toxandoria:旧「toxandoriaの日記」

W,Ⅴ.O.クワインによれば、地理や歴史から物理学や数学、論理学までに至る知識や信念の総体は周縁部(フリンジ)でのみ経験と接する人工の構築物ないしは「境界条件が経験であるような力(持続的ダイナミズム)の場」とされ、この描像の下で理論(又はイデオローグ)と合致しない観察結果が得られたとき生ずるのは何らかの特定の仮説の撤回ではなく、信念体系内部の各命題に割り当てられていた真理値の再配分であり、そこには多くの選択の余地(つまり無限の可能性が絶えず拓ける状態)がある。中山康雄著『科学哲学』(人文書院)

“笑っちゃう”でB層のルサンチマンを煽り狡猾に“仲間益の増大”を謀る『政・学・財・マスゴミ癒着』の悪行

toxandoria2009-02-19



【画像】『2009.2.15時事放談かんぽの宿 1、2(鳩山総務大臣野中広務


中川昭一前財務・金融相の“伊G7・飲酒ヘロヘロ記者会見”による辞任騒動で麻生政権は断末魔の様相を呈してきたようです。しかし、このように混迷極めたときこそ、国家の主権者たる我われ一般国民は、マスゴミ化した過半のテレビ・新聞等が垂れ流す“一見”もっともらしく見えながら、実は流動化しつつ漂流する<最強権力の所在>に絶えずおもねながら、ひたすら私益(一私企業としての自社利益最大化)のためにジャーナリズム精神をかなぐり捨てた<マスゴミ>が垂れ流す“擬装・世論操作情報”に踊らされることがないよう十分に注意すべきです。


例えば、2月12日の自民党本部で開いた「郵政民営化推進派」の会合で、麻生首相の民営化見直し発言を“怒るというよりも、笑っちゃうくらい、ただただあきれている、首相の発言に“信頼”がなければ選挙は戦えない!”と強く麻生首相を批判した「小泉パフォーマンス」の映像が2月13日の各局のテレビ画面を席巻したことは記憶に新しいところです。


2月18日、今度は遥かモスクワで威勢良く吼える小泉元首相の映像が再びテレビ画面に大量に流れました。そこでは“定額給付金に異論があるので3分の2の再議決には欠席する。郵政民営化に反対の議員が反対しないという誓約書を書いて戻ってきた。その結果の衆院議席の3分の2なんだ!!”と、発言しています。そして、今回の映像は、小泉元首相の発言よりも両隣に座る奥田碩トヨタ社長・元経団連会長)と田中直毅経団連シンクタンク21世紀政策研究所理事長、郵政民営化委員会委員長、御用学者の異種?)が堂々たる存在感を誇っているように見えたのは気のせいでしょうか?(画像はhttp://ninjax.dreamhosters.com/newsplus/news2_newsplus/1065/1065976798.htmlより


ともかくも、この小泉元首相をめぐる突発的な現象に“何か異常で異様ななモノ”(=珍無類で稀少なポルノ映像ででもあるかの如き“小泉・笑っちゃうパフォーマンス映像”のテレビ画面での余りにも興奮し過ぎる露出現象の異様さ)を感じなかったとすれば、そのような視聴者&国民は未だに「小泉ハードコアポルノ劇場」(参照 → http://d.hatena.ne.jp/toxandoria/20080501)のメディアコントロールメディアを駆使しB層をターゲットとした洗脳作戦)から目覚めていないと言うべきでしょう。


ところで、殆んどのメディアには「“かんぽの宿”問題(郵政民営化の核心)についての麻生首相の批判発言に“笑っちゃうほど怒った”ばかりの小泉元首相が、この時期に何の目的でロシアへ行ったのか”を伝える報道はごく一部を除いて殆んど存在しなかったようですが、国際公共政策研究センター(http://cipps.org/greeting/index.html)の顧問を務める小泉元首相は、16日にモスクワで行われたロシアの政府系シンクタンク 「現代発展研究所」との会合に出席し、日ロ関係及びロシアの社会・経済などについて意見交換を行ったとされています。


国際公共政策研究センターは、米国のブルッキングス研究所The Brookings Institution/中道・リベラル系シンクタンク民主党への影響力が大きい/http://www.brookings.edu/)などを手本として財界の総力を結集して設立されたものとされていますが、実は、そんなことはどうでもよく、その設立の目的は・・・、ネオリベに賛同する大企業が中心となって奉加帳を回して作った小泉元首相の「天下り受け皿組織」のように見えるのですが・・・、これも気のせいでしょうか?(画像はhttp://www.brookings.edu/より) 


