toxandoria:旧「toxandoriaの日記」

W,Ⅴ.O.クワインによれば、地理や歴史から物理学や数学、論理学までに至る知識や信念の総体は周縁部(フリンジ)でのみ経験と接する人工の構築物ないしは「境界条件が経験であるような力(持続的ダイナミズム)の場」とされ、この描像の下で理論(又はイデオローグ)と合致しない観察結果が得られたとき生ずるのは何らかの特定の仮説の撤回ではなく、信念体系内部の各命題に割り当てられていた真理値の再配分であり、そこには多くの選択の余地(つまり無限の可能性が絶えず拓ける状態)がある。中山康雄著『科学哲学』(人文書院)

放射能汚染を世界へ拡散しつつドービル・サミットで「サンライズ計画」を宣言する菅総理「二股膏薬」の真相(IMFストロスカーン事件との共鳴)

toxandoria2011-05-23



【参考画像0】ポーランドブロツワフの風景(当記事の内容と直接的には無関係…http://d.hatena.ne.jp/toxandoria/20100819より)


【プロローグ動画】(これも当記事の内容と直接的には無関係、強いて言えば気分の問題)


Placido Domingo sings Granada in Wroclaw

・・・ポーランドの古都ブロツワフ(Wroclaw)については下記◆を参照乞う。

◆点描ポーランドの風景/ヴロツワフ編、2010.7(ポーランドから衆愚政治に踊る日本への手紙)http://d.hatena.ne.jp/toxandoria/20100819


<注記>「サンライズ計画」

・・・26日からフランスのドービルで開催されるサミットで菅総理が宣言する予定の我が国における「原発&太陽光」の併行活用プラン。福島第一原発・過酷事故の先が読めぬこともあるとして今後の「日本原発の方向」についての言明はなく、むしろ従来の原発推進(政策)を堅持する意志は貫く予定とされるhttp://blog.livedoor.jp/dqnplus/archives/1626413.html


<関連参考ツイッター情報>


hanachancause 2011.05.22 11:20
仏・ストラスブール市議会(欧州議会立地)でサルコジ(親米)与党(UMP)が原発閉鎖動議に賛成、社会党(最大野党)は大統領選へ向け欧州緑の党(EEVT)と連携で脱原発の模索開始。IMFストロスカーン事件との糸も絡む、何かが臭う?


magosaki_ukeru 2011.05.21 00:25
ストロスカーン専務理事強姦未遂逮捕の利益者はサルコジ大統領(米に近い)。次期大統領選ストロスカーンがリード。しかし逮捕後の世論調査でもサルコジ依然不利。ロイター「54%の回答者が、社会党候補勝利予測。現在予測:第1回投票で社会党オランド23%、サルコジ22%、極右のルペン20%」


(1)ダ・ヴィンチ『受胎告知』のフェルメール・ブルーが意味すること


【参考画像1】レオナルド・ダ・ヴィンチ『受胎告知』

Leonaldo da Vinci(1452-1519)「The Annunciation」 ca1472-1475 98 x 217 cm Oil and tempera on wood Uffizi Gallery、 Florence


【参考画像2】伊藤若冲『群漁図』

・・・宮内庁三の丸尚蔵館所蔵「動植綵絵」全30幅(http://blog.goo.ne.jp/luckyhillson/c/ec228eb768c11f56bed1123514f21ddd/?st=0&page=3)より


ウフィッツィ美術館発行の図録によると、このイタリアの至宝と呼ばれる絵画はモンテ・オリヴェートのサン・バルトロメーオ教会に由来し、師ヴェロッキオ(Andrea del Verrocchio/1435-1488)の指導を受けていた頃の作品、つまりダヴィンチが若い時代(20〜23歳)の作品であり、1867年からウフィッツィ美術館が所蔵している。


このレオナルド・ダ・ヴィンチ『受胎告知』でマリアが纏う「マリアの青い衣」に使われているラピスラズリ(青金石を多く含む岩石から得る顔料)の美しい青は「フェルメール・ブルー」と呼ばれることもある。


