toxandoria:旧「toxandoriaの日記」

W,Ⅴ.O.クワインによれば、地理や歴史から物理学や数学、論理学までに至る知識や信念の総体は周縁部(フリンジ)でのみ経験と接する人工の構築物ないしは「境界条件が経験であるような力(持続的ダイナミズム)の場」とされ、この描像の下で理論(又はイデオローグ)と合致しない観察結果が得られたとき生ずるのは何らかの特定の仮説の撤回ではなく、信念体系内部の各命題に割り当てられていた真理値の再配分であり、そこには多くの選択の余地(つまり無限の可能性が絶えず拓ける状態)がある。中山康雄著『科学哲学』(人文書院)

パソナで1億円、竹中の不敵な笑み“自由は選挙の時だけ、それが終われば皆奴隷”エヘヘ

toxandoria2009-09-14



【プロローグ/画像】Lara Fabian - Il Ne Manquait que toi


【画像】ドイツの花と犬たち(Souvenir Ser. 2007年4月、撮影)













・・・この他の画像はコチラ → http://photo.thi.jp/v/toxandoria/?g2_page=1


・・・・・


・・・前、略・・・


そのように「構造改革」の中身が膨張してきた背景には、与党議員(族議員)を巻き込んでの霞ヶ関の各官庁の予算獲得という思惑もあるのであろうが、その方が、小泉首相・政権にとっても、政治的に都合がいい、便利という側面があったのではないかと考えられる。


つまり、政治的スローガン・キャッチフレーズとして国民に対し、とにかく「構造改革」なる言葉を連呼し、その内容は漠たるものにして国民も十分に理解しているわけではないが、長期経済低迷の続く中、何か既存の殻(=構造)を破ってくれるのではないかとの国民の期待を集め、閉塞感を打破しようとしたことが、終始極めて高い内閣支持率を維持できた大きな要因であろう。


そのような政治的なスローガンとして、その時々の経済情勢や政治的イシューの移り変わりに応じて、時には、景気対策的な政策(例えば、2002年12月の「改革加速プログラム」とそれを実行するための2002年度補正予算の編成、2003年度・2004年度の先行減税という税制改革)やニート対策等の雇用政策、少子化対策、犯罪対策などもすべて「構造改革」の「拡大・加速」と言って国民にアピールできるのであり、都合がいい言葉なのである(他方、「小さな政府」施策のみをアピールしたい場合には、「官から民へ」というキャッチフレーズを前面に出せばよい)。


このような「構造改革」という言葉の、よく言えば、「包容力」・「包摂力」、悪く言えば、「あいまいさ」が、小泉政権の人気の秘密のひとつと言ったら言い過ぎであろうか。


・・・後、略・・・


以上は、下記資料(◆)から、そのごく一部分の文脈を引用・転載したものである。これを読むだけでも、あの「小泉・竹中劇場」が殆ど“ご都合主義のスタンス”で「構造改革」なる“中身が不在のいい加減なコトバ”で国民を騙しつつ、体よくそれを操縦するため使い分けてきたことが分かる。


◆「小泉構造改革」なる概念についての諸考察(2006 年9 月、東北大学法学研究科・公共政策大学院教授/財務総合政策研究所特別研究官:渥美 恭弘)http://www.mof.go.jp/jouhou/soken/kenkyu/ron162.pdf


つまり、「小泉・竹中=市場原理主義劇場」の本質は“自民党をぶっ壊す”ことだけでなく、実は、“日本国民共通のコトバそのもの(=連帯意識とコミュニケーション能力)をぶっ壊す”ことにあったのだ。


従って、それを引き継いだ「安部、福田、麻生政権」が、その本質部分を踏襲すれば、マスゴミが先導し、かつ扇動する“中身のない無責任なコトバ”に弄ばれて迷走するのは当然のことでもあった。


従って、いよいよ発足する民主党中心の鳩山・連立政権も、このマスゴミが先導し、かつ扇動した“中身のない無責任なコトバ”の余韻という、異常な政治・社会環境の中での船出であることを、我われは忘れるべきではないだろう。


さもなければ、『悪い奴ほど良く眠る』ではないが、“第二・第三の竹中平蔵”が何処かで、巨額の札束を枕に“エヘヘと嗤う”のを許し続けることになるのだ。


(関連参考情報)


竹中平蔵 人材派遣のパソナから巨額報酬(推定年俸1億円)・・・「小泉・竹中改革」で派遣業務の規制が緩和され業績が急拡大。竹中はこのパソナから巨額の役員報酬を受け取る。まさに国家の主権者たる一般国民を小馬鹿にした行為だ!、http://mscience.jp/truth/?p=253


