toxandoria:旧「toxandoriaの日記」

W,Ⅴ.O.クワインによれば、地理や歴史から物理学や数学、論理学までに至る知識や信念の総体は周縁部(フリンジ)でのみ経験と接する人工の構築物ないしは「境界条件が経験であるような力(持続的ダイナミズム)の場」とされ、この描像の下で理論(又はイデオローグ)と合致しない観察結果が得られたとき生ずるのは何らかの特定の仮説の撤回ではなく、信念体系内部の各命題に割り当てられていた真理値の再配分であり、そこには多くの選択の余地(つまり無限の可能性が絶えず拓ける状態)がある。中山康雄著『科学哲学』(人文書院)

■「リアル意識(感性・知性)Vs 実在(自然)」での地球誕生ら「メイヤスーの祖先以前性」の覚醒と、「リアリズム倫理」即ち“理由の空間”の展相(ポテンツ)の二点を喚起するのが“原因の空間”たる数学!∴ コンシリエンスこそが必須!(2/5)

■「リアル意識(感性・知性)Vs 実在(自然)」での地球誕生ら「メイヤスーの祖先以前性」の覚醒と、「リアリズム倫理」即ち“理由の空間”の展相(ポテンツ)の二点を喚起するのが“原因の空間”たる数学!∴ コンシリエンスこそが必須!(2/5)

画像5を拡大表示

・・・Claude Monet『The Magpie』c.1868-1869. Oil on canvas. Musée d'Orsay, Paris, France.・・・

・・・note版はコチラ! https://note.com/toxandoria2/n/n4ea0f2eba0e6 

[前置] 特に「当内容と関連性がある過去記事(note版)」は下記(■)。
・・・■科学と倫理の距離は近い!/大格差、人間の壁がDX肥大症化!「リーン高度生産性Vs伝統労働力」はAI構造災に非ず重力・変分原理ら科学「知」に関わる根本的な誤謬 or 作為(Pseudo)の人災! https://note.com/toxandoria2/n/n7f729d5bf46c

 
 

2 カンタン・メイヤスー『祖先以前性』と、そのための『数学の役割』が意味すること

[参考資料]カンタン・メイヤスー(Quentin Meillassoux/1967‐ /仏の思弁的実在論(新実在論のジャンル)の哲学者)【著】/千葉 雅也/大橋 完太郎/星野 太【訳】有限性の後で―偶然性の必然性についての試論(人文書院https://kinokuniya.co.jp/f/dsg-01-9784409030905 https://twitter.com/tadanoossan2/status/1484919967963557888https://

画像43

・・・画像↑は、http://tomohisa0001.seesaa.net/article/427082010.htmlより

画像2

(1)AI&Data2vec、いまやメタ仮想空間の時代?だからこそ、益々、重視すべきカンタン・メイヤスー『祖先以前性(ancestral)』の視点

(参考)Data2vecとは?
・・・◆Data2vecと「リアル日常触覚・感性&時間の矢を含むアナログ暗黙知(広義のリアル生命環境)の場」との同一視は傲慢では?! →ザッカーバーグ氏は、data2vec(高度なメタ実現のための単一アルゴリズム)はヒトと同じ視覚・聴覚・言葉のセットで世界を理解できると言明!→Meta研究者が画像・音声・文字を単一アルゴリズムで同時学習のAIを開発0122TCJ https://twitter.com/tadanoossan2/status/1486118263142891522

ポスト・カント哲学ポスト・モダン思想)が「相関主義correlationism/委細、後述」に支配されていると批判するフランスの新実在論(↓注2)の哲学者カンタン・メイヤスーは上掲書で「数学は物体の知覚において表れる二次性質ではなく一次性質そのものに達することができる」という興味深い主張をしている

また、宇宙論あるいは“物性物理、又は数学論としての「余剰次元」(具体的に言えば三次元+時間という4次元以上の余剰次元、およびタイヒミュラー空間等の数学的・抽象的・異相的な低次元トポロジー空間らとの関連等からすれば、あまりにも閉鎖(独善?)的とも見える?”人間原理https://astro-dic.jp/anthropic-principle/)のアポリア(Aporia/解決の行き詰まり? or 新しい宇宙論へのPotenz(展