かつて、経団連奥田会長から引き継いだ御手洗会長)が、小泉構造改革ネオリベ政策に便乗するかのように自民、民主の両党に政治献金するための目安となる政策評価2008年)を発表したとき、民主党と比べ小泉・自民党を非常に高く評価して、その政治献金額で自民党29億1000万円、民主党8000万円と極端な差をつけていたことが思い出されます(参照 → http://d.hatena.ne.jp/toxandoria/20090213)。


このような<経団連と小泉・自民党>の“特別な蜜月の実績”を評価するならば、表向きのソフトで一般受けする広報・看板(擬装看板?)とはまったく裏腹で、むしろ国際公共政策研究センターはブルッキングス研究所よりも、米国のヘリテージ財団Heritage Foundation/小さな政府、企業の自由、個人の自由を掲げる保守&ネオリベシンクタンク/http://www.heritage.org/)に近いのではないか、そして、その目的はネオリベ政策を日本社会に本格的に根付かせることではないか、と思われます。


このように見れば、「郵政改革→そのゴリ押しの象徴が“かんぽの宿”問題」が、米ブッシュ政権の意向(対日・年次改革要望書)に沿いつつネオリベ政策を日本社会に根付かせることを目的とした「小泉構造改革の本丸」に位置づけられた訳が分かります。そのうえ、今回のロシア発<コイズミ関連報道>では、小泉元首相の発言よりも両隣に座る奥田碩トヨタ社長・元経団連会長)と田中直毅経団連シンクタンク21世紀政策研究所理事長、郵政民営化委員会委員長)の両氏の方が存在感を誇っていたように見えた訳もわかります。


しかも、このように見ると、経団連の指導下で日本の主要な大企業が連立政権与党に対し「10%の法人税引き下げ、労働者派遣法の改正」(正規雇用の拡大が目的・・・)などを迫る一方で、本格的な日本ネオリベ化の時代を見込みつつ株主重視を理由とする過剰な内部留保型経営へ傾斜したことが理解できます。しかも、その陰で、日本資本主義の象徴的存在たる日本経団連の御手洗会長(兼キャノン会長)自身が、<キヤノン工事“大光”脱税疑惑>の如き、殆んど特別背任行為と見なしてよい『薄汚く、公私混同も甚だしい“ネオリベ資本主義ならぬ裏金(うらがね)資本主義』の育成に励んできた事実にも驚かされます。


つまり、このようなネオリベ政策へ向かう<小泉構造改革路線>をゴリ押ししてきた『政・学・財の癒着コングロマリット』(日本を牛耳るための擬装・多角化癒着連合)にとって、今回の“かんぽの宿”問題(=“郵政民営化”疑惑の象徴)の表面化が、小泉元首相・奥田元経団連会長・田中直毅郵政民営化委員会委員長)および御手洗経団連会長(兼キャノン会長)らにとって<非常に好ましくない出来事=『政・学・財の癒着コングロマリット』にとって不都合な出来事>であることが想像されます。


また、“阿呆マンガ”内閣と衆目一致で揶揄される麻生政権が、この段になって意外にもしぶとく居残り、しかも、この『政・学・財の癒着コングロマリット』のアキレス腱ともなりかねない“かんぽの宿”の問題点(=“郵政民営化”疑惑の象徴)を鳩山総務大臣が暴き始め、あるいは「「かんぽの宿」売却問題 /当局が捜査着手、立件を視野に…、http://www.zakzak.co.jp/top/200902/t2009021041_all.html」のような報道が一部で流れたことに大いに危機感を抱いたことが窺われます。


従って、このような動向と一連の経緯と背景から想像されるのが、今回の『小泉“笑っちゃう”くらいあきれた発言』と『ネオリベ信者たる小泉・奥田・田中が勢ぞろいの・・・“ロシアより愛を込めたリップサービス?”の映像情報』は、ともに麻生政権(意外にも阿呆内閣に相応しい人材だけでなく、もともと正義漢であったか、あるいは 小泉ポルノ劇場のマインドコントロールから目覚めた鳩山総務相がいた?)のみならず、「捜査の着手が噂される当局」と「政界・財界」および「良識ある日本国民」に向けた恫喝、および一般大衆(特にB層)のルサンチマンを刺激・挑発するつもりであったのかも知れません。因みに、「中川辞任、財務省の“謀略”説も…情報流出が早すぎる/http://news.www.infoseek.co.jp/topics/society/n_mof__20090218_3/story/18fuji320090218201/」という不可解な情報も、このような意味で様々な角度から検証すべきでしょう。


