toxandoria:旧「toxandoriaの日記」

W,Ⅴ.O.クワインによれば、地理や歴史から物理学や数学、論理学までに至る知識や信念の総体は周縁部(フリンジ)でのみ経験と接する人工の構築物ないしは「境界条件が経験であるような力(持続的ダイナミズム)の場」とされ、この描像の下で理論(又はイデオローグ)と合致しない観察結果が得られたとき生ずるのは何らかの特定の仮説の撤回ではなく、信念体系内部の各命題に割り当てられていた真理値の再配分であり、そこには多くの選択の余地(つまり無限の可能性が絶えず拓ける状態)がある。中山康雄著『科学哲学』(人文書院)

“有権者を見くびり小馬鹿にした”のは貴殿ら横柄なマスコミでないか朝日さん?

toxandoria2010-04-20



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【プロローグ動画】LARA FABIAN - MEU GRANDE AMOR


【画像】ヒエロニム・ボッス『荊(いばら)を冠ったキリスト』


Hieronymus Bosch(ca1460-1516)「Christ Crowned with Thorns」 1500s. Oil on panel 73×59cm National Gallery 、London


ボッスは宗教的な隠喩を使いつつ空想上の妖怪やカルト化した(何か得体が知れぬモノに取り憑かれた)ような人物の表情や仕草について比類なく個性的な表現を完成させた初期ネーデルラントルネサンスを代表する鬼才である。


荊を冠ったキリストの絵は様々な画家が描いているので、そのモチーフそのものはそれほど珍しいものでないが、このボッスの『荊(いばら)を冠ったキリスト』は極めて特異な性格を持つと見なされている。


マトウラーナとバレーラの共著『知恵の樹』(ちくま学芸文庫)によれば、この絵の意味を決定するのは右下にいる妙に存在感がある人物の描写だ。その男はイエスの衣をシッカリ掴みイエスを地面へ向かって強引に抑えつけているように見える。


<注記>マトウラーナ、バレーラ共著『知恵の樹』(ちくま学芸文庫)についてhttp://www.chikumashobo.co.jp/product/9784480083890/の内容紹介より転載)


・・・エネルギーや物質を環境から受け入れはするものの外部システムの作動には関知せず、自己は自身をもとに自らを創出する―本書は、システムが自分自身の組織を形成し変化させていく閉じた環のなかにとどまり、その循環をよき環としてとらえなおそうという、まったく新しい生物学の原理“オートポイエーシス理論”の初歩的で原理的な入門書。生物のあいだの円環を意識しながら、生命の世界に対するしなやかな感性と、生物を制御対象ではなく自律主体として見る柔軟な視線でとらえるこの認識論は、1973年、チリのアジェンデ政権下における知的沸騰のなかで生まれ、社会や法律、現代思想に大きな影響を与えた。


その人物は、何か途轍もなく大きな超自然力か巨大な権力にでも取り憑かれたようにイエスの自由を制限しイエスの注意を自分の方へムリヤリ向けさせようとしている。そして、それはこんな風に言っているようだ。“さあ、私の言うことを聞きなさい、私が言うのは絶対に間違いがなく正しいことだ、真実は一つしかないのだから!”


マトウラーナとバレーラによると、これは「確信の誘惑」と呼ばれる“閉鎖的・固執的なカルト的精神環境への誘惑の入り口の描写”である。しかも、一般に我われ人間が“これは正しいという確信の世界でしか生きられぬ弱い存在”であるが故に、“その言説自体に善し悪しの区別はない”のも事実である。


しかしながら、別に言えば、そのような意味での“確信的思い込み”こそ、マトウラーナとバレーラが言うところの“盲目の孤独” なのだ。そして、その“盲目の孤独”こそが、“自分が信ずる真実と比べれば、他の正しいあり方としての真実はあり得ない“ことを保証するという訳だ。


