toxandoria:旧「toxandoriaの日記」

W,Ⅴ.O.クワインによれば、地理や歴史から物理学や数学、論理学までに至る知識や信念の総体は周縁部(フリンジ)でのみ経験と接する人工の構築物ないしは「境界条件が経験であるような力(持続的ダイナミズム)の場」とされ、この描像の下で理論(又はイデオローグ)と合致しない観察結果が得られたとき生ずるのは何らかの特定の仮説の撤回ではなく、信念体系内部の各命題に割り当てられていた真理値の再配分であり、そこには多くの選択の余地(つまり無限の可能性が絶えず拓ける状態)がある。中山康雄著『科学哲学』(人文書院)

「美しいヘタレ内閣」の“公正”大臣が露(あらわ)にした“新・いかさま師”の本性


【画像1】これぞ、正統“桝”のイメージ≠「¬公正」“桝”(¬は、〜に非ずの記号)

・・・この画像は「木桝(桧製)の専門店、fukuji.net」様より/下記URL(★)をクリックすると日本伝統の正統“桝”(各種アリ)をネットでお求めになることができます。


★「木桝(桧製)の専門店、fukuji.net」、http://www.fukuji.net/measure/224-05.htm


【画像2】ヒエロニムス・ボッス『いかさま師』=「小泉劇場⇒美しいヘタレ安倍内閣」へ引き継がれた高貴なる伝統“いかさま”の象徴

Hieronymus Bosch(ca1460-1516)「The Conjurer」Oil on panel 53 x 65 cm Musee Municipal Saint-Germain-en-Laye


・・・これはボッスの初期の作品で、珍しく非宗教的なテーマの絵です。いかにもワルそうで<小泉劇場、安倍の美しい国>などの主人公たちを想像させる香具師(やし)の前に大勢の「カモの見物人」が集まっています。その中には単なる野次馬とともに「サクラ」が混じっています。


・・・それとなく背後に立つ「サクラ」の男が、ターゲットの「カモ」にされた横向きで屈(かが)みこんだ老人(医療専門用語で言うと後期高齢者?)から財布を抜き取ろうとしています。このからくりを知ってか知らずかは分かりませんが、その「カモ」の老人(後期高齢者)を下から心配そうに見上げている子供の表情が印象的です。


【画像3】自食する(Autophagy)タコのイメージ=「小泉劇場⇒美しいヘタレ安倍内閣」と「米国サブプライム問題」が共有するバカの壁


・・・この【画像】は、http://www2.plala.or.jp/kamkamkam/gimon2/no93/tako.htmより転載/この画像タイトルに付した<バカの壁>の詳細は下記記事▼を参照乞う。


▼2007-09-09付toxandoriaの日記/「サブプライムローン」と「美しい国の格差」に共通する“タコの自食行動(Autophagy)”のイメージ、http://d.hatena.ne.jp/toxandoria/20070909


テレビなどのメディアに出まくって、あれほど大見得を切ったにもかかわらず、“国民的人気度No.1”(大方のメディアの“扇情的”表現によると人気度No.1らしい・・・)の桝添・厚生労働大臣が「時効の壁があり、いかんともしがたい!」との理由で社保庁の年金横領職員の刑事告発をアッサリ断念したと報じられています。まさに『泰山鳴動して(させてみて?)ネズミ一匹』という“いかさま師”の常套手法』です。


今までテレビに出まくって捲くし立てた“ドロボーは牢に入ってもらう、犯罪者は最後の一人まで捕らえてみせる!”は、やはりヘタレB層向けのパフォーマンスであったようです。とすれば、期待の“公正”大臣も、矢張り、あの稀代の“いかさま師・小泉”などと同類であったということのようです。


更に、9月11日に時事通信が報じるところによると、“公正”大臣は、11日の閣議後記者会見で、一部事務職を割増賃金(残業代)の支払い対象から外す「日本版ホワイトカラー・エグゼンプション制度」に ついて、“名前を<家庭だんらん法>にしろと言ってある”と言い換えを指示したことを明らかにしたそうです。