因みに、華麗な色彩と細密描写で、かつ一種のアニミズム風の特異な仏教観で森羅万象の描写に挑戦したとされる伊藤若冲(1716 – 1800/江戸時代中期の画家、京都で活躍)が、三の丸尚蔵館宮内庁)所蔵の「群魚図」の左下隅に濃青色で描かれた「ルリハタ」のほぼ全面でプルシアン・ブルー(非常に高価であったラピスラズリに代え、18世紀初頭のドイツ(プロイセン)で偶然発見され使用され始めた青色の人工顔料)を使ったことが発見され話題となっているhttp://www.nhk.or.jp/artbs/jakuchu/


ところで、このフェルメール・ブルーは小林康夫『青の美術史』(平凡社ライブラリ)によれば、伝統的にキリスト教世界では「聖なる天上の青」とされてきたが、言い換えれば、それは公正なる天上界と地上界(現実社会における宿命的な競争原理の世界)を繋ぐ絶妙な人間的バランス感覚の象徴であったとも言えるだろう。


また、色彩心理学の知見によれば、「青い色」は下から上を見上げる目線の<A=良い、美しい>と上から下を見下ろす目線の<B=強い、強固だ>という、二つの異なるベクトルの心理的価値に結びつき、結果的には、どちらか一方へ傾斜し、社会的に固定観念化してしまうことが知られている。


それは、「青い色」には何の責任もないことなのだが、「青い色」を使う人間の内面に芽生える何らかの些細な切欠が元で何れか一方の両極端(下から上を見上げるか、あるいはその反対に、例えば『青嵐』(参照→http://www.weblio.jp/content/%E9%9D%92%E5%B5%90%E4%BC%9A)の事例の如く、上から下を見下ろす強圧的なニュアンスの用語か、いずれか片方)の心理的価値へ強く固着的に結びついてしまう傾向があるということだ。


例えば、それは「原子村」勢力が意図的に全国に建設してきた<原発銀座/巨額交付金なる“毒まんじゅう”を餌にして福島県福井県の如く多基原発が集中立地してしまった地方自治体>の中で必然的に形成される“白い眼”なる、かなり普遍的な異分子排除の現象に見られることだ。やがて、そのような動向は反原発脱原発の少数派の人々を奇人・変人扱いすることとなり、遂には彼ら(脱原発や反原発の異分子)を徹底的に村八分にしてしまう。


そして、この日本中の田舎(原発銀座)発の空気(=白い眼)は政府の下請化した御用マスメディアと共鳴しつつ日本全国に拡散し、結果的に、それは「原子村」勢力の作為に沿った<非常に強固な親原発の全国世論=“正統派としての青い色”の旗印を掲げた原発ルネサンスの空気>の形成に繋がることになった。


哲学・美学などの分野において、この種のテーマは「論理的記述(例えば、色の名前の分類)と価値判断(例えば、良い、強い、超愛国的、民主的などの価値判断)の結びつきを識別するための論理的必然性の問題」とされている。


ところで、この「色彩心理における論理的必然性の問題」を考える時に重要なのは、必ず、そこに多様で現実的な固着論理の視点(=歴史体験・社会生活・ビジネス経験などに基ずく様々な客観的視点で、それらは人間に対し絶えず永遠の可能性を提供する暗黙知の淵源となる)を取り入れて論述すべきだということである。


例えば、コンピュータに次々と色の名前と言説による各定義とを記憶させ、それらが他の言説的クラスターと結びついた場合の意味と物語を数学的な論理文脈(アルゴリズム)的に解釈させ、表示させることは可能だ。


これは真に驚くべきことなのだが、日本の「原子村」勢力が<科学合理主義を口実にした国策絶対主義(原発絶対安全神話…科学合理が神罹る日本の不思議!)の旗印>の下で、しかも巨額の国民の税金を湯水の如く好き放題に蕩尽しつつ強権的に行ってきたのが、その「(色彩心理における)論理的必然性の問題」の悪用に似た、一種の日本国民の主権(恐怖のリベラリズムなど→Cf.http://d.hatena.ne.jp/toxandoria/20110420)に対する決定的な背信行為なのだ。


が、それらの「意味と物語」が「現実的に真に有意であるか否か」は、ある程度まで人間社会で謙虚に現実の因果(固着)論理を体験的に学んだ「人間」でなければ、結果的に真に有意か否かについての価値判断はできないという厳粛な現実がある。そして、このプロセスを無視すれば、そこでは必ず「傲慢」なる非常に厄介な業病が必ず人間に宿命的に取り憑くことになるのだ。