一方、我々は今から未来へ向かい現実を生き抜くために必要な情報を絶えず周囲の生存環境(森羅万象、世界環境、社会環境)から手に入れなければならない存在でもある。この一瞬一瞬の先を生き抜くため万能の神ならぬ人間は“盲目の孤独”を守りつつ、必死でそれを乗り越えながら生きざるを得ないという現実がある訳だ。


つまり、このボッスの絵の凄さは、神の子であると同時に人間でもあるイエスについても、その現実についての条件が当て嵌まることを意味することにある。このような人間世界の壮絶で厳しい現実(リアリズム)の意味に気づくか気づかぬかが正統宗教とカルト宗教の違いだということになる。


従って、仮に如何に非常に優れた人間がいたとしても、その人間がそれまでの経験から得た確信(盲目の孤独)だけに基づいて行動し、決定し、あるいは権力を行使しようとするとき、彼の行為は常に他の人々との同期的・共振的なコミュニケーション認識に比べれば必ずや“盲目の孤独”の中で、密かに独善的に営まれていることになる。


しかも、人間の“盲目の孤独”だけを意味するのに止まらぬ点にこのボッスの絵の特異性があるとマトウラーナとバレーラは言う。それは、イエスの注意を無理やり自分へ向けさせようとする暴力(既成権力)に、もしイエスが敗けてしまえば、イエスと雖も彼は人間でもあるが故にカルトに染まる恐れがあるという事実をこの絵が暗示していることだ。


つまり、この絵は人間社会における同期・共振的なリスク・コミュニケーションの意義の暗示とともに、そこで共有されるべき正義・自由・人権などの正しい価値観(ここではイエスの存在が象徴する)と雖も、絶えずその同期・共振的な人間社会のコミュニケーションを通してオートポイエーシス的に、言い換えれば謙虚さと寛容を絶えず相互に尊重する環境の中で創生・再生され続けるべきであることを意味するのだ。


<注記>リスク・コミュニケーション(Risk Communication)


・・・不可避のリスクにかかわる情報を行政・専門家・企業・メディア・市民など凡ゆる関係者で共有し相互に意思疎通を図るリスク管理手法のこと。特に、フランスの原子力発電政策では「環境リスク・コミュニケーション」が基本的役割を担う方法として位置づけられており、その核心はヒューマン・エラーの回避と認識されている(関連参照⇒http://d.hatena.ne.jp/toxandoria/20080819)。


有権者を見くびり小馬鹿にしつつ民主党叩きをする4/20朝日新聞の無責任な社説)


4月20日の『政党離れ、有権者をみくびるからだ』を読み呆れかえった。この社説の要点はこうだ。


…底が抜けたかのように朝日新聞世論調査鳩山内閣の支持率が25%に落ちた(参照、下記ツイッター情報◆)。期待はずれの民主党で行き場を失った無党派層が54%に膨れ上がり、その受け皿になろうと新党づくりが進む。この混迷の原因は何か?もう御利益誘導の政治は通じないのに民主党はこれに気付いていない、というより、有権者の目は年々肥えているのに民主党有権者を見くびっているというほかない。…


◆hanachancause 2010.04.19 08:31
朝日新聞世論調査無党派54%(前回 50%)と無責任(無党派)層が着実に増加、民主支持23%、自民支持14%、内閣支持率25%(前回32%)Cf.週刊現代5/1号:自民僅差で第1党帰り咲く、新潮 45-5号:自民最後の切り札、期待の小泉進次郎かく語りき⇔マスゴミによる日本痴呆化戦略の成果が着々?


