toxandoria:旧「toxandoriaの日記」

W,Ⅴ.O.クワインによれば、地理や歴史から物理学や数学、論理学までに至る知識や信念の総体は周縁部(フリンジ)でのみ経験と接する人工の構築物ないしは「境界条件が経験であるような力(持続的ダイナミズム)の場」とされ、この描像の下で理論(又はイデオローグ)と合致しない観察結果が得られたとき生ずるのは何らかの特定の仮説の撤回ではなく、信念体系内部の各命題に割り当てられていた真理値の再配分であり、そこには多くの選択の余地(つまり無限の可能性が絶えず拓ける状態)がある。中山康雄著『科学哲学』(人文書院)

【『戦後ドイツの知』と『ルソーの共和主義』への期待】VS【仮面を被る福田政権の欺瞞】


[プロローグ]ルチアーノ・パバロッティへのオマージュ


http://blog.so-net.ne.jp/nomeolvides/2007-06-06より


http://www.asahi.com/culture/enews/RTR200708090107.htmlより


・・・・・[2007-09-07付toxandoriaの日記/“われ歌う、ゆえにわれあり”のルチアーノ・パヴァロッティ逝く、http://d.hatena.ne.jp/toxandoria/20070907]への補足(このプロローグは、当記事内容と直接の関係はありません)・・・・・


◆下記URL(You-Tube)をクリックすると、パバロッティの熱唱をフルで聴くことができます。それに、ルチオ・ダッラとララ・フェビアンのカルーソーも聴けます。まさに“感動のカルーソー”です。その他、有名アーティストとパバロッティの夢のような競演が続きます。


『カルーソー』Luciano Pavarotti sings "Caruso" by Lucio Dalla、http://jp.youtube.com/watch?v=S5zl4S2CN3E&mode=related&search=


『カルーソー』Luciano Pavarotti & Lucio Dalla - Caruso (Live 1992)、http://jp.youtube.com/watch?v=W-8CNslGOPc&mode=related&search=
・・・これは、カルーソーの作者ルチオ・ダッラとパバロッティが競演した希少なライブです!!


『カルーソー』Lara Fabian - Caruso (most powerful performance)、http://jp.youtube.com/watch?v=6Hg3DNNrH1M&mode=related&search=


『カルーソー』Luciano Pavarotti sings "Caruso" from Caruso the Movie、http://jp.youtube.com/watch?v=TvLtEHONp3Y&mode=related&search=


・・・・・


Queen + Luciano Pavarotti - Too Much Love Will Kill You、http://jp.youtube.com/watch?v=C7FGPIRJx6I&mode=related&search=


Pavarotti & Barry White - My first, my last, my everything、http://jp.youtube.com/watch?v=kL0WFcygdWY&mode=related&search=


James Brown & Pavarotti、http://jp.youtube.com/watch?v=VCIyzNISw1Q&mode=related&search=


Pavarotti & Barry White - My first, my last, my everything、http://jp.youtube.com/watch?v=kL0WFcygdWY&mode=related&search=


& others. (全28曲がフルで聴けます!)


[“戦後ドイツの知”が垣間見えた瞬間]


・・・・・[2007-09-25付toxandoriaの日記/【続編】ポスト「美しい国」に掛けられた「小泉の呪い」を解く鍵はサルコジ・フランスの政治動向にある、http://d.hatena.ne.jp/toxandoria/20070925より、部分抜粋]・・・・・


●カギは、やはり「核」を巡る問題だと思います。この意味でも今後のフランス・サルコジ政権の動向を注視すべきだと思います。


●あまり大きなニュースとなりませんでしたが、9/10の仏独首脳会談でサルコジ大統領が「核共有」をドイツへ持ちかけ、メルケル首相がドイツ連邦憲章などを盾に、この申し入れを即座に断ったと報じられています。 →(ドイツの週刊誌・シュピーゲル9・17発売号)


●仏←→米(サルコジ←→ブッシュ)の急接近の裏には、米国型市場原理主義によるフランス経済の改革という大義名分の他に、「仏=米の核コネクション」(核燃料の生産・管理及び核弾頭等の管理技術はフランスが優位に立つと看做される)があると思っています。