このような訳で、菅総理がドービル・サミットで宣言する予定の「サンライズ福島第一原発の苛烈事故に対する徹底検証と反省なしに原発&太陽光の併行に取り組む)」プランには、この「論理的必然性の問題」に関わる危うさと恐るべき程の脆弱さが、そして何よりも耐えがたいほど軽薄でバカバカしい<白い空気(?マイクロシーベルトの・・・)>が漂っている。


つまり、そこには多様で変幻極まりない現実の因果(固着)論理を体験的に学んだ多くの苦痛と恐怖の中で必死に今を生きつつある「人間(=数多の現実的恐怖に苦悶する福島県民や一般国民層)」の切実な想いと視点が完璧なまで欠落しているのだ。


また、そこでは<福島第一原発・過酷事故>についての徹底的反省と検証に基づく国民の総意としての<脱原発への明快な意志>が微塵も感じられず、只そこにあるのは<原子村(既得権益勢力)とサミット議長国フランスの大統領サルコジ閣下への慮(おもんぱか)り>だけというお粗末さだ。


<関連参考ツイッター情報>


hanachancause 2011.05.22 11:19
カラ菅の二股膏薬(ドービル“サンライズ計画”(原発&太陽光併行利用宣言)
http://twitter.com/#!/hanachancause/status/72049102153723904)の事情は仏・米・日の三「原子村」(特に大統領選前の議長国仏サルコジ)への気遣いであり国内の対「原発」懸念への肝心な心遣いは二の次。日本国民をバカにするな!


magosaki_ukeru 2011.05.21 08:11
皆、「何考えている国だ。日本は」と見る。21日・毎日「菅首相、G8サミットで原発の安全性を向上させ継続利用する方針を示し、日本が<脱原発に転じたとの見方を払拭>する」。福島事故は依然継続、放射線放出中、事故原因解明せず、安全策再検討無し、それで継続。世界の物笑い。誰に払拭示したい?


つまり、ドービル・サミットで菅総理が宣言する「サンライズ計画(原発&太陽光併行)」は、このような意味での上から目線の二股膏薬(定見と節操がなくアチらコチらに思い付く儘にヘバリ付くため全く実際の役に立たぬ膏薬の如き愚策)にすぎないのだ。


そして、それは既得権益グループたる「原子村」好みの「上から目線で権威を振りかざす意味での強い青い色」を、<福島第一原発・過酷事故>下で真に気の毒な状況に放置された儘の日本国民のために役立つ「下から目線の美しい青い色」だと強弁しているに過ぎないのだ。


【Interlude動画】Lara Fabian - Blue Song / La Lettre (Un Regard 9 Live) - Legendado


(2)日本が脱原発すべき理由


【参考画像】日本原発の配置図(日本“原発銀座”なる迷宮案内?)
・・・この図はhttp://www.financial-j.net/blog/2011/05/001589.htmlより


地震→大津波の被害を受けて過酷事故となった福島第一原発に限らず、例えば、美浜原発(福井)・敦賀原発(福井)・もんじゅ(福井)の耐震安全性評価が「M7クラスの直下地震とM8クラスの大地震を過小評価している」点が指摘されているとおり(参照→http://www4.ocn.ne.jp/~wakasant/news/121/121d.pdf)、わが国では全国に立地する計58基(建設準備中の4基を含めて/基数は米・仏に次ぎ世界第三位)の原発の殆どが大津波だけでなく直下型地震の脅威に晒されている。


一方、原発立地数が世界一のアメリカ(104基)、同世界で二位のフランス(59基)については、日本とは異なり何れも直下地震や大地震のリスクは小さいとされる。例えば、アメリカは広大な国土環境下で相対的に地震発生確率の小さな場所を選択しており、フランス(フランス・ドイツなど欧州中心部)は地震発生件数そのものが少ない。


それでも、過去1000年に約1700回起こったとされる中で最大規模地震の約5倍の衝撃にも耐えられるようにフランスの原発は設計されてきた(出典、http://markethack.net/archives/51706272.html)。また、世界一の原発大国とされるアメリカでは、その総発電能力に対し原発が占める割合を見ると20%未満、原発が総電力需要の8割を占めるとされるフランスも、同じく総発電能力に対して原発が占める割合を見れば57%となっている。だから、これらの現実を日本国民は直視すべきなのだ。