しかし、一寸待って欲しい、民主党有権者を見くびったと厳しく、しかも上からエラソーに構えて糾弾する前に、事実上の検察御用達のヘイコラ下請機関化した記者クラブを介し“関係者情報=大本営発表”で自らが誤情報を発するリスク(いざという時に責任を問われる可能性)を巧みに回避しつつ、一方的に民主党叩き情報をメディア総ぐるみで怒濤の如く垂れ流したことへの反省は全くナシで済ますつもりなのか?(画像は京都・祇園白川の風景 2010.4)


あれだけ、一方的な民主党叩きの情報が大量に流されれば支持率なる浮世の泡のような空気が大きくマイナス方向へ振れてもなんら不思議ではない。それは、鳩山政権の前の自民党・麻生マンガ政権が無責任なオジャラケを語り過ぎて自滅したのとは訳が違う。それにもかかわらず“もう御利益誘導の政治は通じないのに民主党はこれに気付いていない”などと大筋違いの説教を垂れるなどチャンチャラ可笑しい!


客観的に観察すれば、そのような<メディア=検察連合>の一方的な煽り方こそが、無党派層(その内実は無責任層!)の増殖を5~6割へ押し上げてしまったのではないか?そもそも善良で無辜な国民の大多数はメディア側と比べれば圧倒的な情報弱者の立場(情報の非対称性という現実)であって当然だ。


それをよいことにして自らの既得権益を保守するというジャーナリズムの風上にも置けぬ野卑で超利己的な発想から、関連情報を捻じ曲げつつ無党派層を煽りまくったメディアこそ、その責任は真に重大であり、それこそ心から有権者を見くびり小馬鹿にしたことになるではないか。フランスの「環境リスクコミュニケーション」の意義(ヒューマンエラー回避が目的)をよく研究し、元来あるべきメディアの役割をゼロから認識してから、大上段のエラソーな社説を書けばよかろう(画像は京都・嵯峨野の風景 2010.4)


そもそも、人間社会を取り巻く凡ゆる事象に関わるヒューマンエラーを回避するための一次情報を提供する役割を担うべきメディア自身が、一般国民を見くびり小馬鹿にしながらヒューマン・エラーを率先して犯すという真に幼稚で低劣なジャーナリズム環境が日本に定着していることは現代日本の悲劇だ。


核サミットで訪米した鳩山首相が4/14付ワシントン・ポストの記事でバカ扱いされた普天間基地移転の行き詰まりについて、http://www.washingtonpost.com/wp-dyn/content/article/2010/04/13/AR2010041304461.htmlことを嬉々として報じるメディアだが、このような平衡感覚と批判力を失った日本メディアこそ海外メディアから冷笑されていると自戒すべきだ。


例えば、普天間の移転問題で鳩山政権の首を取る(メディア側からの総辞職勧告)と息巻くメディア連合だが、元来は米軍基地問題沖縄県民だけのことではなく、無党派層(実は無責任層!)も含めた全日本国民の問題(平等に負担すべき敗戦の重荷)であることに基本的論点(スタートライン)を置くべきで、自民党時代の悪徳利権政治の流れのままアメリカの片棒担ぎのスタンスで鳩山内閣を一方的に批判し叩きまくるのは筋違いだ(画像は京都・嵯峨野の風景 2010.4)



無党派層が増えたなどと言えば、一見では“客観的で公平なメディア世論調査の結果”らしく恰好よく本当らしく聞こえるが、その増加しつつある無党派層の実像はメディアが作為で増やした<無責任層>ではないのか?だから、本当は民主党有権者を見くびったというよりも、メディア自身が筋違いの論点から善良で無辜な国民を小馬鹿にしつつ見くびって煽るだけ煽り、その意のままに無責任層を増やしたというのが事実ではないか。


つまり、<5~6割まで増大した無責任層>はメディア自身の不心得、腐りきったジャーナリズム精神のおぞましい投影なのだ。このことに気づかず、あるいは気づきつつも、敢えてそれを棚上げにして口を拭うメディアは、最早、増長の限りを尽くし切り、天空へ高く舞い上がって得体の知れぬ邪宗・カルトの下僕と化した本物の“マスゴミ”と見なすべきだろう。


しかも、このようにして結果的に政局が混迷すればするほどメディア収入は改善するというホンネが隠れていそうだ。これは些か勘ぐり過ぎだとしても、そう言われるだけのことはあるはずだ。つまり、無意識にせよ、彼らの潜在意識には、あの<小泉=竹中時代の市場原理主義ネオリベラリズム)=ゼニ・カネ原理主義>への回帰願望があるように見える(画像は京都・醍醐寺の風景 2010.4)