竹中平蔵パソナ会長就任は先般から話題になっている、例の「腐れ自民党の置き土産=国営・官僚天下り斡旋システム」をパソナが一手に引き受けたそのご褒美というもののようですねhttp://osaka-style.blog.eonet.jp/default/2009/08/post-7da9.html


2ch ダイジェスト『人材派遣大手のパソナ会長に竹中平蔵氏が就任』http://digest2chnewsplus.blog59.fc2.com/blog-entry-9019.html


・・・以下は、[2009-09-11toxandoriaの日記/ 民主党によるアンチ・ネオコン政策の象徴、「中小企業対策」への期待、http://d.hatena.ne.jp/toxandoria/20090911]へのコメント&レスの転載・・・・


ゴルゴ十三


『今回初めてコメントさせていただきます。


EU(特に中東欧、欧州大陸)に関することは私も大いに参考にさせていただいております。


私は、実はパソナ勤務であり、部署が部署だけに重大な秘密を知りうる立場にあり、かなりの情報を入手しています。しかし、「奴隷商人・口入れ屋の最右翼」を厳しく糾弾することは出来ませんのでそこが辛い所です。


今回取り上げている健康保険の問題も、パソナの子会社であるベネフィット・ワンが福利厚生業務代行サービスを手掛けており、健康保険制度崩壊後はそれを引き受けようと言う魂胆があると思います。健康保険組合だけではなく、全国健康保険協会にも・・・。


企業理念から言えば(元々、パソナは)社民党に近いと私は思います。それが、何故、竹中平蔵、前原らネオコンと手を組んでネオコン御用商人になったのか、南部靖之は?』(2009/09/13 08:15)
https://bs.benefit-one.co.jp/bs/pages/bs/top/top.faces』(2009/09/13 08:17)


(関連参考情報)


平成20年10月、政管健保は「協会けんぽ」に変わりました/社会保険庁http://www.sia.go.jp/kenpo/index.htm


組合管掌健康保険
http://kotobank.jp/word/%E7%B5%84%E5%90%88%E7%AE%A1%E6%8E%8C%E5%81%A5%E5%BA%B7%E4%BF%9D%E9%99%BA


国民健康保険http://nlkhgtbj.com/2008/01/post.php


船員保険(平成22年1月1日からは全国健康保険協会が運営する)、
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%81%A5%E5%BA%B7%E4%BF%9D%E9%99%BA


共済組合、http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%85%B1%E6%B8%88%E7%B5%84%E5%90%88


toxandoria


『“ゴルゴ十三”さま、コメント&貴重な情報のご提供ありがとうございます。


そうですか、『官の天下り受け皿』(パソナ)だけでなく、『健康保険民営化の受け皿』(ベネフィット・ワン
http://www.benefit-one.co.jp/Benefit-one/BE-ONE/official/company/index.html
)
までが、既に出来ていたことは知りませんでした。ここまで小泉純一郎竹中平蔵らの狡猾な戦略は図星の連続であったということに驚かされます。彼らの大きな狙いは、郵政民営化だけでなかったのですね。


当時の渡辺喜美・公務員制度担当相(現在は“みんなの党”党首=やはり、ネオコンネオリベ市場原理主義派)が「省庁による天下り斡旋」を全廃し、拡充した「人材バンク( → 結局は”パソナ”)」に一本化する意向を示した頃(2007年2月?)には、竹中平蔵は既にパソナの特別顧問に就任していたはずですね? 


とすれば、この戦略は図星どころか余りにも手際が良いというか、その用意周到ぶりに驚嘆するばかりです。当時の“美しい国愛国者”であるアナクロ・ボンボンの安部晋三・首相は何を考えていたのでしょうか? 


今、アメリカでは健康保険について日本並みの「皆保険制」(公的保険)を導入しようとするオバマ大統領のプランが、“余りにも愚かな(北米とロシアが陸続きと思っているらしい?)”ペイリン女史共和党の次期大統領候補?) ら「ネオコン共和党=保守派」の工作にまんまと乗せられた“純朴な一般国民層”が「公的保険」導入反対の大規模(7〜10万人)なデモをホワイトハウスへ仕掛けています(参照、下記★)


医療保険改革に反発、「反オバマ」集会 ワシントン、
http://www.asahi.com/international/update/0913/TKY200909130128.html


オバマ政権の医療改革などに10万人が抗議デモ ワシントンでhttp://www.nikkei.co.jp/news/main/20090913AT2M1300213092009.html