つまり、<欧米とは比較にならぬ程の地震大国>であるこの日本で、過去の自民党政権による<原子村方式による原発銀座立地型自治体(交付金なる“毒饅頭”バラマキによる原発中毒自治体)の乱造>と、現民主党政権が掲げてきた<総電力需要の50%を原子力に頼るクリーンで強い国づくりのため原発新設に積極的に取り組む政策(民主党最大の支持団体、日本労働組合総連合会(連合)が原子力発電所新設を容認する方向を決定したことに沿った政策←しかも、連合はメディアも巻き込みつつ裏で財界&原子村と野合・交尾状態!)が如何に危険であり、バカげているというよりも、それは殆ど狂気に近いものであることが理解できる筈だ。


しかも、自民・民主両党の原発推進派議員あるいは財界・連合・メディア・原子村住民(高級官僚・御用科学者)らが裏で野合・交尾の状態であったことの疑いが非常に濃厚であるため、“歴史は夜つくられる”の例に漏れず<原発絶対安全神話>までもが、やはり関係者らの下半身をも巻き込んだ形で夜つくられた可能性が高いことを思うと、最近しばしばメディアに登場して<今や「原子村」への脱原発派からの総攻撃は逆差別だ!>と如何にも無念そうに呻いてみせる現・東電顧問(元副社長、元自民党参議院議員)・加納時男氏の如きヤラセ嘆き節ではないが、無辜の一国民の立場からすれば真に忸怩たる思いがするのだ。


従って、我われ一般国民は、菅総理がドービル・サミットで宣言する予定の「サンライズ計画(地震津波がもたらした原発苛烈事故に対する徹底検証と反省なしに原発推進と太陽光の併行に取り組む)」の如き中途半端な国民騙し目的のリップサービス型の場当たり政策や日本政府自身に絶えず纏わりつく「論理的必然性の問題」という詭弁的危うさ、また日本原発そのものの恐るべき程の脆弱さや手抜き管理体制という厳しい現実を決して見過ごしたり、放置したりしてはならないのだ。


それどころか、今の日本は、凡ゆる分野の日本人の英知と経験知を総結集して、冷静かつ論理的に<日本の原発の現況を検証・分析・反省し、今や世界の奔流となりつつある脱原発への方向性と関連アクションプラン>の設計に早急に取り組むべきなのだ。そこで、ごく最近において、当ブログ記事へ頂いた、冷静かつ論理的な<日本が脱原発すべき理由>に関わるコメント(&レス)を以下に転載して当記事を締め括ることとする(なお、その一部分(前半部分)が直近記事と重複することをお断りしておく)。


http://d.hatena.ne.jp/toxandoria/20110217へ頂いたコメント&レスの転載)


もえおじ 2011/05/17 19:48


私は学校勤務なので、長い春休みや夏休みの期間に出勤が少なくなるので、(単価の低い内職ですが)技術翻訳の仕事を通して原子力関連の文献に接した経験があります。 それらの多くは、原発の安全設計・安全管理、使用済み核燃料処理、次世代原発などに関するものです。


外野の人間としての感想を述べると、これらを毎日のように読んでいる(或いは、書いている)人は、余程の批判的精神を維持しない限り、「原発は多くの安全設計がなされているので安全」という安全神話から逃れることは難しくなると思います。 分かり易い例を幾つか挙げると、


・原子炉内の核燃料は、5つの壁によって防がれている。(5つの壁: 燃料ペレット、燃料棒被覆材、圧力容器、格納容器、原子炉建屋)


・安全設計は、3重4重に設計されているので、事故が起こっても、外部に大量の放射能が漏れるような重大事故にはならない。


 (福島第一の冷却装置4重設計: 通常の冷却装置、代替用冷却装置、緊急用冷却装置、手動ジーゼル発電)


福島第一原発1〜4号機は旧式の第2世代だが、最近の「第3世代」の設計は、受動冷却システムなどの安全装置を備えている。


(受動冷却システム装置があれば、津波の後に福島第一原発を破壊した深刻な過熱をほぼ確実に防げたはずである。)


高速増殖炉では、災害で電源が遮断されたとしても、冷却材の金属ナトリウムは対流によって自然循環するので炉心融解は起こらない。


無論、これらの安全設計はあくまで机上の安心に過ぎず、現場で働いている作業員は違う認識を持っていると思われます。さらに、建設や運営が実際には未熟な作業員によって行なわれている危うい現実もあります。


