toxandoria:旧「toxandoriaの日記」

W,Ⅴ.O.クワインによれば、地理や歴史から物理学や数学、論理学までに至る知識や信念の総体は周縁部(フリンジ)でのみ経験と接する人工の構築物ないしは「境界条件が経験であるような力(持続的ダイナミズム)の場」とされ、この描像の下で理論(又はイデオローグ)と合致しない観察結果が得られたとき生ずるのは何らかの特定の仮説の撤回ではなく、信念体系内部の各命題に割り当てられていた真理値の再配分であり、そこには多くの選択の余地(つまり無限の可能性が絶えず拓ける状態)がある。中山康雄著『科学哲学』(人文書院)

ネオリベ恐慌下でメディア総掛かりのネガティブ・キャンペーンに踊る日本の醜態

toxandoria2009-03-11



【画像1】フェルメール『合奏』Johannes Vermeer(1632-1675)「The Concert」 ca1665 72.3×64.7cm(stolen 1990)

・・・この画像はhttp://www.artunframed.com/vermeer.htmより。


【画像2】映画『消えたフェルメールを探して』

・・・この画像はhttp://eigageijutsu.com/article/106666507.htmlより。


このフェルメールの『合奏』は、1990年3月18日にボストンのガードナー美術館から盗まれ(被害推定額は5億ドル、約500億円)、今もそれは行方不明のままです。が、美術品の損害査定の専門家ハロルド・スミスが探索を続けた結果、驚くべき犯人像が浮上してきます。しかし、その探索の途上でハロルド・スミスは持病の悪化(スミスは20歳台で皮膚がんを患っており、その後は闘病の人生を送ってきた)で2005年2月19日に亡くなり、残念ながら、この『合奏』を取り戻すまでには至りませんでした。


そのハロルド・スミスの探索プロセスの主軸に様々な証言などを散りばめたドキュメンタリー映画が『消えたフェルメールを探して』(監督:レベッカ・ドレイファス/Rebecca Dreyfus)で昨年のフェルメール展に合わせてDVDが公開・販売された/公式DVD情報 → http://www.uplink.co.jp/kietavermeer/index2.php)です。そして、この映画のラストで語る絵画探偵ハロルド・スミスの言葉 『絵画(ボストン・ガードナー美術館から盗まれたフェルメールの合奏)が戻るかどうかは、“社会の意識”(=一般国民の意識レベルの動向)にかかっている』という言葉が印象深く心に響いてきます。


因みに、フェルメール絵画の魅力の一つは「フェルメールが、自分よりも遥かに高みの存在を確信しており、その高みへ到達する強固な意志を持ち続けるとともに、その鋭敏な感性をより多くの人々に理解してもらえる<普遍美>として磨き上げるための技術の修練に真摯に取り組み続けた」ということにあるようです。政治・経済・労働・福祉・医療・教育など凡ゆる分野において醜態を晒す現代日本の「ネオリベ恐慌」下で生きる我われ一般国民は、このような人間としての基本的なあり方を再確認することから全てをやり直す必要であるようです。


【プロローグ1】BS11「にっぽんサイコー」第49回 ←「西松=小沢報道」についての“不自然で異様な報道ぶり”の訳が分かります!


(関連情報)


『・・・検察は悪い人間を捕まえる捜査機関ではない。時の権力者にとって障害となる人間を捕まえるところである。・・・与党と官僚とが微妙な隙間を作りながら複雑に絡まり合い、どこに権力のポイントがあるのかを分からなくする日本の統治構造は、国会議員であっても誰も内実を知らない。・・・<田中良紹氏のブログHOT NEWSより部分転載>
・・・この詳細は下記(ブログ◆)をご参照ください。


◆ジャーナリスト・田中良紹氏「HOT NEWS/予言が現実になった」、http://news.www.infoseek.co.jp/special/j-is/commons0903_004.html


【プロローグ2】


下の「世に倦む日々」の記事(◆)は、“皮膚感覚“で直感していたことが具体的に分析されているので驚くと同時に、<内閣(麻生・漆間)-政権党・極右派(安部・小泉・麻生ら)-検察(大林)−警察(漆間)-自衛隊(田母神)>という強力な極右人脈(実際に日本を支配するCPU)の可能性にゾッとしてきます。これで、「小沢問題」(というよりも民主党潰し)にかかわる“NHKの妙に熱烈で率先した報道ぶり”の訳も分かります。


