toxandoria:旧「toxandoriaの日記」

W,Ⅴ.O.クワインによれば、地理や歴史から物理学や数学、論理学までに至る知識や信念の総体は周縁部(フリンジ)でのみ経験と接する人工の構築物ないしは「境界条件が経験であるような力(持続的ダイナミズム)の場」とされ、この描像の下で理論(又はイデオローグ)と合致しない観察結果が得られたとき生ずるのは何らかの特定の仮説の撤回ではなく、信念体系内部の各命題に割り当てられていた真理値の再配分であり、そこには多くの選択の余地(つまり無限の可能性が絶えず拓ける状態)がある。中山康雄著『科学哲学』(人文書院)

国民意思(民主&小沢)vsコッパ役人(検察)の“真昼の決闘”の先に見るべき方向性

toxandoria2010-01-18



【プロローグ画像】映画『ゴールデン・スランバー』




…一枚目の画像はhttp://geneido3.ocnk.net/product/1620より、二枚目は
http://ameblo.jp/s019/image-10391295018-10311173137.htmlより


…1/30〜 全国ロードショー公開、公式HPはコチラ ⇒ http://www.golden-slumber.jp/


原作 伊坂幸太郎ゴールデンスランバー」(新潮社刊) 監督 中村義洋 キャスト 堺 雅人 竹内結子 吉岡秀隆 劇団ひとり香川照之


…中村監督が伊坂幸太郎の作品を映画化するのは「アヒルと鴨のコインロッカー」(2007)、「フィッシュストーリー」(2009)に続く3度目でロケは第一作に続き仙台で行われた。


(映画のあらすじ)・・・http://movie.goo.ne.jp/contents/movies/MOVCSTD14861/story.htmlより転載


『首相の凱旋パレードが行われている仙台、そのすぐ近くで青柳は、大学時代の友人・森田と久しぶりに再会していた。様子がおかしい森田。そして爆発音。首相を狙っ た爆弾テロが行われたのだ。「逃げろ!オズワルドにされるぞ」。銃を構えた警官たちから、反射的に逃げ出す青柳。本人の知らない“証拠映像”が次々に現れ、青柳は自分を犯人に仕立てる巧妙な計画が立てられていたことを知る。青柳は大学時代の友人たちに助けを求めるが…。』…後はネタバレとなるのでストップ。原作は、新潮社の『ゴールデン・スランバー』(¥1,680.-)で読める。


<注記1>


当記事の内容と映画『ゴールデン・スランバー』は直接的な意味では無関係である。ただ、この映画のテーマの一つが、「漆黒の闇の勢力と交尾(つる)むメディアスクラム(幼稚なマスゴミの横並び官製報道)が、パノプティコン化した社会の悪の装置と化して個人(市民権)を脅かすこと、そしてその巨悪への唯一の対決手段が「人間への信頼と共感の輪の広がり」であることの示唆であるという点を思えば、それは渦中の『民主党vs検察』の対決問題についての解決へのヒントと真の民主主義への希望を連想させる。


<注記2>


原作者:伊坂幸太郎http://www.shinchosha.co.jp/book/459603/より転載)1971年千葉県生れ。1995年東北大学法学部卒業。2000年『オーデュボンの 祈り』で、新潮ミステリー倶楽部賞を受賞し、デビュー。2002年刊行の『ラッシュライフ』が各紙誌で絶賛され、好評を博す。2003年に発表した『重力 ピエロ』は、ミステリファン以外の読者からも喝采をもって迎えられ、一気に読者層を広げた。また『重力ピエロ』で、1970年代生れとしては、初の直木賞 の候補となる。2004年『チルドレン』、2005年『グラスホッパー』、2006年『死神の精度』が直木賞候補に。2004年『アヒルと鴨のコインロッ カー』で吉川英治文学新人賞受賞。洒脱なユーモアと緻密な構成で読む者を唸らせ、近年稀にみる資質の持ち主として注目を浴びている。2008年『ゴールデ ンスランバー』で第5回本屋大賞山本周五郎賞を受賞した。


ビートルズのGolden Slumbersについて)


原作『ゴールデン・スランバー』(穏やかで豊かなまどろみ)の題名はビートルズの名曲『Golden Slumbers』(ビートルズの最後のアルバムAbbey Roadの中にある)に因む。『日々草/冨士子6551の日記、http://plaza.rakuten.co.jp/mtfujikon/diary/200903110000/』から、この歌の原文と訳詞を下に転載させていただく。