 

相)?)の問題を、一旦、置くとすればカンタン・メイヤスーの『祖先以前性』(ancestral)は特に注目すべき考え方である

<注>余剰次元(extra dimensions)は、時間を含めた4次元よりも高次(5次元以上)の時空を表す理論物理学の概念。https://www2.rikkyo.ac.jp/web/jiro/index.html

(関連情報)

★【人間原理が健全な自然科学の説明となるチャンス鴨?/Cf.↓★】復活した「宇宙項(宇宙定数)」は、空っぽの空間を満たし、宇宙の加速膨張を引き起こす謎のエネルギー、暗黒エネルギーの存在を示している!/残された謎 宇宙定数の正体を追え一般相対性理論L.M. クラウス、M. S. ターナー日経サイエンスhttps://www.nikkei-science.com/page/magazine/0412/sp_05.html

画像6

★必読資料/戸谷友則著『宇宙の果てになにがあるのか』(ブルーバックス

画像7

・・・

★「加速膨張する宇宙」2011年ノーベル物理学賞の意義・後編 ・・・宇宙の成分、真空エネルギー、ダークマターダークエネルギー人間原理(@デカルト?)ほか/高エネルギー加速器研究機構
https://www.kek.jp/ja/newsroom/2011/12/28/1700/

・・・2001年にNASAが打ち上げた観測衛星WMAPは、宇宙の背景輻射を20万分の1度という精度で測定し、ビッグバンから約40万年後の「宇宙の晴れ上がり」と呼ばれる時代の宇宙の温度分布を精密に測定した/画像提供:NASA/WMAP Science Team・・・

画像44
画像46

・・・現在では、例えばNASAのWMAP衛星による宇宙マイクロ波背景放射(CMB、https://www.astro-th.phys.nagoya-u.ac.jp/c-lab/research/particular/CMB.html/↓“参照、(C研)”)の非等方性の観測などを組み合わせることにより、宇宙全体における各々のエネルギー密度の量を詳しく測定することができる。ダークエネルギーは約73%、ダークマター暗黒物質)は約23%、原子などの普通の物質はたったの約4%となっている!・・・

宇宙マイクロ波背景放射(CMB) | 研究内容 | 名古屋大学 宇宙論研究室 (C研) www.astro-th.phys.nagoya-u.ac.jp  
画像48

・・・

マルチバース(多元宇宙論/<メタバースのことではない!w/補記、toxandoria>)、人間原理.../宇宙が急速に膨張したのは真空にもエネルギーがあったから - 東京大学 大学院理学系研究科・理学部/佐藤勝彦・教授(インフレーション宇宙論の提唱者) https://www.s.u-tokyo.ac.jp/ja/story/rigakuru/nbp/research/11.html

画像47

・・・

★特集:宇宙論にほころび/真空エネルギーと暗黒エネルギー(ダークエネルギー)は折り合えるかC. モスコウィッツ(SCIENTIFIC AMERICAN編集部)202104日経サイエンス
・・・宇宙の加速膨張が約20年前に見いだされ、斥力を及ぼす暗黒エネルギー(ダークエネルギー)が宇宙に満ちていることが明らかになった。暗黒エネルギーは[一般相対論ではアインシュタインが導入した「宇宙定数」として、量子力学では理論的に存在が予想される真空エネルギーとして説明される]が、いまだによく(詳しく)わかっていない。暗黒エネルギーの正体解明に向け、様々な理論研究や天文観測、精密実験が進んでいる。https://www.nikkei-science.com/202104_048.html

画像45

・・・

因みに、「時間の矢」の破れ(一方向に進むのが当然視される時間の流れが反転すること)(仮に超ミクロの世界に重力が存在しないとすれば)3次元(厳密に言うと、時間が加われば4次元)を超える異次元空間、つまり4次元(ditto、5次元)以上の余剰次元の、又は数学的、抽象的・異相的な低次元トポロジー空間の存在を示す鍵となる可能性が高く、実験的な検証が注目されている。https://note.com/toxandoria2/n/n7f729d5bf46c