それに加え怪しからぬのは、この『小泉“笑っちゃう”くらいあきれた発言』と『小泉・奥田・田中・・・ロシアより愛を込めての映像情報』に対するマスゴミの反応です。各社の報道部デスクが“待ってました、それ売上げ拡大のチャンスだ!”とばかりに“<絵になる男コイズミ>の画像をどんどん流せ”、あるいは“コイズミの写真を大きく掲載しろ”と現場にハッパをかけまくったとかいう噂があります。メディア各社の経営不振と大赤字が続く中で大スポンサーのトヨタ奥田元経団連会長)とキャノン(御手洗経団連会長)から“批判記事を書いたらスポンサーを降りるゾッ!”の脅しをかけられたとはいえ、日本の主要メディアがジャーナリズムの見識と眼力を捨て去ったことは真に頂けません。同時に、このような意味での日本メディアの権力への迎合と癒着、それは日本の赤っ恥であり、国益(国民益)の大いなる毀損でもあります。


2009.2.17付・朝日新聞の『小泉発言の真意 竹中元担当相語る』という記事の中で、竹中平蔵・元郵政民営化担当相(御用学者の典型!)は“・・・『小泉“笑っちゃう”くらいあきれた発言』の二日前に小泉氏と会っている・・・かんぽの宿はいま、赤字を出している(料金設定が誤りではないのか?←toxandoria注記)。損失を出している会社をあなたはいくらで買いますかということ。だから1万円でも売れればいい。・・・鳩山総務相が入札は不透明だと言うが、入札をやり直して損失が膨らんだら(逆じゃないか?←toxandoria注記)、国民の損失だ、その責任を総務相はとるのか? ・・・郵政民営化を決められたとおりチャントやれ、それが「小泉劇場05年選挙」で2/3の議席を得て、その上に載っている麻生政権の仕事だ、という非常に強い小泉元首相のメッセージだ。”というようなことを述べています。


ネオリベの広告塔を自負しつつ、合法的な段取りを踏んだ郵政民営化の足を今更引っ張るのはスジが通らぬという<堂々たる社説>を書いた朝日新聞のことでもあり、ネオリベ権力へ迎合した“むべなるかなの内容”ですが、改めて「日本メディアの堕落ぶり」をハッキリと見せつけらたようで不快な感慨を持ったのはtoxandoriaだけでしょうか? ともかくも、このようにザッと概観するだけでも、我が国の『政・学・財・マスゴミの癒着』は、たんなる癒着のレベルを超えてガン化してしまったことがわかります。


(関連参考情報)


『株式日記と経済展望』・・・小泉以降の諮問委員会の業績と利権の関係が白日の下にさらされた場合、戦後最大の疑獄事件になる可能性がある、http://blog.goo.ne.jp/2005tora/


かんぽの宿」、民営化5年後の譲渡は「竹中平蔵氏の指示」だった、http://www.nikkei.co.jp/news/seiji/20090205AT3S0500E05022009.html


麻生首相、郵政4分社体制「見直すべき」 小泉改革路線と決別、http://www.nikkei.co.jp/news/main/20090205AT3S0501E05022009.html


が、首相「最終的に民営化賛成」/郵政めぐる答弁を修正、http://www.47news.jp/CN/200902/CN2009020901000005.html


政府紙幣論の高橋洋一竹中平蔵大臣の補佐官だった?・・・政府紙幣論議も、「一院制」と同じく「郵政民営化利権」に群がった学者、官僚、ジャーナリスト、マスコミ等による総反撃(追い詰められたゆえの)の一種と見ていい、http://d.hatena.ne.jp/dokuhebiniki/20090208


やはり、麻生首相発言巡り小泉・中川(秀)・小池氏ら会合へ(愈々、詐欺師的ネオリベ御本尊の反撃?・・・ここまでメディアと民意は舐められている!)、http://www3.nhk.or.jp/news/k10014072531000.html#


石井紘基代議士を暗殺した男が「本当は頼まれたから殺した?」、http://alcyone.seesaa.net/article/114075528.html


「笑っちゃうくらいあきれた」=郵政見直し発言、首相を批判−自民・小泉氏、http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090212-00000112-jij-pol


しかし、そうは問屋が卸さぬようだ! → 各政党も独自に情報収集・・・「かんぽの宿」売却問題 /当局が捜査着手、立件を視野に…、http://www.zakzak.co.jp/top/200902/t2009021041_all.html