いよいよもって、「末期へタレ安倍劇場」の舞台が見事に大転換して、“公正・桝”(いかさま師?)大臣の本領発揮というところのようです。


ところで、以下は「東京日和@元勤務医の日々、http://blog.so-net.ne.jp/TL2007/2007-09-11」からの部分転載です。


・・・・・


75 歳を迎えられるみなさまへ


75 歳の誕生日を 2 週間後に控えたある日、あなたに役所から一通の手紙と一枚のカードが送られてきます .....


小泉純二郎 様


75 歳のお誕生日おめでとうございます。


小泉純二郎様は、平成 20 年○月○日から後期高齢者医療制度の対象となります。つきましては、それまでお使いになられていた健康保険証は使えなくなりますので、代わりに同封しました後期高齢者医療証をお使いください。
ご注意


・まず、かかりつけの医療機関として総合医の診療所一カ所を決めてください。


・同封してある後期高齢者医療証の裏にお決めになられた診療所名をあらかじめお書きください。


・医療が必要になったときは、その医療機関へこの後期高齢者医療証を持って受診してください。


・かかりつけの診療所名が書かれていないものは無効です。


千代田区区民生活部税務保険年金課
〒 102-8688 東京都千代田区九段南 1-2-1
電話 03-****-****


あなたは 75 歳になられる日から、それまで受けていた医療を受けることはできなくなります。


今まであなたは、「血圧はここ」、「パーキンソンはここ」、「目はここ」、「皮膚炎はここ」というように、それぞれ専門の医療機関に自由にかかることができました。


しかしこれからは、どんな病気であっても一人のかかりつけ医の医療を受けることになります。もう、あなたが自由に医療機関を選ぶことはできません。


また、あなたは残念ながら、いずれ最期のときを迎えなくてはなりません。そのときを、あなたはご自分の家で迎えなければなりません。


あなたが最期のときを過ごす場所がありますか ?


あなたの面倒を見てくれる家族はいますか ?


あなたのために、あなたの家族は会社を辞めたり自由に外出できなくなるでしょう。


今お話ししたことが、来年 4 月から現実になろうとしています。それが「後期高齢者医療制度」です。


75 歳の誕生日を 2 週間後にひかえたある日、あなたにこの制度にもとづく「医療証」が送られてきます。そしてそれまでの健康保険証は使えなくなります。


今まで国のために働いてきたあなたとあなたの家族の幸せを破壊し、あなたの命を「美しい国」に差し出せという、まさに現代の「赤紙」です。


・・・・・


これは、愈々、2008年4月から開始される『後期高齢者医療制度』(この法律は例のごとく“美しい国”の強行採決で可決された!)の<恐るべきシミュレーション>の一部です。


いや、これはシミュレーションなどではなく、我われ日本国民のすべてが75歳を迎えた時に必ずやってくる<現実>です。


この『後期高齢者医療制度』は、われわれ一般の日本国民にとって非常に身近な問題であるにもかかわらず、殆どメディア(権力の下請けと化してメディアコントロールに身を任せているためか?)で大きく取り上げられていません。


しかし、コンパクトに問題点を解説した「赤旗」の記事(http://www.jcp.or.jp/akahata/aik07/2007-04-30/2007043001_01_0.html)がありますので、そのまま下に転載しておきます。なお、公正な判断のため、厚生労働省の下記記事(★)も併せて参照してください。


医療保険制度体系の見直し(厚生労働省)、http://www.mhlw.go.jp/bunya/shakaihosho/iryouseido01/taikou05.html


・・・・・以下、http://www.jcp.or.jp/akahata/aik07/2007-04-30/2007043001_01_0.htmlからの転載・・・・・