『・・・今の日本は、外形は違うが中身は戦前の大日本帝国と同じになっていて、過激な右翼のイデオロギーを内面化した人格が権力機構の頂点に立ち、彼らの理想と目標に従って統治が行われている国家である。・・・』 

 
◆「戦前型警察国家の謀略官僚人脈 - 漆間巌、大林宏、田母神俊雄
http://critic6.blog63.fc2.com/blog-entry-40.html


【プロローグ3】


『・・・私たち日本国民は、今回のような露骨な世論誘導にあまりにも無防備であることを自覚し、テレビ、新聞その他で報道される情報に批判力をつけていかねばならない』で結ぶ、平山通氏(JAN-JAN記者)の記事(下記▲)は、近年における<朝日新聞の反市民的傾向>を鋭く抉っており必読です。


▲「小沢降ろし」を推奨する朝日新聞にもの申す!、http://www.news.janjan.jp/government/0903/0903109143/1.php


【プロローグ4】


<西松=民主党・小沢事件>の黒幕は安倍・漆間の内調サイロ(CIRO/Cabinet Intelligence and Research Office/警察・公安・防衛等)人脈?・・・(詳細は下記◆参照)


西松事件に「安倍晋三黒幕説」が出ている、http://d.hatena.ne.jp/kojitaken/20090314/1237022541


・・・以下、本論・・・


仮に「西松建設による小沢・民主党党首側への献金問題」が“クロ又は限りない灰色”であったとしても、<何故にこのタイミングであったか>という疑念が、ごく普通の<常識的皮膚感覚>で捉えれば直感できるはずです。つまり、この『民主党・小沢公設秘書逮捕劇場」の奥深くには間違いなく、不気味に“あざ笑ちゃってる”ファスケス(参照 → http://d.hatena.ne.jp/toxandoria/20090307)がとぐろを巻いているようです(関連で下記◆を参照乞う)。


◆“洗礼”(総選挙)を逃げ悪性菌に感染した「麻生政権の局所」は大腐敗し悪臭を放ち始めている、http://d.hatena.ne.jp/toxandoria/20090309


また、想起すべきは、「2009-03-02・toxandoriaの日記、http://d.hatena.ne.jp/toxandoria/20090302」で書いた下記『〜〜〜〜』の部分です。ここには、政・官・財・メディアが都合よく癒着・談合したイメージが浮かび上がっています。更に恐るべきことは、「裏世界」までもが、この<政・官・財・メディアの癒着・談合>の触媒として介在する節が感じられることです。その意味で、我われは、日本の民主主義社会は発展途上国並であるばかりか、善良な一般国民を騙すために、巧妙に擬装されたものであることを常に意識すべきようです。


『・・・まるでこの動きに呼応するかのように、ネオリベ・シンパ(?)の朝日新聞(2月27日付)は<小泉氏「過去の人」?>という、やや恥ずかしげな見出しで“小泉に楯突けない今の自民党を蘇生させるのは、やはり小泉氏しかない!”という擬装チェンジ・ネオリベ一派(=元祖、小泉・竹中組)の復権・復活へのアツい想い(=小泉カルトに取り憑かれた狂気の情念)を滲ませつつ、かなり大きな「政治版記事」を書いています。


同じく、このところ何故か“狂おしいほどのネオリベ・シンパ新聞(?)”へ急速に傾斜し始めた日本経済新聞が、クイックサーベイ(3/2・MONDAY=NIKKEI)で『郵政民営化・支持52%、不支持18%』という“提灯・調査記事”を発表しています。この辺りの事情を勘ぐれば、案外、日本経済新聞の元政治部記者であった中川秀直(ポスト小泉時代ネオリベの領袖を自認する人物?)への“優しい気配り”かも知れません(米発金融パニック勃発期の昨年10〜12月頃の日経では、殊勝にもネオリベ市場原理主義への暴走を反省する論調が多かった/例えば・・・参照 → http://d.hatena.ne.jp/toxandoria/20081008)


ところで、ここで思い出すべきは、やはり「自民党暴力団・ヤクザ集団との親縁性(affinity=組織構造上の類似性、親密な関係性)」ということです。具体的に言えば、それは『ヤクザ・暴力団的な政治手法』という意味です。例えば、かつての「松岡大臣及びその関係者らの自殺など=詰め腹、指詰め、あるいは復讐・敵討」、「失政のケジメ=ミソギ、落とし前」、「不正なウラ政治資金=みかじめ料」、「擬装対話(擬装タウンミーティング)と圧力(医療・福祉分野における弱者への圧力)=タカリと強請り・脅迫・恐喝」という具合に彼らが好む政治手法と仕事のやり方を<ヤクザ・暴力団世界の隠語>に置き換えてみると分かりやすくなります。この観点からすれば、今の朝日・日経“両紙”はネオリベ擁護の<業界ゴロツキ新聞>の如く見えてきます。