人間原理人間原理 | 天文学辞典 自然はそれを観測できる人間が存在し得るようにできている、という考え方。たとえばもしわれわれの宇宙が大きな真空のエネルギーを astro-dic.jp  

(参考情報)

小さな物体にはたらく重力の実験で、4次元以上の異次元空間を探すacademist journal、https://academist-cf.com/journal/?p=6131

小さな物体にはたらく重力の実験で、4次元以上の異次元空間を探す小さな物体にはたらく重力の実験で、4次元以上の異次元空間を探す | academist Journal小さな物体にはたらく重力の実験で、4次元以上の異次元空間を探す 万有引力の法則は正しくないかもしれない近代科学の出発点に位置するニュートンの万有引力の法則は、実は小さな距離では正しく成り academist-cf.com  

重力に準ずる未知の相互作用の探索:東京大学大学院理学系研究科・理学部、https://www.s.u-tokyo.ac.jp/ja/press/2015/20.html

重力に準ずる未知の相互作用の探索 - プレスリリース - 東京大学 大学院理学系研究科・理学部 www.s.u-tokyo.ac.jp  

・・・ここで、「新実在論」の概要について述べる代わり、[ジョスラン・マクリュール(Joceran Maclure/ラヴァル大学教授/1973- /Ethics、Philosophy of Artificial Intelligence)による<マルクス・ガブリエルの「新実在論」>についての説明を以下(…~…)に転載する。・・・

…「たとえ人間が不在であっても実在する世界」という問いを発したカンタン・メイヤスーの「思弁的実在論」(その最も基本と見るべき『祖先以前性』の考え方については以下で詳しくふれる)にほぼ続くタイミングで登場したのがマルクス・ガブリエルの“新しい存在論”である。ガブリエルの著書『新実在論』(岩波新書)の序章を書いたジョスラン・マクリュールによれば、かつてガブリエルは“今こそ新しい存在論(新実在論)”が求められている」と論じたが、当著書でガブリエルが言う「新実在論」は、我われの現実(日常的な)をかたちづくる対象領域―すなわち「意味の場」そのものという“実在”についてのことである。…

<補記>この「ガブリエル-意味の場」の解釈については、それこそ既述の<原因の空間”と”理由の空間”のコンシリエンス(人文・科学知の融和的統合/委細後述)&リアリズム倫理による積極的な意識化”に相当するものだと考えられる!(関連で、“(プロローグ)-<補足>D.デイヴィッドソン「トークン同一説」/非法則的一元論)について”を参照乞う!)

画像49

つまり、「新しい実在論」とは『日常』の多元性・多次元性を中心に据えた実在論のことであり、それはカンタン・メイヤスーも共有しているものと思われる

また、その「意味の場」は<アナログ暗黙知(個々人の意識のブラウジング/Cf.↓★)の場>でもあり、我われ「ヒトの日常的な生命環境」とも言えるので、地球上の自然については、愈々、本格的にコンシリエンス or エトノス環境論、言い換えれば、それは“この地球にのみ存在し得る、無限の全宇宙内における、一回性の奇跡とでも言うべき自然・文化環境”論的な視座から再重視すべきことになるだろう。

無論、抽象知・AIデジタル知も、それは徒に貶められるべきものではなく、本格的なコンシリエンスの時代であるからこそ、むしろ我々はそれらをより一層、“この地球の「全宇宙の中で非常にユニークな自然・文化環境」”を少しでも末永く持続させるため、より賢く活かし続けるべきと考えられる。 

★時間の空間化の営為/ブラウジング(browsing)を分断する『AI=GAN型フェイク』等の問題!/Google、FBらネットワーク・ビジネスモデル&仮想空間への疑義、https://toxandoria.hatenablog.com/entry/2021/11/23/042347