なお、同じく『日々草/冨士子6551の日記』によると、このビートルズのGolden Slumbersには原詩があり、それは英国エリザベス朝の劇作家、Thomas Dekker(1572-1632)の「Golden Slumbers Kiss Your Eyes」という子守唄で『マザーグース』(Mother Goose/英国の伝承童謡)にも入っている。


Golden Slumbers


Once there was a way to get back homeward
Once there was a way to get back home
Sleep pretty darling do not cry
And I will sing a lullaby


あの頃は、家路へとたどる道があった
あの頃は ふるさとへともどる道があった
愛しきものよ、泣かないでおやすみ
私が子守唄を歌ってあげるから


Golden slumbers fill your eyes
Smiles awake you when you rise 
Sleep pretty darling do not cry
And I will sing a lullaby


瞼には おだやかなまどろみが満ちて
深い眠りから醒め笑みこぼれる
愛しきものよ、泣かないでおやすみ
私が子守唄を歌ってあげるから


Once there was a way to get back homeward
Once there was a way to get back home
Sleep pretty darling do not cry
And I will sing a lallaby


あの頃は、家路へとたどる道があった
あの頃は、ふるさとへともどる道があった
愛しきものよ、泣かないでおやすみ
私が子守唄を歌ってあげるから


思うに、このように慈愛に満ちた心の故郷(spiritual home)への素晴らしい讃歌(四行英詩/quatrain)を読む時でさえも、現代日本の我われ一般市民の脳裏に真っ先に浮かぶのが、下(◆)のような意味での『Golden Slumbers』(黄金に輝く利権と天下りなど既得権益の上で惰眠を貪る政治家・官僚(実は利権にたかる木っ端役人)ら一派という特権階級の存在)であることは嘆かわしい限りだ。


◆さて、自民と、民主のどちらが金まみれなのか見てみましょう(山崎行太郎の毒蛇山荘日記/お前らこそ、金塗れ、天下り三昧の悪徳役人集団ではないか?(笑)』http://d.hatena.ne.jp/dokuhebiniki/20100116/1263619257より転載


2007年の自民党民主党の政党への献金は・・・、


自民:総額224億円
民主:総額 40億円


企業献金と個人献金の内訳は・・・、


自民:企業168億円、個人56億円
民主:企業 18億円、個人22億円


経団連加盟企業の経団連を通じる企業献金は・・・、


自民:29億1000万円
民主:   8000万円


公共事業からの政治献金が悪いと言っている人がいますが、経済財政諮問会議の会長であったトヨタの奥田氏や、キャノンの御手洗氏からは巨額な献金が寄贈され、円安誘導に35兆円も使い、消費税の戻し金や、大企業減税などの天文学的な癒着構造は、まったく問題にされません。


ましてや、金額を見て分かるとおり、昨年まで口利きのできない野党の政治家だった人が逮捕されています。


検察のトップは、もはや青年将校気取りの、樋渡利秋検事総長ですが、建設会社がいなくなった現在の経団連におべっかを使って自分の天下り先を用意しているだけでしょう。歴代検事総長天下り先は、ご覧の通り。分かりやすいでしょ(笑)・・・その役割は何か/一般市民へ睨みを利かすこの世の閻魔大王か?(笑い/・・・の後は、toxandoriaの追記


検事総長 天下り先の一部


松尾邦弘 トヨタ自動車


原田明夫 住友商事資生堂セイコーホールディングス三菱UFJフィナンシャル・グループ


北島敬介 大和証券グループ、日本郵船


土肥孝治 関西テレビ阪急電鉄小松製作所積水ハウス関西電力


吉永祐介 東京海上火災保険、大丸、ベネッセ、出版社エスビービー(高額書籍を脅しまがいの手法で販売) 等


岡村泰孝  トヨタ自動車三井物産


前田宏  日本テレビ放送網住友商事


・・・・・以下、本論・・・・・


(民主vs検察の“真昼の決闘”を見据えるための基礎データ=もはや無関係とは言えぬまで我われの身近に迫る日本貧困化の現状)