また、かつて“小泉ポルノ劇場”(小泉ポルノ劇場の意味については、下記▲を参照乞う)や“美しい国”が好んで多用したパフォーマンスと言語・言説は、ヤクザ・暴力団風のハッタリであったことが分かります。しかしながら、いやしくも“民主主義国家・日本”の国民である我われは、このように下卑た暴力的徒党集団の詐術と圧力に屈し続ける訳にはゆきません。特に、この「小泉・元首相の偉大なるイエスマン武部(実はネオリベ人形劇場の哀れなマリオネットかも・・・)の背後で巧みに糸を引く(遠隔操縦している)と思われる飯島勲・元小泉純一郎首相の主席秘書官について、再度、注目すべきかも知れません。なぜなら、この飯島勲のメディア操縦術なくして“小泉ポルノ劇場”の復活は考えられないからです。


▲小泉・竹中『市場原理ポルノ劇場』が陵辱した日本社会の愛のエクリチュールhttp://d.hatena.ne.jp/toxandoria/20090224


かつて、ジャーナリスト・上杉隆氏が「文芸春秋、2006年4月号」で『日本一のイエスマン武部勤の正体』という記事を書いています。それによると“武部勤の正体”は「上の権力に首尾一貫して平身低頭する一方、自分より弱い立場の人々に対しては徹底的な暴君として君臨する非常に恐ろしい人物」であるそうです。より端的に言えば、それは「自分より少しでも弱い立場の人々に対し“殆んど恐喝と見紛うばかりの激烈な恫喝”を加える人物」だということです。また、表向きは自分の選挙区に関する露骨な利益誘導型の振る舞いは見せぬ一方で、政治資金について複雑怪奇な収集・管理の仕組みをランニングさせているようです。・・・』


しかも、“機は熟したり”なのかどうか知りませんが、あれほど大騒ぎし、日本国中の耳目を集め、人々を驚かした「東京中央郵便局の再開発計画の見直し」の問題も“急転直下、ここに来て一件落着”です。鳩山邦夫総務相は、3月10日午前の閣議後の記者会見で『強く反対していた東京中央郵便局の再開発計画について、日本郵政から、登録有形文化財になるよう計画を極力見直すとの連絡があったので“この提案を受け入れよう”と述べ、日本郵政総務相との間で繰り広げられた<再開発問題をめぐる対立“茶番?”劇場>は収束に向かう」と語っと報じられています(参照 →http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2009031002000209.html)。


このプロセスで(2月17日、朝日新聞のインタビュー記事/小泉元首相による麻生首相への“笑っちゃう”批判発言を解説)で、竹中平蔵・元郵政民営化担当大臣は、かんぽの宿の売却問題にふれ“・・・損失を出している会社をあなたは買いますかということ、1万円でも売れればいい・・・」として日本郵政を擁護しています。また、3月10日の日本経済新聞・社説は「『規制緩和は善』は誤りなのか?」の表題で、改めて<小泉=竹中構造改革いらいのネオリベ路線>の正しさと、この路線への完全復帰を主張しています。


「金融時限爆弾」(巨額CDS(Credit Default Swap)の存在、約5,500兆円規模?)の犯人がサブ・プライムローンの詐欺的融資方法(アメリカでは“呼吸をしていて平熱なら、誰でもカネを借りられるという“借金の民主化”が進んだ/参照→http://d.hatena.ne.jp/toxandoria/20081218)と、そのネズミ講的性質(=ウオールストリート型ポンジービジネス・モデル)を爆発的に増幅したのが金融工学であることは周知のとおりで、しかも、その巨大に膨れ上がった「金融時限爆弾」のクールダウンに失敗すれば、この「ネオリベ恐慌」下で、それが本格的に炸裂する恐れ(可能性)が高まるのは、愈々これからだというのに・・・。なんとも、おそるべき<政・官・財・メディアの癒着・談合&裏世界>によるメディアコントロールor スピンドクター/主流の政治権力がマスメディアを使って政治的ライバルに対し不利な状況を創作すること)ぶりです。


