造主義における制限を持った枠構造が撤回された、深淵の縁に臨む私たち自身を見るのです。2001年に私たちはその虚構を目の辺りにした事が最も大きな現象であったかもしれません。そして、その後の欧州市民の覚醒は、今後の世界を把握する上でも無視出来ません。同じ視線を極東に向けますと、有名な言葉を借りれば実感信仰と理論信仰を右往左往して、覚醒を避けようとしているかのようです。


偽装右翼の安倍内閣もなかなか興味深い表現です。外から見ていますと、これは米国追従型でないので、米国メディアに叩かれて、またその占領戦略の一役を担う日本のゲリラ側マスメディアに叩かれる構造が顕著ですが、この政権は米国にとっては望まれないので、本当に短命に終わるのか。岸伸介時代を理想とするとどこかで読んだのですが、その意味がよく分かりません。軍事戦略を偽装する時点で、米国にとって政治戦略的な弊害があるのか、もしくは九条の破棄で本当に画策されるものを掴んだのか、もしくは市民の覚醒を避けたいのか。


それにしても利権構造の変換の方式は、ブッシュ家の画策を見ても分かるように、なかなか把握出来ないのが厄介ですが、平衡と均衡の破れは、政治判断であり利権発生の局面でもあるのでしょう。


(toxandoriaのレス)


pfaelzerweinさま、こちらこそコメントありがとうございます。


また、コメントの仕方について余分なお手数をおかけしておりますこと、お詫びいたします。


ちょ うど今は第1回「日豪自由貿易協定(FTA)の公式交渉」の開始(4月23日〜 )を目前にしてオーストラリアのハワード首相が来日中ですが、言うまでも なく、その主要な目的は豪州産「農畜産物」の輸入枠拡大の約束を安倍総理(及び松岡農水相)から取り付けることです。


これによって、現行 約40%の日本の食糧自給率が更に下がることは確実となっており、ひいては、このようにガチガチの市場原理主義政策の波に飲み込まれる日本全国の中小弱小 農家の疲弊状況は着実に破局へ向かうと思われます。国民想いの「愛国者」を唄う(仮装する?)安倍氏らの本心が疑われる所以です。


ともか くも、このような点について容赦がない安倍政権は、間違いなくサッチャリズムの一面的な受け売りのような小泉政権の後継者です。このため、伝統の農山漁村 風景と山紫水明の自然環境を土壌とする「美しい国」ニッポンを創るというキャッチフレーズは“擬装右翼の戯言”に聞こえてしまう訳です。とても、これは “格調高く正統右派たるヤマト・オノコの発想”とは思えません。


また、小泉政権と同じく安倍政権の中枢も、喩えれば“博徒または無頼”風体の面妖な国会議員で固められた魑魅魍魎の一群といったところで、ともて品格と品位に欠けることが気がかりです。従って、渦中の松岡農水相の「光熱水費問題」などは氷山の一角という感があります。


ボードリヤールのシミュラク−ルの予見にせよ、アンソニー・ギデンズのデモクラシー論にせよ、ロバート・R・ダールのポリアーキーにせよ、欧米諸国の政治には、 未だに一定の理念型を希求する情熱と良質な価値観が残っていることに羨望をすら覚えてしまいます。いずれにせよ、再び、日本の場合はブッシュ後のアメリカ に左右されることになると思われます。』(2007/03/13 23:03)


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[以下は、pfaelzerweinさまの記事『迎撃構想の世界戦略、http://blog.goo.ne.jp/pfaelzerwein/e/12dc7a2b072e8230b770086935e06e6d』上での遣り取り]


(pfaelzerwein to toxandoria)2007.3.14


『新たな平衡の中に包含されていく仮想状態(pfaelzerwein)』


先ず、この場を借りて、ベルリンを初めとする政治情勢を短く補足致します。


やはり、ロシアを包囲する形となる東欧両国の戦略は激しく非難されていて、ヴァルシャワはその右翼団体の政治的影響を以って警告されました。また、プラハプライヴェート事では無く、EU事であるとして名指しされています。


ロシアへの牽制は冷戦への復帰として恐れられており、ベルリンでは米国の防御構想を新たな軍拡とする意見が強まってきそうです。この構想は、クリントン政権を引き継いで今後も民主党でさらに推進される時、最重要の外交課題となりそうです。


昨日のTVにおいても、イランのミサイルを欧州で迎え撃つのは、ワシントンの新手の被害妄想外交戦略としていたようです。これは、北朝鮮問題で良くご存知の通りです。


ある種の平衡・均衡の破れに対して、あたかも更なる平衡の中に包含されていく、仮装・擬装(仮想)状態が、まさに、冷戦復活と言われる完全に防御され得ない防御構想なのでしょう。



食 糧自給政策や反対に地産が矛盾しているようで面白いのですが、食育とか、日本食認定とか訳の解らぬイデオロギーが一人歩きして、批判力の無いメディアに平 然と載るようで、食卓まで国家が管理する全体主義に驚いております。利権を持ってなんとかそれを産業にしようとする魂胆は、今や少子化対策で性生活と生殖 にまで及んできているようで大変恐ろしいです。


ドイツの4月は、5月ほどに安定はしていません。特に本年は何が起こるか分かりません。こ の時期、地域による差は少ないですが、晴れると日差しが強いので昼夜の温度差は大きいでしょう。昼はしばしば外で食事が出来ますが、夜は野外で食事出来る 日は殆ど無いでしょう。出来てもかなり肌寒いです。昨年と比べてアーモンドの開花一月以上違うので昨年5月とも比べました。


(toxandoria to pfaelzerwein)2007.3.14


『早速のウェザー情報ありがとうございます』(toxandoria)


早速のウェザー情報ありがとうございます。参考にして身支度するつもりです。こちらも、今までの暖冬はどこへやらの状態で、ここ数日は一転して極寒の日本列島(特に北半分が)となっております。


やはりそうですか、ヨーロッパの現在の空気がよく分かりました。米国の対ロシア及びイランを睨んだ軍拡は「テロとの戦い」の先にある新たな「冷戦体制画策」シナリオのような気がします。


ご指摘のとおり、今の日本で市場原理主義の先に見えつつあるのはバイオポリティクスの世界だと思われます。本当に恐るべきことが日本では起こりつつあるようです。


(pfaelzerwein to toxandoria)2007.3.14 15:36:18


『先ず利を得る(pfaelzerwein)』


冷戦偽装でプーティン大統領は先ず利を得たようです。しかし、先のミュンヘン安全保障会議時点ではこうした情勢は政治的に不利に影響していた筈なのです。その後、タカ派な態度を示して有利に導いたのでしょうか。


軍事費は、タミフル備蓄どころの公費の流出ではありませんからね。


『興味ある観察対象 (pfaelzerwein)』2007-03-14 22:31:55


なるほど、ネットでの知識の選択は重要な教養をベースとした能力になっています。まだまだ、学術データや論文など、解放されていないアーカイヴが多く、その真価はまだまだ示せていないと思われます。


一方、商業的・政治的利用も一般のBLOGなどの洪水のもとに限界が見えてきているようで、グーグル検索による工作も見えないように行われることが大切なのでしょう。


膨大な情報量の動きは興味ある観察対象です。


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