■【日本を除く世界の若者らが覚醒した環境正義の共和】ファルスパターナリズムはJPNフェルキッシュ(美的感性不調和)ie 政治哲学の病理!それヘの有効処方は新実在論と数学洗浄(AI万能批判)で見える新たな普遍性(潜性イノヴェーションの培地)とリベラル共和への希望(3/4) - toxandoria:旧「toxandoriaの日記」 ■【日本を除く世界の若者が覚醒した環境正義の問題!】ファルスパターナリズムはJPNフェルキッシュ(美的感性不調和)ie 政 toxandoria.hatenablog.com  

(補足)この「生命あるヒトの意識のブラウジング」は、生物学者ヤーコプ・フォン・ユクスキュルが、1909年に提唱した「環世界説」(正確に言えば、ここでは“ヒトの意識の環世界説”ということになるが)に近いものと見るべきかもしれない。(Cf.→『ユクスキュルの環世界とは』、https://revolver.co.jp/CEO/17213737)。

我々はすべて異なる「環世界」で生きている? マーケティングとはターゲット層の「環世界」を変容させること? - 株式会社リボルバー(Revolver,Inc.) 宇宙の起源とはなにかとか、量子世界とは何かなど、日頃仕事以外に生まれる様々な謎や疑問を解明したいと思っているのですが、最近 revolver.co.jp  

(2)メイヤスー『思弁的実在論』による、ポストモダンら『相関主義』の呪縛からの解放

繰り返しとなるがポスト・カント哲学が「相関主義」に支配されてきたと批判するカンタン・メイヤスーは「数学は物体の知覚において表れる二次性質(観念)ではなく一次性質(実在)そのものに達することができる」という興味深い主張をしている(上掲書、『有限性の後で―偶然性の必然性についての試論』(人文書院)より)ことに再び注目したい。

メイヤスーが相関主義(correlationism)と命名し、厳しい批判の対象としてきたのはバークリー(George Berkeley、1685 - 1753/アイルランドの哲学者)の「存在するとは知覚されることだ/To be is to be perceived」が代表する、かの<知覚される外部の存在>を完全に否定する「素朴実在論」の亜種とも見える、カント以降の近代哲学の流れそのものである。

つまり、カンタン・メイヤスーの「思弁的実在論」(Speculative Realism)は、上掲の著書(原著/2006年刊)でカント以来の殆どの近代哲学(現象学も、分析哲学も、ウィトゲンシュタインの言語論的展開(i.e.平たく言えば日常言語重視主義)やポストモダン思想ら)の中心概念の悉くが相関主義(correlationism)の囚人になってきたという斬新な洞察を展開する

ところで、その“意識の囚人”とでも見るべき「相関主義」が嵌り続けている「相関」とは何か?それは、[我われ人間は、“我われヒトの意識”と“その外部にあり直接的に不可知な対象世界物的・事象的世界)”との間における何らかの相関的、ないしは共有“印象”的な関係性(いわば思考とモノとの表層的な相関関係だけでしか、個々の対象を真に知る(認識し理解する)ことはできないということだ

例えば、「言語論的展開」で言えば、共有ルールである言語表現という何らかのレトリック(結局は、“同義語反復“的で“隔靴掻痒“的(つまり不明瞭)な“印象”表現の共有)で理解するしか我われには、対象世界へのアクセスの術がないことになる。

そして、そのような意味での「相関主義」の罠を回避しつつ、その呪縛的な思考から独立した「ヒトの外部にある存在」へ直接的に向かう新たな道筋を拓くためメイヤスーが提起したのが事物それ自体に関わる「思弁的実在論」(Speculative Realism)と呼ばれる、<新しい実在論>であり、そのための前提となることの一つが『祖先以前性』という概念である

有体に言えば、それは数学者や自然科学者らが不断に広く共有しつつ、かつ容易に展開している思考法(三人称的な意識表現)に殆ど重なると思われるのだが、そう簡単に割り切れぬ部分もあるので、些か長くなるが、その『祖先以前性』(ancestral)について詳細にふれた“くだり”を、上掲所『有限性の後で―偶然性の必然性についての試論』(人文書院)の“訳者解説(代表:千葉雅也氏、p220.L.10~221.L.3”)より、以下に部分転載しておく。