ところが、原子力政策を決定できる立場にある人達は、現場でのきつい仕事に従事するはずもなく、決して現実の様々な問題に直面することがないので、書類の海の中にある『安全神話』に溺れてしまっているのです。( ⇒ 福島第一原発事故は「想定外の天災」が原因であり、安全神話が完全に崩れたわけではない。)


加えて、いわゆる原子村住民たちは周りを身内で固めており、一部の真っ当な批判は「無知な庶民からの雑音」にしか聞こえないのかもしれません。(ちなみに、東京電力では安全を重視する管理職社員を経営幹部から除外してきた。)


あくまで仮定の話ですが、もし高速増殖炉が運転中に福島第一と同規模の地震津波に襲われれば、配管が破損して冷却材のナトリウムが漏れます。そうなると、空気との反応でナトリウムが燃焼し、破損は広がってナトリウムが流出して、炉心が空焚きになる危険性があります。


さらに、ナトリウムが水と接触すると爆発が起こります。最終的には、溶融事故、或いは、再臨界事故に至って制御不能になるでしょう。冷却は不可能であり、放射能が強力なので放置するしかありません。起こる爆発の規模にもよりますが、放射性物質が高く巻き上げられて汚染が拡大します。 一般市民に被爆死亡者が出て、福井は無人地帯にされるはずです。


また、六ヶ所村再処理工場の場合は福島第一原発4号機と同じ状態ですから、事故が起きれば幾らでも水素爆発や水蒸気爆発の危険性があります。格納されている使用済み核燃料の量が多いので、汚染が予想以上に大きくなる可能性があります。


高速増殖炉も再処理工場も事故が起これば大量のプルトニウム汚染が発生するので被害は甚大です。 個人的な意見を言えば、福島は復興・再生するでしょうが、高速増殖炉や再処理工場の大事故では極めて困難だと思います。


人々が核燃料サイクルに反対するもう一つの理由は、安全性や費用面での問題だけではなく、これが代替エネルギー開発を阻害しているからです。(現在、高速増殖炉もんじゅ」も六ヶ所村再処理工場も事故で頓挫しており、事故処理に多額の予算が計上されている。)
 

核燃料サイクル政策は、資源の無い日本がエネルギー政策で自立を目指す国策だったのですが、近年の代替エネルギー研究によって、日本が他国の資源に頼らなくとも自立できる可能性が開けています。 現時点での有望な候補を挙げると、


(1) メタンハイドレート (メタンの周囲を水分子が囲んだ形になっている固体結晶)


(2) マグネシウムサイクル


さらに、上の2つを補う関連技術として、


(3) 超電導送電、および、超電導電力貯蔵


(4) 分散型発電(風力や太陽光、地熱、バイオマス発電、燃料電池など)、および、スマートグリッド


高速増殖炉・再処理施設などの核燃料サイクル計画を中止すれば、その多額な予算でこれらの代替エネルギー開発の資金が賄えると多くの人達が考えています。また、たとえ最悪の場合に脱原発が困難になっても、炉心溶融や臨界事故の危険性がほとんどなく、プルトニウムも排出しない、トリウム炉という選択肢もあります。


その原料となるトリウムの埋蔵量はウランの3倍以上あって安価です。「ウラン燃料が枯渇するから高速増殖炉は必要である」とする根拠は薄いのです(トリウム炉については、下記★を参照乞う←toxandoria補記)


★『原発革命』の著者、古川和男・博士が「フランス・パリのGIFフォーラム」で行った講演の要旨、http://d.hatena.ne.jp/toxandoria/20060719


toxandoria 2011/05/18 08:59


もえおじ さま


貴重な情報ありがとうございます。やはり懸念してきたとおり、福井(もんじゅ)と六ヶ所(核廃棄物処理リサイクル施設)の危険性は福島の比でないですね。


万が一、これらに関連する施設あるいは浜岡が事故ったときには、福島のようにローカル問題として遠方の国民らが一種の傍観スタンスを採ることは許されないでしょう。


日本列島全体がチェルノブイリ型の危機に覆われてしまいますね。恐ろしいことです。


因みに、ここで頂いたコメントをそのまま転載して、新しい記事にしました⇒http://d.hatena.ne.jp/toxandoria/20110518ので、この点御了承願います。


それから、一つ質問ですが、トリウム使用の高速増殖炉原子炉でも冷却にナトリウムを使うようですが、この点での危険性回避できるのでしょうか?