後期高齢者医療制度 来年4月開始/75歳以上から保険料月平均6200円


 75歳以上のお年寄り全員に、月平均6200円の保険料負担――。厚生労働省はいま、2008年4月から始める新しい「後期高齢者医療制度」の準備を急ピッチで進めています。


(1)自公の法改悪で対象は千300万人


 後期高齢者医療制度は自民、公明の両党が昨年強行成立させた医療改悪法の大きな柱です。七十五歳以上は、現在加入している国民健康保険や組合健 保、政管健保などから脱退して、後期高齢者だけを対象にした新しい医療保険制度に入ります。厚労省は、約千三百万人が対象になると推計しています。
 新制度では、現在、子どもの健康保険などの扶養家族になっていて保険料負担がない人を含めて、七十五歳以上のすべての高齢者が保険料を支払うことになります。


 保険料の額は、都道府県ごとに決められますが、厚労省は一人あたり平均で月額約六千二百円(年間七万四千円)になると試算しています。(扶養されていた人は、二年間限定で月平均千五百円の措置)
(2)年金から天引き保険証取り上げ


 年金を月一万五千円以上受けている人は、保険料が年金から「天引き」されます。厚労省は、七十五歳以上の八割程度が天引きの対象になると見込んで います。介護保険料(平均で月四千九十円)と合わせて、毎月平均一万円を超える保険料が、年金から引かれてしまうことになるのです。


 重大なのは、保険料が払えない高齢者に対する保険証取り上げと資格証明書の発行を法律に明記したことです。資格証明書が発行されると、窓口で十割 負担をしなければなりません。これまで七十五歳以上の人には発行していなかったものを、「公平性の確保」を理由に改悪しました。


(3)70―74歳の負担1割から2割に


 六十五―七十四歳の高齢者は、いままでどおり現役世代と同じ医療保険に加入します。


 ただし、国保に加入している六十五歳以上の高齢者世帯は、〇八年四月以降は国保料が年金から天引きされます。「保険料の納付率の向上が期待できる」(厚労省)というねらいです。


 さらに七十―七十四歳は、病院窓口での支払いが〇八年四月以降、現行の一割負担から二割負担に上がります。「現役並み所得」(夫婦二人世帯で年収五百二十万円以上)の人は三割負担です。


後期高齢者医療制度の創設


◇75歳以上のすべての人から保険料を徴収(1人あたり平均6200円)


◇保険料は年金から天引き


国保加入の65歳以上の高齢者の保険料を年金から天引き


●70−74歳の患者負担を1割→2割に引き上げ


 後期高齢者医療制度 高齢者を75歳以上の後期高齢者と65―74歳の前期高齢者に分け、後期高齢者だけの独立した医療保険制度を 創設します。都道府県単位で新たにできた「広域連合」が運営します。新制度では、後期高齢者向けに他世代とは別建ての診療報酬をつくることになっていま す。


後期高齢者の心身の特性にふさわしいものにする」ことを口実に診療報酬を引き下げ、「差別医療」「手抜き医療」になる危険性があります。


・・・・・


ここで最も注目すべきは、『約1,300万人規模の後期高齢者』の医療制度がアメリカのメディケア制度と同じように一般の医療制度から切り離される』、及び『◇保険料滞納者からは保険証を取り上げ、資格証明書を発行する』の部分です。つまり、75歳以上で、おおよそ月額・平均6,200円(介護保険料と併せれば最低1万円以上)の保険料を納められない75歳以上の高齢者は、病気になれば100%自腹で治療代を負担するか、必要な治療を我慢するかの選択を迫られる訳です。


これは、いかにも事実上の無抵抗の弱者である超高齢者層(後期高齢者層)の国民皆保険の原則からの除外・切り捨て政策です。別に言えば、それは部分的な<国民皆保険の原則の放棄>(=アメリカ型・混合診療体制への段階的移行の第一歩)に他なりません。これは、根本的には憲法違反の疑いすらあります。