一方、我が国では、民主党中心の政権が本格的にスタートすれば、丁度これと正反対の動き、つまり「米国共和党ネオコン派の竹中平蔵らが企む国民皆保険・廃止への流れ」にストップがかかるはずなのですが・・・? 予断は許さないと思います。


『福利厚生外注の受け皿』医療保険関連のコンサル業務など)が「公的医療保険」(国民皆保険制)を補完するようなものであれば、それはそれで存在価値があると思いますが、余りにも露骨な「巨額利益」誘導の出来レースであることに気づかされると、大きな疑問が湧いてきます。


ともかくも、我が国の「公的健康保険制度」国民皆保険制度)を崩壊させることだけは絶対に許せないと思っています。しかし、財政再建の“大軍旗”が掲げられているためか、このことに対する国民一般の危機意識がかなり希薄であることが気がかりです。』(2009/09/13 21:51)


・・・・・


『・・・以下の内容は、別掲示板上でU.S.様から頂いたコメントを転載したもの・・・


U.S.


ありがとうございます。


かつて1960年代には高度成長政策が採られた結果、「日本経済と文化の二重構造」が顕在化しました。この二重構造の克服は時代の課題とされたわけですが、今日の「構造改 革」のもとでは二重三重もの格差構造が実現され、政策的に追求されてきたのでしょうね。


その一つの現れが旧日経連(現在では経団連と合併)による雇用構造 改革プランであり、大企業と中小零細企業との格差、都市と農村との格差は、さらに正規雇用と非正規雇用の格差とオーバーラップされてきた次第です。


その結果がワーキングプア、非婚化、自棄的な犯罪と自殺、シャッター通り、限界村落といった現象の噴出です。この「構造改革」路線=新自由主義路線がマスゴミに よって未だに支持されている結果、イラクにおける大量虐殺戦争を支えて謝罪一つしない小泉元首相の支持率が高いというのが現在の日本です。


か つて ヘーゲルは19世紀前半に、資本主義社会のもとでは貧しい大衆は市場からも医療からも司法からも教育からも宗教からも恩恵を受けられなくなると語っており ました。しかしそれを避けるために市民社会そのものが家族の役割を果たし、その成員をケアするようになるとも予測しておりました。


しかし 新自由主義市民社会に「家族の役割を放棄せよ、その成員の没落を各自の自己責任に委ねよ」と宣言するのです。「フィランソロフィー」は日本にも日本語にもとうと う根付かなかったのです。その経団連が各政党に評価採点している。本当は、各政党が各団体にそれぞれの基準に従って評価点をつけるべきでしょう に。』(2009/09/13 22:00)


toxandoria


『U.S.さま 、こちらこそ、ありがとうございます。


ナチス似の、あるいはネオコン流の経団連「格差拡大」路線は、資本主義の発展プロセスとしても誤りだと思います。そして、「政財官トライアングル」がその環境条件を準備したと見ております。


この悪しき環境条件をバックに森内閣の時に方向づけられた「構造改革路線」(参照、下記▼)をポジとすれば、財経団連等)と政官の背中を押したネガが米国のネオコン勢力です。


▼経済構造改革の効果試算について(通商産業省、産業政策局)、http://www.meti.go.jp/policy/newbusiness/downloadfiles/koudou2.pdf


当然ながら、官の下請けで「構造改革路線」のシナリオを実際に書いた民間シンクタンクにはナチス張りの経団連・格差拡大主義を内蔵した成長戦略がクッキリと影を落としています。


いずれにせよ、このような政治を選択したのは国民ですから、それは国民一般の責任だと言われても、直ぐに、建て前上の返す言葉を見つけるのは難しそうです。


そこで、やはり大切なのが初等・中等期からの良質な政治教育です。というより、それは、ロック・ルソー・ヘーゲルらを咀嚼したヨーロッパ流の市民性教育(or市民意識教育)ではないかと思います。


ただ、日本で政治教育というと、 “安倍の美しい国づくり”のようなアナクロイデオロギーマスゴミが先頭だって担ぎ出す空気が存在することは困ったものです。


ルソーの社会契約論の中に『・・・彼ら(国民)は自由だと思っているが、それは大きな間違いだ。彼らが自由なのは、議員を選挙する間だけであり、選挙が終われば、彼らは奴隷となる・・・』という行(くだり)があるようです(参照 → http://lp.jiyu.net/roussau.htm)。


民主党中心の政権に対しても、このコトバは噛みしめるべきと思っています。』(2009/09/13 22:01)