冒頭に掲げた映画(【画像2】)の「主人公ハロルド・スミスの心に滲みるコトバ」ではありませんが、結局、『国民の過半はバカ』(参照、下記★)という前提で念入りに戦略(奸計)が練られた『小泉・竹中構造改革』(=小泉ネオリベ・ポルノ劇場=人間の最弱点である“過剰な利己意識と過剰な競争心、抑制が利かなくなるまで煮え立つ可能性があるルサンチマン(怨嗟と嫉妬心)、そして本源的な差別意識”を操作的に刺激する新自由主義思想によって仕掛けられたトリクルダウン妄想)のマインドコントロールから日本国民が本格的に抜け出すために必要なこと、そして<“笑っちゃう”詐欺師>を本当に喜ばせ笑わせないようにするために有効なものは、「一般国民の社会意識を高める真摯な努力」の積み重ね意外にあり得ないようです。とても残念なことではありますが・・・・


★『竹中平蔵式リアリズム』(バカは何人寄ってもバカ=B層戦略)の作り方、http://d.hatena.ne.jp/toxandoria/20090106


(関連参考情報・・・阿吽の呼吸で、現政権と茶番劇を演じ続ける“笑っちゃう”グループによるコラボレーション(饗宴)の傍証?)


自民・菅義偉氏(安倍晋三氏と交友が深く、暴力団関連企業から献金を受けたことがある自民党ゲッペルス格の宣伝・洗脳・選挙担当?/参照 → http://blogs.yahoo.co.jp/sasuihama/48969400.html)「解散の時期に影響ない」 西松建設の巨額献金事件、http://www.nikkei.co.jp/news/main/20090308AT3S0800B08032009.html


小泉(ネオリベ)議連が衣替え再始動(情報源:2009.3.6付・日本経済新聞)・・・自民党菅義偉選挙対策副委員長(Jap.ネオリベゲッペルス?)、桜田義孝氏ら中堅・若手議員が、党本部で会合を開き、議員連盟「聖域なき構造改革を推進する会」を発足させた。2001年に設立した「小泉政権構造改革の断行を支援する若手議員の会」を母体として活動を再開する。郵政民営化の推進などを議論していく方針。← 自分たち(ワル仲間)について<脳ミソの聖域なき構造改革>を断行した方が余程お国のため役立つのではないか?(toxandoria注記)


ポスト麻生候補に小池氏」 自民・武部氏・・・(まさに、「小沢・公設秘書逮捕劇場」の奥深くで不気味に“あざ笑う”ファスケス?)小池氏とは“小泉=竹中ネオリベ派の自称・マダム回転寿司”こと小池百合子氏、http://www.nikkei.co.jp/news/main/20090308AT3S0800R08032009.html


日本経済新聞が、クイックサーベイ(3/2・MONDAY=NIKKEI)で『郵政民営化・支持52%、不支持18%』という“提灯・調査記事”を発表


(参考資料1)


[メディア・コントロールの様々な形](かなり以前にtoxandoriaの日記で纏めた内容の再録)


ゲートキーパー効果:情報についての無意識的な操作
・・・ゲートキーパー(門番)効果は、新聞など一次情報に関する本質的で古典的な問題である。0次情報を伝えることが不可能である以上、絶対に避けられない。が、マスコミ人は、絶えず、報道に携わる者の心構えとしてこの原点に立ち戻り、できる限り自らの固定観念を排除するよう務めなければならない。


●第三者効果:政策決定者とジャーナリストの癒着
・・・例えば、政策決定者とマスコミ人が勉強会を開くことは必要なことであるが、一方で心理的な一体感、利害関係の介入、無用なエリート意識の台頭、保身のためのもたれ合いなどの弊害が発生することがある。取材制限などを恐れて権力側の言いなりになる可能性も大きい。


●培養効果:テレビ゙のワイドショーやお笑い番組などの垂れ流しによる弊害
・・・これらの番組の視聴時間の長さと一般市民(国民)の批判意識の劣化傾向が正比例の関係になることが観察されている。