アメリカのティー・パーティー運動(敢えて乱暴に喩えれば日本の無責任層にほぼ重なる没落しつつある伝統保守派を中核とする中間以下の層/彼らはオバマ国民皆保険型医療改革を社会主義だと批判する程度の知的水準の輩だが、一方では金融市場原理主義(強欲資本主義)の暴走にも怒っている)が、一定の政治的圧力をオバマ大統領へ与えたこともあり、SEC(米証券取引委員会)がゴールドマン提訴(金融市場原理主義暴走の抑制)に踏み切ったことに見られるように、少なくともアメリカの“無党派層”には、ここぞという時に国民主権を行使するという主体性がある。


もっとも、一部の金融関係者・エコノミストらの中には、この「SEC(米証券取引委員会)がゴールドマン提訴」そのものが巧妙に仕掛けられた壮大な空売りだという説を流す向きもあるが、それはどうだろうか?少なくとも、これに呼応して「欧州金融規制当局、米ゴールドマン訴追の影響を調査」(参照⇒http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-14889920100419?feedType=RSS&feedName=topNews&rpc=69のような動きもあり、欧州金融規制当局も必要なら規制強化を検討する構えを見せていることなどから、むしろ本格的に金融市場原理主義の失敗を契機に「危機を本格的な資本主義の覚醒のきっかけにする」という流れが今や生まれつつあるのかも知れない(画像は京都・平野神社の風景 2010.4)


一方、我が国の「メディア=検察連合」に酷く煽られて踊らされ続けた無党派・中間層(実は無責任層が多い)は、せっかく自分達が選んだ民主党政権の足を引っ張る方向(=本来の無責任な他力本願意識へのターン)でしか自らの意志を表明することができず、終には恰も“政治意識の引きこもり現象”の如き受動的で主体性がなく、しかも民主主義国家の一員としての主権者意識が極めて薄弱な<どうでも良い層>へ向けて再び変質・劣化・回帰する傾向が見られる。


そこで、ここぞとばかりに受け皿狙いで飛び出してきた極右(“たちあがれ日本”の如き正統保守を騙る“老いて萎えた”偽装右翼、似非右翼)、あるいはネオリベラリズム市場原理主義)を頑なに信奉する“みんなの党”(戦後60年の日本をほぼ牛耳ってきた“自民党・清和会=偽装極右”の別働隊?)と野合する可能性がある新党ブームとなった訳だが、今度は、再びメディアがこれら妖しげな新党らを無批判のままポスト民主党政権の希望の星として持ち上げ始めている(画像は京都・宝厳院の風景 2010.4)


まさに、ここで概観されるのは、メディアがジャーナリズム精神を放擲して市場原理主義(カネになるなら何でもあり)型の短期利益第一へ突っ走るためにマッチ・ポンプに精を出す醜態だ。無論、メディアと雖も経営上の観点からすれば利益確保は当然大切なことだ。しかし、本来あるべきジャーナリズムの義務と役割を放棄し有権者を小馬鹿にしつつマッチ・ポンプで短期利益獲得へ突っ走る経営は、究極的には自縄自縛型の経営危機を招くことに繋がるだろう。それは、恰も目前の喉の渇きを塩水で癒そうとする苦し紛れの愚挙に等しいのだ。