・・・転載開始・・・第一章「祖先以前性」においてメイヤスーは、相関主義の外部を言いあてている場合として、思考(と世界の相関性)がまったく発生していない世界すなわち、人間や他の生命の発生以前、=「祖先以前的ancestral」な世界について記述する自然科学の言明たとえば「地球は45億6千万年前に形成された」のような推定言明に注目する(これは、放射性元素を用いた研究で『その頃に隕石の大量落下も漸く終わり地表のマグマが固まり始め、やがて今とほぼ同じ地球の形が形成された』と科学的に推定できることを意味する/【QT:↓URL『今日のはてな』/部分転載】・・・宇宙から地球に落下してくる隕石は、地球の材料となった物質を当時のままとどめています。そうした隕石に含まれている鉱物は、最も古いもので、約45億6700万年前に固まったことがわかっています。一方、地球上でマグマが固まってできた鉱物の中で一番古いものは、約44億400万年前に固まったことがわかっています。ということは、地球はこの間にできたと推定することができます。https://www.kodomonokagaku.com/read/hatena/5160/)。 

地球ができたのは何年前ってわかるのは、なぜですか? 放射性元素を時計として使います 放射線を出しながら、徐々に壊れてゆく性質を持つ元素のことを放射性元素といいます。この放射性 www.kodomonokagaku.com  

(参考)地球そして生命の誕生と進化 【最新版】https://youtu.be/-mKu5dIns4c

・・・

こうしたもの(三人称の表現/補、toxandoria)が「祖先以前的言明」と呼ばれる。通常、この言明「地球は45億6千万年前に形成された」によって科学者は、実際にそうだったと考えているはずである。ところが、カントの衣鉢を継ぐ相関主義者は、それはあくまでも現在の私たちにとってそう考えられるということであって(そうでしかないのであって)、という但し書きを付けようとする

メイヤスーによれば、相関主義者は祖先以前的言明を文字通りに理解することができない。現在の私たちの思考から私たちが決して出られないとすれば、私たち(人類)の誕生以前=相関性以前という過去の出来事に思考を及ばせることは不可能だ。しかし、自然科学は、それを難なくやってのけている(補記/既述のとおり、その相関主義の主要な環境条件はヒトの意識と言語!)。

だが、この『祖先以前的言明』は、何でもって可能となっているのか。根本的には、それは数学を信頼することによってである

数学を根本的な方法とした物理科学が、祖先以前性へのアクセスを可能にしている。放射年代測定などの技術によって、技術データを解析することで(ビッグバンでは数学を根本とする相対性理論・宇宙物理・物性物理・天文学らの演繹的理論と可視光を含めた電磁波および宇宙線(高エネルギー粒子)らの観測と解析で/補、toxandoria)、無人の世界=相関性以前という過去の世界(つまり、そのビッグバンなる祖先以前性/補、toxandoria)のリアリティを示すことができているのである。・・・ここで転載終わり・・・

なお、これはtoxandoriaによる余談だが<全宇宙の中の、この「天の川銀河」の中の地球という実に希少な奇跡的存在たる自然と生命環境の中で、いま“リアルに生きている、言い換えれば“生”ある今でしか生きられない!というリアルで生々しい生命意識>を持つ”からこそ、それと同じ意識を絶対に持てないAIアルゴリズム(≠数学)と異なり、我われヒトは「数学」に助けられて“相関主義者が疑うところの『第三人称の言明の不可能性』”を難なく乗り越えていると言えるのではないか?     