技術的知識と関連についての判断能力がありませんので、ご教示頂ければ幸甚です。


http://www.asyura2.com/11/senkyo113/msg/328.html 01. 2011年5月18日 11:25:52: 78IL90wTo6 より転載
今回の福島原発の大事故を、菅政府のように「地域的問題」ととらえるか、「世界的な大問題」と考えるかの意識の存在だろう。そもそも、原発事故を引き起こした原因の当事者の菅首相は、小手先きのゴマカシしか出来ない犯罪者である。


http://www.asyura2.com/11/senkyo113/msg/328.html 02. 只のオッサン 2011年5月18日12:34:02: sp62X8ztBvwXc : 35Lt1MOeqI より転載
まったくその通りです。<そもそも原発事故を引き起こした原因の当事者としての明確な意識>が菅総理はじめ現・民主党政権(実際は、民主・原発推進派と自民・同推進派が交尾状態であったことが真相)に余りにも希薄であることが問題です。


しかも、ご指摘の<福島原発の大事故を「世界的な大問題」と考える>視点が我が国のメディア一般にも希薄であることが心配な点です(内心でメディア自身が怯えているのでは?とさえ思われる・・・)。


例えば、下◆の如き低劣なニュース(菅総理のカラ脳ミソと、それを無批判に報じるだけの朝日新聞の劣化ジャーナリズム意識、という二次元に於いて低劣きわまりない!)が流れています。


◆えッ、それで「サミットでの今後も原発推進宣言http://twitter.com/#!/hanachancause/status/70476970965733376」ですか?さすが無責任なカラ菅!⇒【QT】使用済核燃料の原発内貯蔵を首相は「知らなかった」、ゴメン、その代わり自然エネルギー開発予算を福島県だけにイッパイつけてあげるョ!http://www.pickupforum.de/index.php?s=88d78831dfdad0f5821ff296c99e01a6& posted at 12:03:43


今の日本は、こんな<まるで児戯レベルのオチャラケ話>を政府と主要メディアがピンポンやって呑気な国民向けのニュースにして垂れ流してる場合ではないだろうに!日本列島全体(全国民)の生命・文化・財産の未来が、原発原発野郎(原子村の住民たち)のお陰で、今や<風前の灯>と化してるんだゾ!と言いたくなります。


toxandoria 2011/05/18 19:04 より転載
高速増殖炉は55年間運転すると、使った燃料と同熱量相当の新燃料ができる計算であるらしい。


採算をとるのがむずかしい上に、事故が起こったら水で冷やせず制御不能になる高速増殖炉開発は日本以外はあきらめて(賢明に)手を引いた。


日本が開発を続けているのは、政治家や官僚や業界のメンツと利権があるからにほかならない。 どこかの不要なダムや干拓事業などと同じ構図だ。


只のオッサン 2011年5月18日 18:46:04: 35Lt1MOeqI より転載
そうですね、日本の<原子村、政治家、官僚、業界、財界、労働界、メディア界>らのメンツと利権癒着構造は、まさに金まみれ、クソまみれ、悪玉菌まみれの超腐乱臨界状態としか言いようがありません。


それに、下の如き、旧並びに現政権の<国民に対する背任行為の疑い>の情報もあり、暗澹たる気持になります。


kosumosu0906ay8 @hanachancause 2003年迄、原発はどこも稼働させて居なかったと 何処かに書いてあった!!誰が、スイッチ入れたの?2011.05.18 16:07


@kosumosu0906ay8 原発停止は承知しませんが、2002(第一次小泉内閣)の東電事故隠し発覚は再生可能エネルギーへ転換するチャンスでしたが、逆にこれは政権側に潰され、原子村深化(テレビ・新ブンなど各メディアとの癒着強化、東電・電事連らによる《原発の絶対安全神話を日本国中にバラマキ、一般国民層を洗脳するための膨大な宣伝広告費の湯水のき垂れ流しく)へ突き進んだようです。Cf. http://www.janjanblog.com/archives/39545 2011.05.18 16:53


ma_nosukeYes. サルコジ氏来日時に、サミットで特別に発言の時間を設けること、そこで原発の信頼性強化を述べる約束が…。記事にも最後にそれに近いことが記されています。http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2011051701000723.html (東京新聞)  RT @hanachancause 国民騙しの稚拙なトリック?
2011.05.18 17:01