(関連ツイッター情報)


hanachancause 2010.04.19 20:43
身心の恒常を乱す外来刺激、例えば外科手術・感染・中毒等を侵襲と呼び、内視鏡カテーテル等は低侵襲と呼ぶ、転じて従来型の建前とは雖も一応は遵法範囲での心理操作・世論調査等は精神的低侵襲 ということになる。


hanachancause 2010.04.19 20:44
@hanachancause しかし、軍需関連産業・ヘッジファンド・広告会社・マスゴミ・捜査機関等はスパイ・催眠・ロボトミー的施術・ダミー・空売・ヤラセ等による対人格強行侵襲型の処置へ進化、日本の特捜検察関係者のリーク・マスゴミ偏向報道・ヤラセ型世論調査等はソノ典型だと言える。


hanachancause 2010.04.19 19:37
RT @kenlive12: テレビばかり見ている人の洗脳は酷い状態みたいですQT@tokunagamichio:@kenlive12読みましたよ。「嘘も百回言えば真実になる・テレビは洗脳兵器、大手の新聞社は毎日流す嘘を主婦たちは頭から信じてる、まさかTVは嘘は言わないだろと…


hanachancause 2010.04.19 19:35
RT @chateaux1000: @satoshithem 大手マスコミは旧支配体制の中心にいるので反小沢、反鳩山、反民主党の動きは全て持ち上げる訳。「日本創新党」は「みんなの党」「たちあがれ日本」と同じく反自民・反民主の浮動票をとる「自民党清和会」の別働隊。同じ穴のムジナ。


hanachancause 2010.04.18 19:57
御意 RT @seijisyouji: 米国で鳩山首相が不当扱いを受けたりW・ポストのゴシップの下品風刺記事http://ow.ly/1yHbqとはいえ侮辱されたのに日本(首相)が悪いような報道をする。稚拙だなどと鳩山首相の発言をバカにする。これが日本のマスコミの姿です。


omura70 2010.04.18 15:46:54
@hanachancause そう我われ市井の一人一人だが、これほど時の政権に、老いも若きも注目して、毀誉褒貶を赤裸々に出した過去があっただろうか。この真意が理解されてない気がしてならない。


hanachancause 2010.04.18 16:05
@komura70 真に辛いことですが、そこにこそ我々の現実(リアリズム)があることに一人でも多くが気付くべき時ですが、マスゴミらの思う壺に嵌り無責任層が増えているのが日本の現実です。この点、我われが批判の矢を向けることが多い米国の市民意識よりも遥かに劣ることが残念です。


kouken_saaki 2010.04.18 13:09:17
今日の中日(東京)新聞社説「変容する“盆栽司法” 週のはじめに考える」http://www.chunichi.co.jp/article/column/editorial/CK2010041802000033.htmlコレはいい線突いてるかも、中日(東京)新聞と北海道新聞は数少ない良識派メディア #shihou #kensatsu #SEIJI


hanachancause 2010.04.18 13:39
@kouken_saaki 何事も自分で決める「主権者の重い責任意識」自覚とともに、推定無罪以前の問題として「逮捕⇒犯人決めつけメディア報道=事実上、犯罪確定前制裁⇒社会復帰不能」という結審迄の過程についての日本の認識(常識)は不埒であり、この点についてのメディア自身の自覚不在が大問題です。


hanachancause 2010.04.17 10:33
RT @ayarinz: 同感! RT@hanachancause:同感!RT @kamitori: マスコミ全体の論調を見ていると沖縄のことを親身になって考えているというより鳩山首相民主党の追落としが目的となっている。マスコミは、これまで何十年も、自民政権には一言も苦言を言ってこなかった …


・・・以下は [2010-04-14 付・toxandoriaの日記]の[エピローグ/究極の敗者は“昨秋以降の政権交代の関連プロセスで最も驕り高ぶったか、あるいは最も無責任な者”になるだろう、http://d.hatena.ne.jp/toxandoria/20100414]の部分へ新しい情報を加味しつつ補筆・転載するもの・・・


自民党時代についての総括の視点で重要なのは、彼ら傲慢な権力者たちが行った負の遺産(背徳・背任)を全て見逃さぬことだ。次に我われ自身が伝統保守新保守主義の違いを正しく理解し、その分かり難さに絡んで小泉政権が偽装演出した新自由主義の誤謬につき、我われ自身が「資本主義の失敗」として怖気づかずに直視することだ。