<注記>これらのデータは主に下記(▼)から一部分を転載するもので、末尾の年号は調査年度。(7)〜(10)はtoxandoriaが別途に調査したデータ。


▼管 正広著『マイクロファイナンス』(中公新書


(1)生活保護受給者(2008/速報値):159万人/対総人口比ca12.6%(119万世帯/対総世帯数比ca2.4%)
…先行研究による捕捉率max20%を適用すると555万世帯(同上比ca11.3%)、つまり約100世帯当たり11世帯が生活保護世帯という驚くべき数字となる。


(2)餓死者:44万人(2007)


(3)ワーキングプア(2008):2,196万人/対人口比ca17.4%
…ここでは年収200万未満の就業者をワーキングプアとしている。


(4)ネットカフェ難民(2007):5,400人


(5)ホームレス(2008):16,000人


(6)多重債務者(2008):118万人/対人口比ca0.94%
…多重債務者が、限りなく「100人に一人」へ接近中。


(7)非定期雇用者(2009):1,667万人/対全就業者数比ca33.3%
…このデータはhttp://www2.ttcn.ne.jp/honkawa/3240.htmlより。


(8)失業者:342万人、完全失業率5.2%(2009.11)
…このデータはhttp://www.stat.go.jp/data/roudou/sokuhou/tsuki/index.htm#01より。


(9)OECD相対貧困率:14.9%(2009/OECD諸国全体の平均は10.6%)
…日本14.9%は、メキシコ18.4%、トルコ17.5%、アメリカ17.1%に次いでワースト4位。


(10)自殺者:32,249人(2008)
…このデータはhttp://www.t-pec.co.jp/mental/2002-08-4.htmより。1998年以降、3万人超で推移している。


(“真昼の決闘”の先に見据えるべき方向性)


周知のとおり、日本は1970年代以降の高度成長期を頂点として、GNP世界第二位の経済大国と呼ばれ“一億総中流社会”を意識してきた。しかし、中曽根内閣が新自由主義へ舵を切り始めた1980年代ころから所得分配の不平等傾向が見られるようになり、その傾向が急速に強まって本格的「格差社会」の亢進が見え始めたのは、小泉内閣(第1次〜第3次)〜安倍〜福田〜麻生という長期の自民“たらい回し”政権による“新自由主義政策”が本格化した、2001〜2009年の約9年間である。


このような自民党長期政権による甚だしい日本の経済社会の劣化に漸く気づいた国民の意志が「民主党政権」を選択したはずだ。その民主党の中枢に居る小沢幹事長の“旧自民党的体質が悪”だと厳しく見据えて、検察が小沢幹事長の秘書らを国会開始の直前に逮捕したのは余りにも異常に見える。これが異常に見えないのは、自らもその利権構造の片棒を担ぐ大方のマスコミと“旧自民党的な裏利権”に連なる利害関係者(悪しき意味でのGolden Slumbers)らだけではないのか? それは、例えば、『保坂展人のどこどこ日記、http://blog.goo.ne.jp/hosakanobuto/e/38168903d32177a721e7bcaad4059a7a』も指摘するとおり、昨年の西松建設事件絡みでの、当時の二階大臣に対する“遠慮がちな捜査態度”と余りにも対照的だという、その一点にこそ余りにも露骨な検察側のホンネ(自らの利権&特権確保の本心?)が透けて見えるからだ。


検察のリーク情報に翻弄される日本社会の危機(“日本の未来と全国民の生命・財産”と“自らの利権の保守”を闇に潜む当事者らが両天秤に掛けること)に関する情報はネット上を山の如く大量に流れているので、ここではこれ以上の内容を書くつもりはない。その代わり、この「検察が主要メディア&自民党側と交尾(つる)んでいる思われる点」についての状況証拠を補強するという意味で、入手した関連情報を以下に転載しておく。


●気になるのは、自民党谷垣禎一総裁が1月12日に坂井隆憲自民党衆院議員のケースをあげて、石川議員が在宅起訴になるなら「不公平」と発言したことである。その翌日、強制捜査が行われている。『上脇博之 ある憲法研究者の情報発信の場、
http://blog.livedoor.jp/nihonkokukenpou/archives/51312692.html


●検察は「菅直人」氏の財務大臣就任に激怒しているとの観測がある(検察による裏金疑惑追及への危機感?) 、http://alcyone.seesaa.net/article/138557348.html