しかも、我われは数学そのものさえも客観的に理解することができているが、AIは「自らのAIアルゴリズム」をヒト並みに冷静に客観視できないため、例えば『数学洗浄』の如き「致命的な欠陥(ヒトの『社会と意識』から見た場合の)」の呪縛(自己言及の異常)から絶対に逃れることができない!と言えるのではないか?(参照↓/★×2)

★時間の空間化の営為/ブラウジング(生命あるヒトの意識の)を分断する『AI=GAN型フェイク』等の問題!/Google、FBらネットワーク・ビジネスモデル&仮想空間への疑義、https://toxandoria.hatenablog.com/entry/2021/11/23/042347

★「数学洗浄」(MATHWASH)による「AI万能批判」の問題 https://toxandoria.hatenablog.com/entry/2021/11/23/042347

★巨大「投資&IT」化でもVRクロスモーダルインターフェースの限界↓♨1は不可避!i.e.過去&現在のリアル経験、アナログで人間的な生活・歴史経験の有無がAIクロスモーダルに影響する!のと同じ!→AIは万能か?人工知能バイアスを見逃すな:スプツニ子!502日経https://twitter.com/tadanoossan2/status/1521673866854400001

 (3)カンタン・メイヤスーが重視する『数学の役割』の<背景放射>と見るべきものとは?

・・・それは、リアル現象の本性(本質)を語るという比喩的な意味であるが!・・・

(参考情報)

◆初期宇宙探索の観測量とは?/宇宙マイクロ波背景放射(CMB)は、太陽、月の次に大きいエネルギー総量を持つ電磁波を地球に降り注いでいる光源でもある!/宇宙科学の最前線「我々の起源の探索の果てに」宇宙科学研究所・研究員:松村智岳、
・・・宇宙観測では、遠くを見れば見るほど昔の状態を見ることになる。では初期宇宙を知るために遠くを見れば、宇宙の始まりが分かるだろうか?星も銀河もなるべくない空の領域をミリメートルの波長で観測すると見えてくるのが、ビッグバンの残り火である<宇宙マイクロ波背景放射(Cosmic Microwave Background:CMB)>である。「宇宙年齢」38万歳時の火の玉宇宙の光が、現在でもCMBとして観測可能である。普段は気付かないが、CMBは太陽、月の次に大きいエネルギー総量を持つ電磁波を地球に降り注いでいる光源でもある。全天のどちらの方向を見ても我々はCMBに囲まれている。つまり、我々は宇宙年齢38万歳時に設置されたスクリーンに囲まれているような状態なわけである。・・・以下、省略・・・https://www.isas.jaxa.jp/j/forefront/2015/matsumura/02.shtml

ISAS | 「我々の起源」の探索の果てへ / 宇宙科学の最前線 www.isas.jaxa.jp  
画像51

<注>現在(今、我々が生きている宇宙)の「宇宙年齢」は、従来から考えられてきたより約1億年長く、138億歳であることが分かっている。https://s.nikkei.com/3gyCVCj

・・・

まず、上(2)と同じく[『有限性の後で―偶然性の必然性についての試論』(人文書院)の“訳者解説(代表:千葉雅也氏、p221.L.4~221.L.14”)]より、以下に部分転載する。

・・・転載開始・・・上掲書の第一章でメイヤスーは、近代科学は数学によって事物それ自体に絶対的にアクセスできている、と認めることから議論を始める。こうした数学の特権性は、もちろん、あくまでも仮定的に承認されている。事物それ自体・世界それ自体への旅は、数理的な自然科学を今改めてどのように基礎づけるか、という大きな課題に一致せざるを得ない

しかし、読者を迷わせないために、本書の最後までジャンプして明言しておくと、実のところ本書では、数学の科学をどうするかについて決定的な結論には至らない。メイヤス

ーの議論は、数学の哲学に直行するのではなく、その前提としてなされるべき、数学がそこに触れるだろう「絶対的なもの」の概念の明確化に注力するのであり、これは論理的な問い詰めとして遂行されるのである。

哲学史をふまえ、論理的に「絶対的なもの」を確保する。その過程で、ある特定の数学の哲学が、論理的な要請に促される形で浮上してくる。それは、カントールの無限集合論に「存在論的」な射程を認めるという立場である。けれども、この立場は間接的に支持されるに留まり、本書は幕を閉じる(Cf.↓★)。・・・ここで転載終わり・・・