民主党は、自民党による背任長期政権の負の遺産を直視し、それをマニフェストに纏め昨秋の総選挙で一般国民層の大きな支持を得て大勝したが、それから僅か数ヶ月〜半年で「検察=メディア」癒着による民主党への総攻撃で肝心の鳩山政権支持率はジリ貧となり遂に20%台の断崖へまで追い詰められた(参照⇒http://www.j-cast.com/2010/04/19064790.html(画像は京都・嵐山の風景 2010.4)


他方、軍国主義の亡霊の如き新党「たちあがれ日本」の自民からの分裂誕生が、あるいは小泉自民政権の犯罪を引継ぐが如き新党「みんなの党」(極右清和会とネオリベの偽装癒着)が、またはネオ小泉政治型の上っ面による人騙しに徹する桝添・東国春・橋下ネオリベ新党結成への期待(国民ならぬメディアの期待?)が報じられる。


これら人騙し新党結成への期待の高まりなるものが連日大々的に報じられる傍らで、主要メディアが殆ど真剣に報じないか、或いは報じたくない、我が国の将来にとって非常に重要な二つの問題(自民党政治の度重なる犯罪が堆積しガン腫瘍化した病巣が忘れられつつある(画像は奈良・依水園の風景 2010.4)


その自民党の犯罪から生成した二つのガン腫瘍とは、言うまでもなく、主に小泉政権で急増殖した【特別会計の闇http://twitter.com/matsudadoraemon】と【郵政民営 化の闇http://twitter.com/nobuogohara】だ。


「検察⇔メディア」癒着の深層には60年以上に及ぶ自民党政権のみならず日本近代史に始まり恐るべきほど頑迷固陋に根を張る既得権益を死守せんとする勢力、つまり闇に潜む政・官・財癒着連合が肩を押したと見なすべきだ(参照⇒ウオルフレン論文の解釈記事、http://d.hatena.ne.jp/toxandoria/20100331)。


我々にとり肝要なのはこのように「既得権益の番犬化」したメディアが誘導する各種世論調査あるいは直近の政権支持率低下や見栄え型政治の演出、小泉劇場の再来を狙いタレント、イケメン、ポ ルノ女優らを担ぐ、一般国民を徹底的に小馬鹿にした芸能型政治あるいはワイドショー型政治に右往左往する事ではない。


杞憂すべきはこの傲慢で無責任なメディアの誘導で“無責任層・無党派層・無関心層・ノンポリ層・どうでも良い層・我関せず層”らの人々が占める割合が異常に膨れ上がったことだ。つまり、一般国民のほぼ過半超が作為で演出された政治不信のジレンマに再び嵌りつつある。もはや国民自身が何を目指しどう判断しどう行動すべきかが見えなくなり、鬱憤のマグマ(ルサンチマン)だけが溜まり始めたということだ(画像は奈良・東大寺の風景 2010.4)


本来、景気対策と経済構造改革は別次元の問題であり、喩えれば景気対策は発熱・悪寒・激痛等に対する対症療法に当り、構造改革は各人が本来持つ基礎体力と免疫力を高める諸器官の能力活性化の為の治療に相当する。


この両者の違いを巧みに作為的に誤魔化したのが小泉構造改革で、そのペテンを象徴するのが郵政民営化問題だ。挙句の果てに小泉・竹中ら詐欺師は郵政民営化こそが日本の凡ゆる問題解決(景気回復&構造改革)の唯一の手段だと大ボラを吹いた。


ともかくも、ここで浮上する最も大きな懸念が、一見分かり易い政治劇を演じて一般大衆を激しく籠絡する、あの小泉自民党政権時代に典型的な形で実現したヒトラー似の 「悪しきポピュリズム政治劇場」の再来ということだ。