●テレビ゙番組製作技術上の物理的な限界
・・・批判的な内容の省略やカットなどにつながる。


●視聴者・読者の感受性と意識の劣化
・・・一般国民の危機意識の欠如や『無関心層』の拡大再生産などメディアリテラシーと教育の問題である。


●事実と論理による虚報の可能性
・・・一般国民は歯が立たない。専門家・学者の良識の問題。特に、巨大メディア化した新聞・テレビ・雑誌などは広告主(企業)や広告代理店の支配下に入ると、発行部数や視聴率よりも、経営的には広告収入に依存する傾向が強くなる。また、ニュース提供よりも“情報産業”的な傾向が強くなると、特にテレビ゙の場合は商業主義的な番組が横行するようになって情報の質そのものが劣化する。


●政治権力者等の権力的なオーラ効果
・・・マスコミも、一民間企業としての立場から見ると、強権発動、許認可権限などに対しては非常に弱い。イラク戦争の最中に起こった「英国BBCの分割問題」などはこれにあたる。


●特に、テレビ゙では偶然の出会いや偽装被害者とのインタビューなど「ヤラセ番組」的な演出が横行する
・・・これはマスメディアの商業主義化と関係する問題でもある。マスコミが意図的に仕組んだ「ヤラセ的な事件や報道」をメディア・イベント(Media Event)と呼ぶ。かつて、ブッシュ大統領が来日した折、居酒屋で小泉首相との夕食会を行ったり、同じく首相が相撲の優勝トロフィーの授与式を行ったりというようなパフォーマンス的ニュース報道がこれにあたる。


●シナリオの工夫しだいでは事実だけを並べても嘘を吐くことができる
・・・これは、古くて新しい問題。不利な情報は隠蔽し、有利な情報(事実)だけを並べるという古典的な方法がある。アンケート調査などでは、その信頼性を裏付ける統計理論や調査手法などに関する情報公開など、具体的な調査方法に関する情報の開示が求められる。


営利企業としてのマスコミの限界
・・・マスメディアは大スポンサー、広告会社の前では“猫になる”傾向がある。


●ビジュアル・プレゼンテーションの限界
・・・特にテレビ゙は、ビジュアル化による「分りやすい表現」と「視聴者からの受けのよさ」を求める傾向がある。従って、この場合は報道内容や情報の質の問題は二の次にされてしまう。


●取材時間・費用などの制約
・・・新聞やテレビ゙は、締切時間、紙面スペース、放送時間などの制約条件が多く、情報源が少数に限定されるという傾向がある。アンケート調査などでは費用の関係でサンプル数やサンプルの選定方法などの精度が犠牲にされることがある。


サウンド・バイトの制約
・・・sound-biteは、ニュース番組などに挿入される録画(音)されたスピーチ・インタビューからの一部抜粋のこと。これをニュース放映の途中で挿入するという手法が使われるが、前後の関係をあまり考えずに挿入されると、視聴者に対して誤ったシグナルや逆の解釈を与えてしまう危険性がある。


●センセーショナリズムの弊害
・・・地味で持続的な取材・報道より
も派手な一過性の報道の方が内外から好まれるという傾向がある。従って、熱病のように一つのテーマやイベントを集中的に報道するが、そのイベントが終わるとアッサリ忘れ去ってしまう。ニュースが単なる商品か消費財のように取り扱かわれる。


●マスコミ人の能力と見識の限界


●科学・環境分野における「参謀本部・専門組織発表型」情報の問題点(内容は省略)


(参考資料2)


[情報操作の手法(旧ソ連共産党の手法)]http://wapedia.mobi/ja/%E6%83%85%E5%A0%B1%E6%93%8D%E4%BD%9C#2.より