@ma_nosuke カラ菅(+仙谷ら)の実像は、やはり国民を欺く<原発村セールスマン>! その内情は、<支持母体である連合と財界(東電、電事連、メディア)の癒着・交尾>ということでしょう。
2011.05.18 17:54


toxandoria 2011/05/18 20:49 rjpmaLs936 より転載
六ヶ所は核種によっては年間で数京ベクレル(数万テラベクレル)以上を放出していた。


これはレベル7に相当するのではないか。事故らなくてもレベル7相当の放射性物質を毎年放出するのが、再処理施設である(参照→ http://cnic.jp/modules/rokkasho/index.php?content_id=7 )


もんじゅともども、核燃料サイクル関連だけは、何が何でも潰さなければならない。


只のオッサン 2011年5月18日 20:41:14: sp62X8ztBvwXc : 35Lt1MOeqI より転載
<事故らなくてもレベル7相当の放射性物質を毎年放出するのが、再処理施設>だとすれば、これは恐るべきこと。


六ヶ所村民はじめ青森県民は、この事実を承知しているのか?


もし、彼らが承知の上でのことだとしても、日本国民の全てに責任を持つべき日本政府が、この恐るべき現実(地域住民の一種の自虐行為or麻薬中毒症状)を傍観視あるいは無視することが許されてよい筈がない。


もえおじ 2011/05/18 23:01


トリウム炉ですが、現状では第4世代原子炉として候補に挙げられている一つの例と考えるべきです。 それらの候補の多くは単なる机上の設計段階に過ぎず、商業稼動までには、実験炉〜実証炉〜実用炉までの検証が必要です。


福島第一原発1〜4号基の沸騰水型原子炉は、第2世代原子炉に含まれますが、最近使用されている新しい型の原子炉は第3世代原子炉です。 これは、改良された燃料技術、優れた熱効率、受動的安全システム、保守経費の削減のための原子炉設計の規格化などが特徴となっています。


これに加えて、さらに、現在の原発課題とされる、核廃棄物処理の難しさ、安全性、生産中での消費能力を改良する試みとして、第4世代原子炉があります。 第4世代原子炉には以下のような例があります。


・ 超高温ガス炉
・ 超臨界圧軽水冷却炉
・ 溶融塩原子炉
・ ガス冷却高速炉
・ 加速器駆動未臨界炉


トリウム炉は、溶融塩原子炉の一つとして脚光が当たっているのですが、実際には以下の短所(課題)が存在します。


1. トリウム炉内の核反応の実績がなく、本格稼働までに安全性検証作業が必要
2. トリウム232→ウラン233核変換の中性子に耐える、減速材・冷却材開発が課題
3. 放射性廃棄物タリウム208の半減期は3.053分だが、強烈なγ線を放つ
4. さらに、タリウム204等も含まれるために、廃棄物の移動・後処理がより困難・高コスト


トリウム炉でも、熔融塩核燃料増殖サイクルが可能ですが、いきなり高速増殖炉になるわけではないと思います。 始めは、トリウムを使い切る通常の原子炉で始まるはずです。 


ただ、後に高速増殖炉になった場合でも、やはり冷却材料にナトリウムを使用するのでは、あまりにも危険性が高すぎます。 想像ですが、ヘリウムガス、あるいは、鉛・ビスマスが将来の冷却材候補でしょう。 トリウム炉には経済的な困難もあるようなので、実際の実現性については全く未知です。


理想を言うならば、実験炉が建設されている核融合も含めて、原子力とは完全に手を切るべきだと考えます。 第4世代原子炉は、あくまで最終受け皿としての選択肢です。


現在の原発に替わる候補ですが、当面の間は比較的クリーンとされる天然ガス代替エネルギーの第一候補に据えるべきであり、その後20〜30年かけて脱原発に向けての次世代自然エネルギー発電、および、マグネシウム発電などへの移行が望ましいです。 また、超伝導技術に対する期待は大きく、実現により膨大な省エネが可能になります。


toxandoria 2011/05/19 21:20


もえおじ さま 


原発の課題について、懇切なご説明(のコメント)ありがとうございます。


ド素人なりに、今の日本は、やはり「脱原発」を目標とすべきであることが科学的な意味で有意である可能性が非常に大であることが分りました。


ここで頂いたご説明を、福島第一原発・過酷事故の最中であるにも拘わらず、自らの二枚舌・三枚舌に自己陶酔するばかりの菅総理(乃至は民主党の支持基盤たる連合、あるいは仙谷官房副長官ら、またはそれと深く交尾む自民党原発推進派、経団連あるいは東電・電事連・御用学者など原子マフィアの構成員の方々)へ読ませたいほどです。