つまり、いま再び逃げ場のない袋小路か断崖絶壁の如き瀬戸際へ追い詰められつつあるのは、実は民主党・鳩山政権だけではなく、一般の日本国民自身、我われ自身だということになる。恰もそれは、巧みに嘘吐きに唆(そそのか)され、愚かにもニュートンの法則に逆らい“大いに悪たれ”つつ天に向け思いっ切りケッと青痰を吐いたバカ者が、自分の吐いたオゾマシイその“ばば”を自分の顔で見事に受け取る悲惨な構図だ(画像は奈良・東大寺の風景 2010.4)


メディア⇔検察の癒着に誘導された挙句、民主党政権の実績が具体的に見えてくるまでの僅かな時間すら待てず、まるで家畜かペットの如き存在と化した悲惨な日本国民の姿は“朝三暮四に怒り狂いホンの少し先も読めぬほど愚かな『宋の狙公が飼っていたサル』に似ている。


朝三暮四のサルならぬ世界は、今や難渋しつつも米英型・新保守主義新自由主義への反省から、遅ればせながらも幾らかのことを学びつつあり、ポスト「2001.9.11の世界状況」への反省と「2008.9リー マン・ショック」(→世界金融危機)の体験を契機に市場原理主義への過剰期待の誤りを理解し始めたように見える(画像は奈良・奈良町の風景 2010.4)


そして、終には市場原理主義なるものが実は「未熟な資本主義の一人相撲」であったことが露呈し、それが遍く理解されるとともに今や米英型・新保守主義新自由主義市場原理主義)とグローバル金融市場原理そのものが全地球レベルで危機に瀕し、その存在自体が警戒されつつある。


しかし、日本は、「メディア=検察連合」の思惑どおり、民主党の支持率が急降下するにつれ、このような資本主義の健全化への道を模索すると言う意味での<新たな世界の潮流>から大きく外れつつあるようだ。朝日新聞を始めとする主要メディアが、市場原理主義が求める短期利益の獲得に突っ走り、総掛りで民主党叩きのマッチポンプ報道を繰り返すという意味で、日本の主要メディアが本気で“有権者を見くびり小馬鹿にした”罪は余りにも重い。


(関連ツイッター情報)


hanachancause 2010.04.19 16:17
RT @yamabada: 最近の米CNNの世界規模の世論調査◦「9.11はアメリカ政府による自作自演だと思うか」の質問に75%が「イエス」と回答。「アメリカ政府の説明を信じる」と回答した人は12.7%http://www.asyura2.com/10/warb4/msg/108.html#c17


hanachancause 2010.04.19 16:16
何処もかしこもネオリベ(新自由主義被れ の)増殖だらけ!⇒橋下知事ら「大阪維新の会」設立地域政党、30人参加、http://www.asahi.com/politics/update/0419/OSK201004190078.html、舛添新党なら… 橋下知事は参加否定、東国原知事は含み、http://www.asahi.com/politics/update/0414/OSK201004140072.html?ref=reca


bn2islander 2010.04.19 14:40
具体的にはどのようにして検察が検察審 査会をコントロールするんだろう RT @igabin @hanachancause 検察審査会は検察の子会社です。検察の思惑どうりに動きます。検察審査会を過信しすぎ。


hanachancause 2010.04.19 16:05
@bn2islander 2009.6.17「クローズアップ現代/検察が問われる」から検察ペースへ持込む仕掛は推測可能⇒http://d.hatena.ne.jp/toxandoria/20100128http://d.hatena.ne.jp/toxandoria/20090623、ただ、籤引選任の市民への影響力とリークについては分かりません。


hanachancause 2010.04.19 14:26
RT @masaru_kaneko:金子勝ブログ:それでも米国型金融自由化はモデルなのですか?http://blog.livedoor.jp/kaneko_masaru/archives/1233727.html RT@kikko_no_blog何もせず1年で丸投げの安倍、福田、麻生無責任極まりない自民方式を政権交代後も…果たして国益たりうるか?鳩山辞めろ言っている人達は自公の悪政から学んでいない。