「61億円の架空入札価格」はこうしてつくられた、http://blog.goo.ne.jp/hosakanobuto/e/384d59654530c6ae51bfa63cdc5fb63e


ナゼか、むなしく空々しい記者会見ではないか!→友人・大賀容疑者の逮捕、御手洗・キャノン&経団連会長“残念で悔しい”===その訳は「コイズミ=タケナカ・ネオリベ規制緩和政策の黄昏」と共振か?・・・
http://www.nhk.or.jp/news/t10014096761000.html#
http://critic6.blog63.fc2.com/
http://www3.nhk.or.jp/news/t10014118101000.html#


かんぽの宿」譲渡、白紙撤回を表明=日本郵政社長、進退に言及せず、http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090213-00000110-jij-pol


御手洗会長の国会招致要求、竹中平蔵郵政民営化担当相の総括も聞いてみたい=重野社民幹事長、http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090212-00000085-jij-pol


かんぽの宿」譲渡、白紙撤回を表明=日本郵政社長、進退に言及せず、http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090213-00000110-jij-pol


逆郵政政局か、小泉元総理再登場・・・次男を四代目の世襲後継者として決めて引退を表明したはずの元総理がいきりたつのは何か理由があるのに違いない(保坂展人のどこどこ日記)、http://blog.goo.ne.jp/hosakanobuto/e/98f07b97999562664a3527a924c158db


小泉首相郵政民営化は知的詐欺」―榊原英資氏への当時のインタビュー再録、http://www.news.janjan.jp/government/0902/0902127292/1.php


大分コンサル脱税:「大光」3社、総額10億円 所得隠し34億円/多くをキヤノン株の購入に充てていた疑い−−東京地検http://mainichi.jp/select/jiken/news/20090214ddm001040019000c.html


自民党内で、小泉・竹中への郵政問題批判はなぜタブーな(冷ややかな空気をもたらす)のか?・・・小泉発言にもなお強気の首相、与党内は冷ややかな空気、http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20090215-OYT1T00127.htm?from=navr


小泉ヒトラー総統が、自ら顧問を務めるシンクタンク「国際公共政策研究センター」(田中直毅理事長)の派遣で、この時期(麻生、18日サハリン訪問))にロシアのプーチン首相(前大統領)と会談するのは何故か?、http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/090214/stt0902142302007-n1.htm


鳩山総務相郵政民営化見直しは衆院選のテーマ」 、http://www.nikkei.co.jp/news/main/20090215AT3S1500H15022009.html


かんぽの宿」税評価額79施設で856億円 簿価の7倍、・・・鳩山総務相は19日の衆院予算委員会の答弁で「私も驚いている。実勢価格の方が固定資産税評価額より高いというのが常識であるとすれば、極めて大きな疑問がある」と述べた、http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20090219-OYT1T00541.htm?from=navr


明日(2/20)、予算委員会で「かんぽの宿」問題の質問へ・・・NHKテレビで中継が予定されているので、ぜひチェックしてほしい。時間は午後4時30分からの15分という短時間だが、総力で疑惑の解明にあたりたい(保坂展人どこどこ日記)、http://blog.goo.ne.jp/hosakanobuto/e/397b82edf5c9b89d9746f61a302d9dc6


日本郵政が提出した報告の分析状況について/「かんぽの宿」譲渡、鳩山総務相オリックス、最高の条件でない」・・・そして、「すべてがごまかしの中にある」と強調、http://www.nikkei.co.jp/news/seiji/20090220NT000Y72020022009.html


入札前にオリックスへの譲渡促す?=メリル作成の文書−かんぽの宿http://money.goo.ne.jp/investment/news/keizai/jijiji-090219X387.html


「1円でも高く売る」信念なし /アドバイザーのカモにされた「かんぽの宿」――プロセスよりも、「一括売却」という入札条件そのものに問題あり、http://diamond.jp/series/nagasawa/10058/


小泉・竹中の罪は利益誘導? 利益相反行為?・・・「かんぽの宿」とNHK経営委員長の利益相反http://seiji.yahoo.co.jp/column/article/detail/20090220-03-0901.html


日本郵政=『ローマ』 オリックス=『オルガン』 隠語で文書 総務相、不信感強める、
http://www.tokyo-np.co.jp/article/economics/news/CK2009022102000090.html


【エピローグ】Lara Fabian - Je(Japon?)suis Malade