検事総長の樋渡利秋はリクルート事件などを手がけるなど現場経験が多い人物。しかも樋渡は防衛利権汚職事件の際、久間章生への捜査波及を潰したともいわれている。そして今回の捜査は、樋渡と自民党とのある関係が大きく作用している。、http://www.excite.co.jp/News/society/20090323/Cyzo_200903_post_1745.html


●「怪しい」からというだけで、何の立証もせずに検察権力と新聞マスコミが結託して大騒ぎするのはおかしいと指摘したい。おかしいというだけじゃなく、そんな検察と新聞マスコミは、小沢一郎以上に信用できない。小沢一郎の秘書たちが逮捕された事をキッカケに、否、それよりも前からずっと、大手新聞社の論調は、ひたすら「小沢一郎は説明をしろ」と要求する事で一致している。各紙の社説を読んでも、いったい何を説明してほしいと言いたいのかサッパリわからない。小沢一郎は「検察がいうような『疑惑』はないと信じている」と言う。「こんな噂がありますけど、事実ですか?」と聞かれて「そんな事実はないと思うよ」と答えたという事だ。それでも新聞社は、疑惑の具体的な証拠などを見せるわけでもなく、「自らもっと説明してよ。噂をはらしてよ」と要求する。たしかに、僕も小沢一郎は、もっと丁寧に事情を説明した方が、民主党にとっても小沢一郎にとっても、良い方向に進むんじゃないだろうかと思う。しかし「噂を信じて質問すること」だけを繰り返すのが新聞社のすべき「報道」ではないだろう。「疑惑をはらせ」「実態を明らかにしろ」っていうが、その疑惑や実態(?)がどんなものであるかを、まず新聞社こそが証拠を見つけてきて、それを権力者である小沢一郎に突きつけるのが、新聞ジャーナリズムのやるべき事ではないだろうか?、http://makoto-craftbox.cocolog-nifty.com/blog/2010/01/post-a192.html


●不可解な特捜の強制捜査 郷原信郎氏インタビュー、http://seiji.yahoo.co.jp/column/article/detail/20100115-01-0901.html


●「攻めろ」小泉元首相、谷垣総裁に助言←なぜ、この石川議員・逮捕直前(1/12)のタイミングか?、http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20100112-OYT1T01384.htm


●最近の特捜検察による捜査は、検察が一度突き上げた拳をおろそうとせずに−あるいは降ろせずに−、「はじめに筋書きありき」で無理矢理に突き進んでいく点に大きな病理がある。、http://blog.trend-review.net/blog/2010/01/001512.html#more


●これまで検察とメディアが「都合の良い関係」で共に作り上げてきた事件は枚挙にいとまがない。、http://www.the-journal.jp/contents/kokkai/2010/01/post_204.html


●某法務省幹部・談『いま検察が絶対阻止したいのは検事総長人事(樋渡→大林)への民主党の介入、そして民主が主張する“取り調べの可視化”』→情報源:週刊朝日1/22号


ともかくも、かくの如く日本の貧困問題が激しく深刻化するなかで、相変わらず『長期自民党・政権時代の既得権益(自民・官・財界・マスゴミの癒着利権)構造』への回帰を画策するかのような、極めて不自然な蠢きが日本政治の中枢の流れを強引に牛耳りつつあることは、そして、特にその先導役をマスゴミ化した新聞・テレビ等の主要メディアが担いつつあることは日本国民と日本の民主主義の未来にとって甚だ不幸なことである。


しかも、その驚くべきほどの時代逆行への流れが「自民勢力+検察(リーク情報)+マスゴミ」によって巧妙に仕組まれた疑いが濃いという点を見逃す訳にはゆかない。そこで、仮に今回の問題が小沢幹事長の逮捕まで行き着き、「自民勢力+検察(リーク情報)+マスゴミ」の連携による巧妙な姦計に嵌った過半の国民が民主党政権を全否定し、政局の大混乱を経て再び自民党を中心とする悪しき時代へ逆戻りした場合に、どのような利益がこれら姦計を巡らせた“自民中心の反動勢力側”へもたらされるかを点検すると、主に以下のような方向が見えてくる。


●米国型司法改革の深化=「司法制度改革審議会意見書‐21世紀の日本を支える司法制度」に沿った一層の見込み(シミュレーション)論理型司法への改革、“取り調べの可視化”検討の中止、共謀罪の導入、冤罪の淵源とされる逮捕後〜起訴に至るまでの“身柄拘束期間短縮”検討の後退、これも冤罪の淵源とされる“代用監獄の廃止”検討の後退


