toxandoria:旧「toxandoriaの日記」

W,Ⅴ.O.クワインによれば、地理や歴史から物理学や数学、論理学までに至る知識や信念の総体は周縁部(フリンジ)でのみ経験と接する人工の構築物ないしは「境界条件が経験であるような力(持続的ダイナミズム)の場」とされ、この描像の下で理論(又はイデオローグ)と合致しない観察結果が得られたとき生ずるのは何らかの特定の仮説の撤回ではなく、信念体系内部の各命題に割り当てられていた真理値の再配分であり、そこには多くの選択の余地(つまり無限の可能性が絶えず拓ける状態)がある。中山康雄著『科学哲学』(人文書院)

アダージョの風景、ホセ・カレーラスと「晩秋の仙台Pt.3」

【画像1】


Jose Carreras
http://www.rollingstone.com/artists/josecarrerasより


Jose Carreras-En Aranjuez Con Tu Amor


The3tenors-Carreras-Domingo-Pavarotti--Nessun Dorma

・・・これは「三大テノール」のNessun Dormaで、左(ドミンゴ)、真中(カレーラス)、右(パヴァロッティ)です。



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スペイン・カタルーニャ出身のホセ・カレーラスは、今日のクラシック界で最も優れたテナー歌手の一人ですが、あの「三大テノール」(故ルチアーノ・パヴァロッティプラシド・ドミンゴホセ・カレーラス)の一人としても良く知られています。


カレーラスは1987年に白血病に罹り、全財産を投じる厳しい闘病生活を送ることになりました。が、それだけでは回復ができず、ライバルであるプラシド・ドミンゴPlacido Domingo/スペイン・マドリード出身)が密かにカレーラスのため創設したとされる財団の支援を受けて、漸く奇跡的に完全復帰できたためドミンゴカレーラスには特別の友情が生まれました。


その後、カレーラス白血病患者を支援するため「ホセ・カレーラス国際白血病財団」を設立して、その事業に専念しています。


カレーラスは、1992年のバルセロナ・オリンピックでサラ・ブライトマン(Sarah Brightman/英国のソプラノ歌手)とデュエットで『Amigos Para Siempre = Friends For Always 』(同オリンピックのテーマソング)を歌って、困難な闘いであった白血病の克服を印象付けました(参照/下記記事★のYou Tube=Amigos Para Siempre)。


★2007-11-07付toxandoriaの日記/国民の批判精神の欠如が“小沢一郎流”日本的カリスマの横暴を許す、http://d.hatena.ne.jp/toxandoria/20071107


このようにして過酷な境遇を克服したカレーラステノールにはスペイン風のノスタルジーとメランコリー、そして人間の誠実さそのものが歌声となったようなピュアな精神性と独特の美しさがあります。


今や我が国は“「軍・財・政・官複合体のダメージ・コントロール」、「公私の別を問わぬ凡ゆる組織での狡猾な偽装工作」、「ネズミ講方式の詐欺的ビジネス・モデル」の三点セット”が蔓延るばかりとなっています。


特に、“ヤラセ政治と結託した防衛偽装・耐震偽装・暗黒の特別会計など普通の一般国民の心身の痛みの意味が理解できない権力的悪徳が幅を利かす偽装国家”と化しつつあります。


あるいは“国家財政と経済・経営的観点から、出自不明の食品や賞味切れの劣悪な偽装食品で過半の国民をリーズナブルに飼育する残飯国家”などという、日本の実像についての恐るべき噂が流布し始めているようです。


この観点から見る限り、近未来を確実に見据えた環境外交、暴走する投機的金融への規制努力、バイオ技術関連食品等の品質基準づくりなどに積極的に取り組むEU欧州連合)に大きく遅れを取っています。


ともかくも、たまには高い精神性と人間性が感じられるホセ・カレーラスの美しくピュアなテノールの歌声を聴いて、“残飯国家”の住民としての汚れきった心の浄化をはかるのも無駄なことではないと思われます。


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・・・以下は、[2007-11-03付toxandoriaの日記/醜悪な防衛疑獄のダメージ・[コントロールで激しく翻弄される日本国民の主権・生存権http://d.hatena.ne.jp/toxandoria/20071103]へのコメント&レスの転載です・・・


庭野


『米国と政府自民党は、あの手この手で民主党(小沢)つぶしを仕掛けているようにみえます。


毒には毒を、でなければ、毒殺されちゃうかもしれません。あの手この手のはぐらかし(自作自演)が必要と思われます。小沢さんは政治的な勘がはたらいて、一連の行動に出ているようにもみえます。


大連立の目論みは、政界再編だったのではないでしょうか。公明、自民という最悪のコンビにヒビを入れるためにも、この非常事態では動くしかないでしょう。日本はつぶされそうですから。』 (2007/11/08 23:04)


toxandoria


『庭野さま、コメントありがとうございます。


守 屋・元防衛事務次官、宮崎(日本ミライズ社長、山田洋行・元専務)両氏と日本政界・防衛族の腹黒い政治家たち、および米ゼネラル・エレクトリック(GE) 社幹部、リチャード・アーミテージ元国務副長官ら米国側との深い繋がりが垣間見えた瞬間が、ダメージ・コントロールの炙り出しに見えます。


しかし、この炙り出しが何処まで実像へ迫るかが問題だと思っています。が、やはり問題は、国民一般の民主主義意識の成熟度だと思います。現実的な批判力の役割を理解する国民意識の芽生えが余りにも遅すぎたことが、日本の民主主義の決定的な欠陥ではないかと思っています。


そ の意味で日本の民主主義は未だ植民地レベルです。その何よりの証左は、一連の“民主党・小沢騒動”の仕掛け人が日本で最大の影響力を誇るメディア(新聞) であったことに現れています。しかも、その背後には小沢氏の一瞬のあせりに付け込んだ“大勲位”らの影もチラツいています。


こんな有様で は、いつまで経っても日本では、政・財・官・民・学が一体化した“フランスのリスクコミュニケーションのような公共的観念”は生まれないと思います。フランスでは、それがサルコジの危険な賭け(暴走?)への抑止力(精妙なバランス装置)ともなっているように見えます。』 (2007/11/09 07:32)


【画像2】仙台近郊、晩秋の風景パート3(2007年11月6日、撮影)


・・・Jose Carreras-En Aranjuez Con Tu AmorとThe3tenors-Carreras-Domingo-Pavarotti--Nessun Dormaを聴きながら、ご覧ください。