toxandoria:旧「toxandoriaの日記」

W,Ⅴ.O.クワインによれば、地理や歴史から物理学や数学、論理学までに至る知識や信念の総体は周縁部(フリンジ)でのみ経験と接する人工の構築物ないしは「境界条件が経験であるような力(持続的ダイナミズム)の場」とされ、この描像の下で理論(又はイデオローグ)と合致しない観察結果が得られたとき生ずるのは何らかの特定の仮説の撤回ではなく、信念体系内部の各命題に割り当てられていた真理値の再配分であり、そこには多くの選択の余地(つまり無限の可能性が絶えず拓ける状態)がある。中山康雄著『科学哲学』(人文書院)

『仙台、光のページェント』の風景、ア・ラ・カルト

toxandoria2008-12-13



Pas sans toi - Lara Fabian


仙台、光のページェント(詳細は右URLを参照 → http://www.sendaihikape.jp/01about01.html

・・・この画像は当URLより転載


CONOMI

『仙台、光のページェント』のテーマソング、「永遠の光〜Fantasia〜」を歌うcomomi/conomiは、仙台で活躍するチャーミングなアイドル・グループです(参照 → http://ameblo.jp/conomi/


Diego Velazquez(1599-1660)「Infanta Margarita 」1653

Oil on canvas  Kunsthistorisches Museum Vienna 、Austria
・・・『ウイーン美術史美術館・静物画の秘密展』(宮城県美術館/参照 → http://www.pref.miyagi.jp/bijyutu/mmoa/ja/main/index.html)で観賞。


Jan Bruegel the Elder(1568-1625)「Flowers in a Blue Vase」ca1608

Oil on canvas 66×50.5cm  Kunsthistorisches Museum Vienna 、Austria・・・同上


“花のブリューゲル”とも呼ばれたヤン・ブリューゲルのこの絵は、非常にリアルで繊細な細密描写とともに現実にはあり得ないことですが、四季の花が一斉に描かれているので有名な作品の中の一枚です。


このように精緻な技術を駆使した17世紀ネーデルラント絵画のルーツには、紛れもなくあの「初期フランドル派絵画」(例えば、ゲント・聖バーフ教会の祭壇画『神秘の子羊』でヤン・ファン・アイクが見せた、この上なく卓越した微細で華麗な描写/詳しくは下記記事★を参照乞う)の伝統が息づいています。


★2008-03-27付toxandoriaの日記/2006年、夏のフランドル(オランダ・ベルギー)旅行の印象/プロローグ、http://d.hatena.ne.jp/toxandoria/20080327


この「ヴァニタス絵画」は、経済的・物的に豊かな日常生活を謳歌した17世紀ネーデルラントの市民たちに対して“生の虚しさ”を視覚的に分かり易く呈示し、彼らがひたすら金銭的・物質的な快楽追及へ向かうことを戒めるとともに、彼らの内面的な倫理観への回帰を促す役割が期待されていました。


17世紀ネーデルラントは本格的なグローバリズム時代のプロローグに位置しますが、これに次ぐ第一次グローバリズムは19世紀後半〜第一次大戦勃発(1914)まで、そして同第二次は1970年頃〜現在に至ると見なすことが可能であり、これらに共通するのは「労働価値の効用」(≒格差拡大)と「貪欲な消費」(≒負債を伴う消費拡大への傾斜)への飽くなき崇拝ということです。


ネズミ講(詐欺)の容疑で米NASDAQバーナード・マドフ元会長が逮捕されたというニュース(参照 → http://www.nikkei.co.jp/news/main/20081213AT2M1300N13122008.html)が象徴する「アメリカ型市場原理主義の凋落」ぶりは目に余るものがあります。そして、その金融・経済の「負の連鎖」が本格伝播する2009年の日本はどのような年を迎えるのでしょうか?


(関連参考情報)


巨額詐欺事件、野村HDも被害か? 米メディア報道、http://www.47news.jp/CN/200812/CN2008121401000040.html


マドフ元ナスダック会長逮捕、被害者数千人に拡大か、http://jp.ibtimes.com/article/biznews/081214/25127.html


投資など総額275億円 野村、米巨額詐欺事件で、http://sankei.jp.msn.com/economy/finance/081215/fnc0812151153007-n1.htm


金融危機の一方で大型詐欺発覚 被害額4兆円超、日本企業も損失か、http://sankei.jp.msn.com/world/america/081215/amr0812151431007-n1.htm


麻生マンガ政権の背後では、この「アメリカ型市場原理主義」と「アナクロタカ派」を飽くことなく信奉する勢力(竹中平蔵八代尚宏ら御用学者&森・小泉・安部・中川・小池ら超利己主義の政治屋たち)が再び蠢き始めています。この大いなるジレンマ政治の先に待つのは、やはりアメリカ流の「ネズミ講型・詐欺社会化ニッポン」ということなのでしょうか?


1980年代以降のイギリスとアメリカで始まった「小さな政府・市場原理主義規制緩和」信仰への過剰な傾斜が現代資本主義の暴走を許したことは間違いがなく、又その帰結が今回の「米国発金融・経済大パニック」であることが自明であるにも関わらず、その英米流「小さな政府」の猿真似に過ぎなかった「小泉パフォーマンス劇場」への徹底的な反省に欠ける日本の未来が心配です。当然ながら、我が国の<社会保障と非正規労働>の劣化問題は、このような流れの上で理解すべきです。


(関連参考情報)


社会保障・労働問題についてNHKの好番組:12月15日(月)19:30〜20:44(NHK総合)&「再放送=2008年12月18日(木)(17日の深夜)00:55〜02:09(NHK総合)」(村野瀬玲奈の秘書課広報室)、http://muranoserena.blog91.fc2.com/blog-entry-1019.html


NHKスペシャル/セーフティーネット・クライシスⅡ 非正規労働者を守れるか(12月15日(月) 午後7時30分〜8時44分)、http://www.nhk.or.jp/special/onair/081215.html


オランダ型フレキシキュリティ(オラン・ダモデル/NHKスペシャル/セーフティーネット・クライシスⅡ 非正規労働者を守れるか>で取り上げた)のベースとなった、首相(政府・国民代表)、経営者団体労働団体の代表による「ワッセナー合意(1982)」について記述あり
→『2007-07-23付toxandoriaの日記/2007年春、ドイツ旅行の印象[ローテンブルク編/http://d.hatena.ne.jp/toxandoria/20070723


フレキシキュリティとは 
→ http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%D5%A5%EC%A5%AD%A5%B7%A5%AD%A5%E5%A5%EA%A5%C6%A5%A3


『仙台、光のページェント』、点灯の初日(12/12)は満月でした


『仙台、光のページェント』の風景、ア・ラ・カルト



















Nana Mouskouri White Chiristmas