●中東方面への対米軍事協力・派遣の拡大を再検討


特別会計の維持 → ムダ遣い会計システム&天下りルートの温存、既得権益の保守


●米国型市場原理主義路線の復活 → トリクルダウン理論に基づく格差拡大政策への退行


郵政民営化の再々度の見直し = 現在行われている「郵政ガバナンス検証委員会」の中止 → 「小泉=竹中構造改革」時代の“米・対日改革要望書”路線へのカムバック、巨額郵貯資金の外資への開放、ユニバーサル・サービスの縮小


普天間基地問題の急転直下解決 = 現行プランで米国の思惑どおり、既定の利権保守で決着、自民党路線での日米安保50周年記念行事の開催、思いやり予算の充実


●保険・医療・福祉・教育改革路線の後退 = 後期高齢者制度の継続、国民皆保険制の放棄 → 医療保険・年金保険の民営化、混合診療の導入、株式会社型病院の拡大、社会保障費・教育費の削減


●経済・労働市場の一層の自由化 → 年功序列・終身雇用の縮小、非定期雇用の拡大、ホワイトカラーエグゼンプションの導入、法人税減税、市民・国民・労働者を使い捨てにするリセット(Reset)型資本主義(=アンチ欧州型資本主義)の深化、欧州を追う日本型福祉社会の崩壊


かくの如く、小沢が逮捕された場合に想定される「自民勢力+検察(リーク情報)+マスゴミ」連合側の利益は甚だ大きい。しかし。それを逆に見れば、我われ一般国民が蒙ることになる被害の大きさが莫大だということになる。いずれにせよ、いま我われ日本国民が目撃している「民主政権」vs「自民勢力+検察(リーク情報)+マスゴミ」連合の“真昼の決闘”の最大の被害者が我われ国民一般であることを忘れるべきではない。しかも、理由はともかくとして、民主主義国家の主権者たる我われ一般国民が総選挙で成立させた政権の中枢が何らかの利益誘導を企む疑いが濃い「自民勢力+検察(リーク情報)+マスゴミ」連合によって<巧妙に破壊される>ということは、まさに日本国民の基本的人権の蹂躙ということに他ならないのだ。因みに、現代世界における普遍的な人権の根拠は下記のような「国際人権章典」の構成によって担保されていることも忘れるべきではない。


世界人権宣言(第3回国際連合総会で採択/1948)


1 経済的、社会的及び文化的権利に関する国際規約(A規約/1966)


2 市民的及び政治的権利に関する国際規約(B規約/1966)
  第1選択議定書(人権侵害を受けた個人による救済申し立て/1966)
  第2選択議定書(死刑廃止/1966)


・・・以上の全体が「国際人権章典」を構成する。


そして、なによりも恐るべきは、もし「自民勢力+検察(リーク情報)+マスゴミ」連合の思惑どおりに事が運び、現在の民主党政権が掲げるマニフェストどころか、その理念部分を含めたあらゆる部分が「小泉=竹中構造改革」時代以前の方向へ揺り戻した暁には、例えば、上で見た「貧困化」の度合いが更に深刻化して、恐らく、今から10年後の日本における各統計データは少なくとも以下の如き恐るべきレベルまで超劣化し、文字通り、一握り(例えば10〜15%程度の富裕層)が日本の富の85〜90%を占有するという驚愕すべき超格差社会が実現すると予想されることだ。


生活保護受給者、200〜250万人/対人口比16〜20%」、「餓死者100万人以上」、「ワーキングプア3000万人/対人口比16〜20%以上」、「ホームレス5万人以上」、「多重債務者300万人/対人口比ca2.4%/ca100人に三人」、「非定期雇用者ca2000万人/対全就業者数比ca40%以上」など


従って、今回の事態から、仮に悪しき意味でのGolden Slumbersらの姦計に嵌るという意味での強引な形で民主党政権からの政権交代が起こった場合、我われ日本国民は「記者クラブ制度の完全廃止とマスコミ監視のための第三者機関(プレス・カウンシル)の設置」、「小泉改革で形骸化させられた検察審査会制度の再改革と検察改革を中心とする、冤罪をなくし日本に真の民主主義を実現させるための司法制度改革」、「民意を正しく迅速に反映させるためのネット選挙の解禁と選挙制度の改革」を、その時の日本政府へ強力に求める決意を固めるべきである。