おそらく、日本国民の殆どは、このように深刻な問題点について、自分自身のこととしてリアルな意識を持っていないのではないか、と思われます。それに加えて「美しいヘタレ安倍内閣」の厚生大臣の本性が“新・いかさま師”であるという心配の種が増えてしまいました。


参考まで<国民皆保険の原則の放棄>を前提としたアメリカの医療体制の悲惨な状況を下記記事(▲)から再録しておきます。


この内容で特に留意すべきは、[1][「(1)民間医療保険」と「(2)公的医療保険」の間で医療サービスの質に決定的な差が生まれていること]及び[2][(2)-2メディケイド制度と(3)無保険者の多くが、くだんの<サブプライムローン利用者>の多くとオーバーラップしている可能性が高い]ということの二点です。


これは、紛れもなくアメリカ社会における<自食するタコの悲惨>に他なりません。マイケル・ムーアの映画『シッコ』は、この問題を抉り出したものです。そして、日本も、着実に、その<自食するタコの悲惨>へ向かいつつあるようです。


また、「かかりつけの医療機関の指定制」によって日本国民が自由に医者を選ぶことができるアクセス・フリー権が侵害されることも問題です。おそらくセカンド・オピニョンも有名無実となるでしょう。そして、何よりも後期高齢者の医療サービスの質が低下する恐れがあると思われます。


▲2007-08-24付toxandoriaの日記/国民を米国型『患者の権利宣言』へ誘導する内閣府「規制改革推進会議の欺瞞性、http://d.hatena.ne.jp/toxandoria/20070824


・・・・・再録内容・・・・・


(1)民間医療保険(民間保険会社、市場原理で運用)1億7,130万人


(2)公的医療保険(市場原理のフレームから落ちこぼれた弱者)、http://www.cms.hhs.gov/home/medicare.asp


 2-1 メディケア制度(Medicare/高齢者・障害者、低額保険料負担)4,050万人


 2-2 メディケイド制度(Medicaid/低所得者、低額保険料負担)2,910万人


(3)無保険者(Medicare or Medicaidから排除された人々)4,060万人→現在、約5,000万人まで増加!


 合計 1億7,130万人


(以上は、アメリカ保健省によるデータ(2002年)/出典:http://www.med.or.jp/nichinews/n170520h.html


当然のことながら、ここで特に瞠目させられたのはアメリカの治療費用がベラボーに高額であることです。因みに、下記の資料(▲)によると、その他の病気の場合も日本と比べてアメリカの治療費が非常に(むしろ、異常に?)高いことが分かります。


アメリカの医療費、http://www.urban.ne.jp/home/haruki3/america.html


子宮筋腫の治療費 日帰り外来手術 100万円以上


虫歯の治療 2本で1200ドル 13万円


嘔吐と下痢 


 ロタウイルス感染の子供さん2人の5日間入院費 140万円


カルテのコピー  1ページ数ドル


盲腸手術入院の都市別総費用ランキング(2000年AIU社調べ/都市名/平均費用/平均入院日数)
・・・ 1位(ニューヨーク/243万円/1日)、2位(ロサンゼルス/194万円/1日)、3位(サンフランシスコ/193万円/1日)、4位(ボストン /169万円/1日)、5位(香港/152万円/4日)、6位(ロンドン/114万円/5日)、11位(グアム/55万円/4日)

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<参考>最後に、口直しの話題を一つ・・・下記のHP(●)に入ると、パバロッティの熱唱『カルーソー』を45秒間だけですが視聴できます。また、パバロッティについては下記記事(◆)を参照してください。


●現代のポピュラーミュージック名曲百選、http://www.kitake.com/modernpopular/modernpopular.html


◆2007-09-07付toxandoriaの日記/“われ歌う、ゆえにわれあり”のルチアーノ・パヴァロッティ逝く、http://d.hatena.ne.jp/toxandoria/20070907