●フランス内政の問題では、極左と極右の硬直化がフランス民主主義の弱点となっています。従って、これらの諸要因が相俟ってフランスとEUの結束が揺れる可能性もあると思います。


●いずれにせよ、重武装化・核装備化を狙う日本の極右勢力(及び軍事産業ビジネス勢力)もこの辺りの動向を注視しているはずです。


[“ルソーの共和主義”と“仮面を被る福田政権”の欺瞞]


・・・・・レス「toxandoria to sophiologistさま」の転載・・・・・


[ sophiologistさまのTB、『自由主義経済の問題:資本主義的自由主義と差異共生主義:トランス・モダン共生体経済 』http://d.hatena.ne.jp/sophiologist/20071017] to [2007-09-27付toxandoriaの日記/マスク(仮面)を変えただけの“いかさま政権を信用する”お人好しのンポリ日本国民、http://d.hatena.ne.jp/toxandoria/20070927 ]


sophiologistさま、TBありがとうございます。


差異共生主義(トランスモダン経済原理)の捉え方は非常に重要だと思います。この観点からすれば、資本主義と自由原理主義が癒着したアメリカ型資本主義は一種の病(これもマイケル・ムーア流“シッコ”の一つの実相?)に取り憑かれた状態と看做すこともできると思います。


たまたま、今日の朝日新聞の読書欄で下記の本(★)についての書評が目にとまりました。この本は未読ですが、書評(評者=山下範久立命館大学准教授)によると、共和主義が日本に根付かなかったことがグローバル化時代の日本に一種の危機的状況をもたらしていると看做すことができるようです。


佐伯啓思松原隆一郎〔編著〕『共和主義ルネサンス/現代思想の変貌』(NTT出版


たしかに、フランス革命にエネルギーを与えたJ.J.ルソーの共和主義(ラジカル・デモクラシー/正統な意味での正議論)を正しく理解している日本人は少ないと思います。それどころか、未だにカビが生えたような「ウヨVSサヨ論の呪縛」の罠に嵌った人々が多いようです。かの小泉劇場の主(あるじ)たちが“いやらしいまで狡猾”なのは、この現実を見抜いてアノ手コノ手の“いかさま”を駆使したことです。


つい最近まで、崩壊したばかりの「安倍の美しい国/戦後レジームからの脱却」なる<世迷言>が多くの日本人から受け入れられていたことの深層には、このような意味での「日本における共和主義意識の決定的な不在」の問題があると思います。しかも、この<世迷言>を宣伝しまくったのが<無責任きわまりない、その日暮らしのマスメディア>です。


「安倍の美しい国/戦後レジームからの脱却」がアンチ共和主義者たち(アナクロ極右勢力)の希望の星であったことは疑う余地がないと思われます。その希望の星が、見かけだけにせよ“一応は自滅・崩壊した”ことは同慶の至りと思っています。


なぜなら、昨日の“集団自決を巡る教科書検定問題関連の『沖縄県民11万人デモ』の実現”も、「安倍の美しい国の崩壊」という日本中枢の政治の変化と無関係ではないと思われるからです。これで日本の産軍複合体のパワーも一歩だけ後退したようです。無論、その揺り戻しのパワーは侮れませんが・・・。


このように見れば、福田政権などは“その日暮らしのマスメディア”に提灯を持たせ、一時しのぎのためのマスク(仮面舞踏会(マスカレード)用のマスク)を被って国民を騙しているだけであることが分かります。


翻すに、フランスのサルコジ政権を支えるエネルギーも産軍複合体(戦後フランスを支えてきたドゴール主義の岩盤)の資金力だと思われます。しかし、日本と異なりフランス国民にはルソーの共和主義(ラジカル・デモクラシー/正統な意味での正議論)の名残があるはずなので、これからが見物(みもの)だと思っております。


ただ、化石の如く、ひたすら頑迷に凝り固まったフランスの極左は往年のパワーを失っているように見えます。フランス人が、EU欧州連合)の器(うつわ)を通して、どこまで<ドイツの知>を吸収できるかも見物(みもの)だと思っています。