(エピローグ/どう考えても疑問が晴れぬ、検察とメディアの二つの態度について)


これ以上どのように論理・推理・想像力を駆使しても、残念ながら神ならぬ身の悲しさで、また0次情報(観察し、証拠を入手できるとい言う意味での情報アプローチ)へ限りなく接近可能な1次情報を入手できる立場にない只のブロガーの事実検証能力には限界があって当然のことだ。


しかし、既に書いたことも含めて下記二つの点については、どのような角度から考えても明らかに、その当事者たる立場にある者の説明が納得できないので付記しておく。


(1)一つは、自民党谷垣禎一総裁が1月12日に坂井隆憲自民党衆院議員のケースをあげて、石川議員が在宅起訴になるなら「不公平」と発言した翌日に、強制捜査が行われている(情報源:『上脇博之 ある憲法研究者の情報発信の場、http://blog.livedoor.jp/nihonkokukenpou/archives/51312692.html』)、そして、同12日に小泉前首相が谷垣禎一自民党総裁に対して“攻めろ!”と助言した事実があること。


・・・ハイゼンベルク効果(観測側からの影響で本来の正しいデータが乱れる量子の現象)ではないが、司法の鉄則である「固着論理」(ひたすら事実を積み重ねる論理)を貫くためにも、日本の“民主検察”は、自らが神ならぬ身であり自らが“中世の首切役人”ならぬことを証明するため取り調べの可視化を導入すべきだ。


・・・これを拒否しようと政治力と絡んで画策するから、小沢幹事長から“お前らは木っ端役人ダ!”と虚仮にされるのだ。因みに、我われ一般国民も、“民主検察”自身が素直にこれを受け入れると表明できぬ限り、あなた方はやはり“木っ端役人”どころか“泣く子も黙る地頭ヤロー!”だと言わざるを得ない。


・・・しかも、今回逮捕された石川議員の取り調べについてすら、すでに下記(★)のような不埒な情報が流れている。これが現在の取り調べに関わる事実であるとするなら、甚だしい時代錯誤、役人の権限を振りかざす横暴、ヤクザの恫喝と寸分も違わぬこととなり、“民主日本検察”の信頼は地に落ちる。自らの“巨額報酬を約束される安泰な天下り先を画策する”こと以上に余りにも見苦しく、客観的に到底納得できないことだ。


★石川議員の取り調べで申し入れ 弁護人、全面可視化など求め・・・石川容疑者の任意聴取の段階で、検事が「容疑を認めないと帰さない」などと自白を強要した、http://www.47news.jp/CN/201001/CN2010011701000461.html


(2)二つ目は、「検察による捜査情報のリーク」が公務員の守秘義務違反であるという疑いに加えて、“一連の検察サイドからメディアへのリーク情報”に関して、絶対に見逃せぬ「メディア側の基本姿勢についての誤り」の疑念があること。


・・・それは、どうやら我が国のマスメディアには「よりよい日本社会を目指すという理念」が欠落しており、単なる「情報流通屋」まで自ら身を落としてしまった疑いがあることだ(情報源:『誰も通らない裏道』、
http://fusenmei.cocolog-nifty.com/top/2010/01/post-2e0e.html#comments)。


・・・つまり、このブログ情報によると、朝日新聞NHKともに“リーク情報はある、それを伝えるのがメディアの仕事で、それをどう解釈するかは受け手(視聴者)の判断だ”というような説明を問い合わせた読者らに答えているらしい。


・・・もし、これが事実であるなら、<現代日本の主要メディアはジャーナリズムの看板を下ろすべき>だ。だれが、このように堕落しきった、無責任な<検察とジャーナリズムが伝える情報>を信用できるのか? もはや、彼らの姿は、あの『ヒトラーの広報機関』にすら重なるのではないか? 


【追記】必読!!『検察&司法記者クラブで“0次情報”が創作される瞬間のドキュメント』(永田町異聞)


◆検察と司法記者クラブのつくる閉鎖的な情報空間が、「正義」の美名のもとに、政治を逮捕拘留自在の杖で動かす「魔法の森」と化す、http://ameblo.jp/aratakyo/entry-10436946084.html