匿名の権威
「消息(信頼すべき)筋によれば…」等のフレーズで始まり、記事の内容に権威を与えることを目的とする。この「筋」の名前は決して明かされることは無い。


日常会話
暴力、殺人等、人々が否定的に受け取る情報をあたかも日常会話のように記述し、心理的習熟効果を発生させ、反応を麻痺させる。


ハンガー・ストライキ
本来は抗議手段であるが、現代のハンガー・ストライキはマスコミと密接に連携して行われる。


泥棒捕り
何らかの事件に対して批判・責任を問われる人物が、他者に先駆けて事件を批判し、国民の怒りを他方向に向けさせる。


撹乱
大量の誹謗中傷を流し、事件そのものに対する関心を低下させる。いわゆる情報ノイズ。


感情共鳴
デモや集会等における群集の扇動。群集を理性ではなく、感情レベルで反応させる。


感情整列
一定のシチュエーションを用意して、群集の感情を均一化させる。


ブーメラン効果
国家権力により弾圧・迫害されることで、「自由の闘士」というイメージを作り出し、官営マスコミの報道を逆用する。


ハレーション効果
政治家、芸能人等の著名人の横に並ぶことで自分の信用を高める。


一次効果
最初に発信された情報は、後発の情報よりも優先され、信用されやすいという原理に基づく。


プレゼンス効果
事件現場から発信される情報は、人々に現実のものと受け取られやすい。臨場感を演出するために、しばしば、やらせが行われる。


情報封鎖
軍事行動や刑事事件の際に情報の流通を制限又は停止させる(報道協定など)。情報支配と密接に関係しており、当局の一方的な情報が流される。中国・北朝鮮ビルマイラクでは、国全体に情報封鎖がされている。またサウジアラビアは外国メディアの内政取材を一切許さない。


仲介者の利用
集団に対して情報操作を行うために、その集団のオピニオン・リーダーに狙いを定めて工作する。しばしば、オピニオン・リーダーは金品等で買収されることもある。


分類表
決まりきった単語、フレーズを使用することで、事件がどのようなものなのか分類してしまう。


コメント
人々を一定の方向に誘導するために、事件に対する解釈を付け加える。


事実確認
一面的な事実を提示して、世論を誘導する。


虚偽類似
世論操作に都合の良い「原因−結果」の因果関係を作り出す。


フィードバック
予め特定の結論が得られるような質問を作成しておき、一般の視聴者の回答を受けて、視聴者全体の意見に偽装する。テレビの電話投票やネット投票等。


側面迂回
主題とは無関係な記事の正確性を期して、記事全体の信憑性を高める。真実に紛れれば嘘の信憑性は高まる。


注意転換
スローガン等を駆使して、世論の注意を別の方向に向けさせる。


事件の目撃者
事件の目撃者を証言させ、感情共鳴を引き起こすことを目的とする。目撃者は、しばしば、プロの俳優であることがある。


歴史の書き換え
国家、民族全体に対する長期的な情報操作。現在、東アジア地域で盛んに行われている。


観点の偏り
紛争の報道において、どちらか一方の主張のみを取り上げ、他者の立場を無視する。いわゆるスピン。


反復
同じフレーズを反復して、人々の記憶に刻み込ませる。嘘も百回言えば真実となる(ヨーゼフ・ゲッベルスの言葉)。


すり替え
否定的な意味を有する言葉を受け入れ易い言葉に置き換える婉曲的手法。たとえば、テロリストはレジスタンスとなり、略奪行為は抗議デモと報道される。


半真実
虚偽の中に一面的な真実を織り交ぜ、記事全体を真実に見せかける。


コントラストの原理
心理的に対照的な刺激を受けると、人間の知覚や認識に対比効果が出る。


観測気球
世論の反応を見るため、試験的な報道を流す。


心理的ショック
感情共鳴のピークを利用する。生々しい戦災や事件現場の映像が利用される。


格付け
例えば、選挙の立候補者の能力や当選の可能性等の格付けを行い、世論を誘導する。


センセーショナリズム
緊急性を有する事件・事故の報道において、報道を一方的に飲み込ませる。


アクセントの転移
事実を改編することなく、強調点を転移して事実の意味を変えてしまう。


連想の創出
隠喩、比喩を駆使して、敵対者に否定的な印象を与える。


情報の波の創出
情報の一次波を起こし、不特定多数による大規模な二次波を発生させる。いわゆるブログの炎上。


問題の創出
記事のテーマを指向的に選別して、強調したい問題を提起する。


脅威の創出
敵対者(反対意見)の危険性を強調して、よりましな(当局に好都合な)選択肢を選ばせる。


社会的同意
社会全体が報道の中の意見に同意しているような印象を与える。逆の手法(社会全体がその意見に不同意)は、社会的不同意。


癒着提案
互いに無関係な情報から一定の意味のある文章を作り上げる。これらの情報は個別的には事実であるが、組み合わせの結果、読者に誤った印象を与える。


予告打撃
世論の否定的反応を引き起こす政策を採る際、情報を事前にリークし、決定採択時までに世論の関心を低下させる。


毒入りサンドウィッチ
序文と結論に否定的報道をおいて、肯定的な報道を挟み込み、肯定的な報道の意義を低下させる。逆の手法(肯定的報道で否定的報道を挟み込む)は、砂糖入りサンドウィッチと呼ばれる。


【エピローグ】Lara Fabian / Je t'aime (in "En Toute Intimite" 2003)