★メイヤスーの説明は「カントールの無限集合論を使うと、世界の変化の可能性をうまく捉えられる」というレベルに留まっており、「世界の変化の可能性を記述するためには、カントールの無限集合論を使わねばならない」という説明はされていない。メイヤスー解釈における次なる課題は、カントールの「集合」とメイヤスーの「世界」との間の結びつきの問題になるだろう。/@ブログ・らりるれろ:『有限性の後で(メイヤスー)』要旨・要約、感想とレビュー|事物それ自体の存在へ http://online-library.site/?p=1356

『有限性の後で(メイヤスー)』要旨・要約、感想とレビュー|事物それ自体の存在へ | オンライン図書館(哲学・文学・文化人類学) 「メイヤスー」の『有限性の後で』について、要旨・要約をまとめるとともに、感想・レビューを掲載しています。 online-library.site  

ここで、「ブログ・らりるれろ」さんが指摘する[カントールの「集合」とメイヤスーの「世界」との間の結びつきの問題の検討に立ち入ることは到底できないのでその代り独創的な進化学者である古沢 満氏の『変異の閾値』の問題と絡めつつ日本の最も優れた数理経済学者である宇沢弘文の『数学の本来性』と関連付ける形で、以下の第3章で取り上げることとする。

(参考)◆宇宙は「観測可能な宇宙の果て」より遥か彼方へ拡がる!「宇宙の果て」の距離は138億光年でなく光が通過した領域を含む計算上は約464億光年!で、その先へ更に拡がる![(コレは、まさに『祖先以前的ancestral』な世界について記述する自然科学の言明、の典型! <注>[関連する『ミンコフスキー時空』の数学論についは後述する!/補、toxandoria]@戸谷友則・東大教授:宇宙論↓♨  →次世代宇宙望遠鏡が150万km先の観測地点に到達 NASA125AFP https://twitter.com/tadanoossan2/status/1486496990842486787http://a.msn.com/01/ja-jp/AAT6LRw?ocid=sthttp://a.msn.com/01/ja-jp/AAT6LRw?ocid=st

・・・参考動画・・・

次世代宇宙望遠鏡、150万キロ離れた観測地点に到達 NASA 【1月25日 AFP=時事】(図解追加)米航空宇宙局(NASA)は24日、次世代宇宙望遠鏡「ジェームズ・ウェッブ宇宙望遠鏡 a.msn.com  

♨1 戸谷友則著『宇宙の果てに何があるのか』(ブルーバックス)―1http://gendai.ismedia.jp/articles/-/56603

「宇宙の果て」までの距離は138億光年ではなかった?(戸谷 友則) 「宇宙の果て」を考えると際限がなくなってしまうのだろうか。 そうではないかもしれない。観測可能な「果て」のさらにその先が見 gendai.ismedia.jp  

♨2 戸谷友則著『宇宙の果てに何があるのか』(ブルーバックス)―2
https://www.kinokuniya.co.jp/f/dsg-01-9784065124994

ブルーバックス 宇宙の「果て」になにがあるのか―最新天文学が描く、時間と空間の終わり 宇宙の外側にはなにがあるのか?宇宙が始まる前はどうなっていたのか?古代から人類が追い求めてきたこの問いに対して、ここ数十年 www.kinokuniya.co.jp  

関連/カンタン・メイヤスー著『有限性の後で:偶然性の必然性についての試論』(人文書院)が連…想させる、[数学・物性物理的な余剰次元]又は[低次元トポロジー空間]らが「宇宙の果て」の外にある空間と接合するのか?は不詳であるが… Cf.↓■
https://note.com/toxandoria2/n/n7f729d5bf46c

関連/【時間と空間の起源】現代宇宙論の欠点は、時間と空間がどこから生まれてきたかを説明できていないことだ。この難題を解決しないかぎり、物理学は完成しないと多くの研究者が考えている。Nature ダイジェスト Vol. 10 No. 11 https://go.nature.com/3su8PVY

画像50
時間と空間の起源 | Nature ダイジェスト | Nature Portfolio ndigest-description現代宇宙論の欠点は、時間と空間がどこから生まれてきたかを説明できていないことだ。この go.nature.com
 
・・・(3/5)へ続く・・・

https://toxandoria.hatenablog.com/entry/2022/02/22/144117