hanachancause 2010.04.19 09:55
同感! RT @ie1230: 良くも悪くも米国の変り身の速さに脱帽、比べ日本のなんと愚鈍とも思えるほど変わることを嫌う風土!大御所ゴールドマンは詐欺とオバマ、日本では核密約もウヤムヤに変化の無いのが良い事とばかりに大事に仕舞って来た。狡賢いが変化を怖れない米国、変化を怖れる日本。


omttm202 2010.04.19 08:47:03
@hanachancause 笑っていいとものテレホンショッキングやTBSのアッコの番組に韓国の俳優が出てましたが、中高年の主婦層をターゲットにした選挙戦略くさそうですね・・・参院選も控えているし、YやJや信濃町のタレント使ってころがしておけばいいわけで・・・


hanachancause 2010.04.19 09:44
@omttm202 こういっちゃ〜なんですが、韓流や小泉進次郎あたりで直ぐメロメロになる日本の中高年主婦層の意識はオバマ大統領へ一定の影響力を与える米ティーパー ティー層のソレより遥かに低劣です。


hanachancause 2010.04.18 19:52
従って、日本で真の民主主義が根づくには今回の政権交代の顛末如何を問わず、この先が未だまだ長いことを覚悟すべきだ。更に、残念なことだが我々が厳しく批判しがちな米国の市民意識よりも日本のソレが未だに余りにも劣るという哀れな現実もあるが故に…。Cf. http://d.hatena.ne.jp/toxandoria/20100414


hanachancause 2010.04.18 12:09
@chihoumin 同感!桝添は、新自由主義に代え今度は黴が生えたハイエク(墺学派)を引張り出しつつ再びB層〜E層向けに自民党が工作した三原じゅんこ、小泉進次郎参院対策「偽装ネオリベ広告塔」の一変種でオジン・バージョンです。Cf. http://d.hatena.ne.jp/toxandoria/20100409


hanachancause 2010.04.18 08:28
同感! RT @aobadai0301:RT@tuigeki余りに長い保守政権下で日本は国としての機能が腐敗していた。検察、マスコミ、裁判所みんなそう。これ迄それに気づかず。政権交代でその膿が吹き出た。膿を溜込んだ自民党が批判されず切開手術している民主党が批判されるおかしな有様。


hanachancause 2010.04.18 07:21
@jh8bss みんなの党・渡辺と自民・桝添の異常なメディアへの露出度、そして自民・谷垣のへなへなぶりとの微妙なコンチェルトには、何か隠された狡猾な作為(メディアと結託しつつ無責任層を利用した自民勢力の復帰作戦)があると感じています


hanachancause 2010.04.17 19:50
【諸悪の本人が「4/16正論」で自分の 無責任を棚に上げて自己弁護】慶応大学教授・竹中平蔵 国民の負担を増やす「郵政改悪」、http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/100416/stt1004160308001-n1.htm


hanachancause 2010.04.15 22:08
驚きました! RT @Isejidayori: デンマーク投票率は約90%(自国満足度世界1位)日本の投票率約50%(自国満足度90位)この差はまず20歳から35歳くらいまでの方々がとても低い投票率だから、この若年者層のなんと約15%前後、殆どの若年者が投票に行かないのである。


hanachancause 2010.04.15 21:54
RT @mameta227: 海外でBBCニュース見てたら、普天間の報道になって。日本を批判するのかと思ったら、静かで綺麗な海岸で地元のおじさん(基地反対派)がしゃべるのを映していた。そこには当然のリスペクトが感じられたし、日本のニュースのほうが歪んでる気がした。


hanachancause 2010.04.15 15:23
@jicchoku 国連ですら日本の米軍基地問題を懸念しているのに⇒http://saron-kinyoubi.cocolog-nifty.com/blog/2010/03/post-879d.html、鳩山総理叩きに追い打ちをかける日本メディアの平衡感覚は壊れています。そして、沖縄県民を除く日本国民(過半超の選挙民)も、まるで他人事で無責任です!


【エピローグ動画】ALL BY MYSELF - Celine Dion (with Lyrics)