要は、(これもド素人の感想に過ぎませんが・・・)原発は、いったん暴走し始めると制御不可能となる可能性が非常に高く、その意味で持続的に未完成状態が続くリスクが甚だ大きい<永遠の実験的技術>だということですネ。


しかも、持続的に未完成状態が続くが故の「原子炉の世代交代」にせよ、「核廃棄物処理」ないしは「そのリサイクル処理」にせよ、一定の見通しを得るには少なく見ても50〜100年以上もの時間を視野に入れざるを得ないことになるので、それは先々の時代(未来の子孫たち、つまり未来の子どもたちが生きる時代)と未来の地球環境への影響等を十分考えつつ取り組まねばならぬということでしょう。


このように理解すれば、未完成のモデルに過ぎない「第三〜第四世代」の原子炉について、その効率性(自然エネルギー開発への動きを牽制する意図の下での【安い原発】なる善良な一般国民向けの売り言葉の実証)、安全システム、あるいは保守経費削減目的での原子炉設計と規格化などが平然と行われているという現実(つまり想定されている現実)そのものが、科学合理性の大前提に抵触することになると思います。


また、それだけではなく、このように<原発を巡る、未完の科学研究の一プロセスたる脆弱きわまりないフラジャイルな現実>の中から「原発絶対安全」神話を捻り出(敢えて捏造とまでは言わずとも・・・)した「原子マフィア」のヒューマニズムに対する(又は現在から未来へ及ぶ自然環境破壊の)罪は非常に重いものだと確信しました。


なお、ここで頂いたコメントについては、また別の記事の中で転載させて頂きますので、この点を、なにとぞ宜しくご了承ください。


ありがとうございました。


<関連参考ツイッター情報>


hanachancause 2011.05.21 11:13
【QT】地震地帯に原発を作る国は世界中でも珍しい。日本が原発に依存し続けるわけには行かない。エネルギー政策の転換が必要だ。http://news.livedoor.com/article/detail/5571758/?p=2


hanachancause 2011.05.21 06:52
注視! RT @fukuitter: kaoriaida: RT @xoromonn来週早々ももんじゅ原子炉容器内落下物の引揚作業が開始。これ迄24回の引上げ作業は全失敗。引揚できなければ運転はもちろん廃炉も不可能の危機的状況、敦賀市民への説明会も開かれない


hanachancause 2011.05.22 11:20
電力大喰い型・消費生活文化(原子力利用)と自然エネルギー利用が決定的に対立する解決困難な問題(アポリア)だとする固定観念は「日本原子村(既得権益グループ)」が莫大な広告・宣伝費(擬装宣伝費込み)を使いメディアを通じ垂れ流した「見せかけ効果」。



magosaki_ukeru 2011.05.20 23:17
原発故障:二〇日読売「浜岡5号機タービンを回す水蒸気を水に戻す”復水器”内部で複数の配管が破損」。今月に入って敦賀二号機(排気筒から放射能漏れ、被覆菅に穴)、柏崎(電動弁不能)等故障続々。監視強まり発表だろう。原子炉当然故障。故障内に重大もでよう。被害未知数。危険徹底検証の機会


hanachancause 2011.05.21 18:46
原発反対の学者を偵察してた東電→【QT】村社会の論理を崩す http://news.livedoor.com/article/detail/5575140/ via @livedoornews


hanachancause 2011.05.21 18:40
【もはや日本政界は与野党の別を問わず、原発毒饅頭喰らって狂気の沙汰!】地下水脈汚染など屁の河童、どうにも止まらない日本原子村の横車⇒【QT】原発の地下建設推進、議連発足へ 与野党党首ら超党派 http://www.asahi.com/special/10005/TKY201105200673.html